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ここ数年のモラハラされていた私って何?という毎日の解放感!

昨日、家のあれこれをして、ついでの教室のあれこれもして、その後指導に入った。
中三2クラス連続である。
新しいメンバーがいい味を出していて、なんだかメンツがそろった感半端ない。
知り合いが知り合いを読んでくる塾という場なので、今までの気心知れた友達同士が、

お前がやるなら俺も頑張るわ・・・。

というような感じで頑張っている。

だいたい競争意識から来る(別にそれそのものが悪いわけではないと思うけど?)見苦しさには耐えられない。
自分の成績を伸ばせばいいのに、人の成績を気にするなんて・・・。
私はいつも自分しか競争相手にならない。
などと何十年も生きてきて体得した人生観を、若い彼らに話したとしても通じないだろうし、またそんなことを求めるのはおかしな話。

ある生徒が、組み合わせについて話していたら、

○○との成績差に、一緒に勉強するのがつらいです・・・。

と言ったので、お母様の前で、

それは違うでしょ?

という話をした。

どうも最近の生徒たちは、心理的苦痛を乗り越えようとしないで、不快な感情を先に排除しておこうとしている。
親としても教師としても、そう育ててきたという自覚もある。

さてさて、ここ数年、なんとなく違う、という感覚を抱いていたということは以前に書いた。
もちろん時代背景もあったろうし、今の社会情勢なども影響していただろう。
でも、どうも原因が自分であるように思えて仕方がなかった。
それはやっぱりそうだった。

心理戦とはよく言ったもので、誰かの無言の態度によって自分の気持ちが変わる。

あなたが繊細だからでしょ?考える人だから・・・。


と言われるのなら、その立場になってみたらいい。
その構造から逃げられる人を私は教えてほしい。

数年前から、嫌な態度をとったり、思い通りにしようとしていた生徒がいた。
コロナ禍でもあったから、世の中そういうものなのだろうということには対処していた。

なんで彼女のレベルに合わせることになっているのだろうか?
自分でも不思議だったのに、どうもおかしなことになっている。

あるときに、彼女が極端な態度をとったことから発覚した。
思うようにコントロールされていたということに。
数か月かけて、彼女と話し、それはおかしいということをこんこんと説得した。
かといって、辞めさせる根拠に乏しいのである。

この構造、本で読んだり、あちこちで勉強してきたモラルハラスメントやDVの構造と似ているなあ、と思っていた。

指導が完全個別指導だったこともあり、お家の事情は聴いていた。

ああ、これって精神的な虐待だなと思っていた。
だから、こうすれば?などとアドバイスしていた。
が、協力する側からいつの間にかコントロールされていることに気付いたときにはびっくりした。
確信犯という面もあるかもしれないが、おそらくはされてきたことを踏襲しての連鎖ではないだろうか?

嫌な態度をとる。
人相手の仕事だと、こちらこそが相手の様子に対応する立場なので、仕事を遂行しようとしてあれこれ対応しているうちに、相手のペースにどこか巻き込まれたのだろう。
もっとわかりやすいことなら、


と思えるし、うまく退塾に持っていくこともできる。
でも、これを言語化するのは難しい。

それに、こういう状況を誰かに説明することも難しい。

かつての予備校の卒業生にもいた。
うまーく相手を自分の手のうちに入れておいて、○○先生と仲良し、みたいな構造を周りに作っておいて、自分の立場を上げる。
でも付き合ってみたら、根性はないし、何かをやり遂げる粘り強さもなければ学ぶ意欲もない。

変な話であるが、そこそこ美人で、それなりに華やかな大学に進んだにもかかわらず、彼女は男性から、

アイツは女として見れない。

と友人に話し、その友人からその話を聞かされるというひどい振られ方をしていた。別に振られたり振ったりなんて、いろいろ経験した方がいいし、個人的には振るより振られる方がいろいろ勉強になっていいかもしれないと思っていた。
そのときも私は必死で慰めていたが、何のことはない、振られてもしつこくそばに寄っていき、どうも嫌がられていたようである。

おそらくはプライドが高いのであろう。
プライドだけは肥大しているけれど、そのプライドに見合う状況が作り出せない。
だから、誰か自分より状況のよさそうで、しかもちょっとだけしんどさをつかめば、その相手をコントロールして、自分の手のうちに入れることによって、自分の価値を上げようとする。
で、失敗するとすぐに泣く。

要するに自作自演の滑稽な話である。

女性として見られるというのはルックスのみではない。
内面が大事である。

若いのに巧妙。
私のような長年生きてきたおばさんにもなかなかわかるものではなかった。
とはいえ、ある分野の勉強をしていると、その構図が結構わかってくる。

あれ?なんでこういうことになってるの?

とその構図にある日気付く。
心理的にははめられた状態なので、頭でおかしさに気付くのである。
そして、その違和感について考えていると、どこでボタンが掛け違えられたかということがわかってくる。
面白いほど巧みである。
頭で考えてというよりも本能的なものではないだろうか?

ちょうど一週間前に、親御さんと生徒さんと三人で面談した。
何も言わなければ思うようにされていたことだろう。
それをバッチリ言って、そうはいかないということの結果になった。
ホッとした。
数か月掛けて指導してきた結果が実った。
その次の朝、目覚めの気分が違った。

なんでも思い通りに行くと思われては困る。
自分の進路のために周りを振り回して、思うように実質的な得をする方もって行って、自分だけ得?いや得になんてならないが、そういうことをして、仮に人生を拓いていこうとして、いったい何になるのだろうか?

こういう人っている。
一定の割合でいる。
私など出会う人が多いタイプなので、本当にいろいろな人がいるなあと思わされる。

これも社会から切り離されて、自分で何もしてこなければわからないことだった。
文学をやったりしながらも、私は人に対する理解が浅い。浅すぎるし浅すぎたと思う。
というか、世の中には悪い人がいるものなのだと思う。

悪い?悪い人?
でも、そういう人って悪い人になりたくてなっているわけではないと思う。
ならざるを得ない理由もあるのだろう。
言ってみればそっち側からの正義もあるのだろう。
そういう場に居合わせたことなどないからわからないけれど、おそらくもしもすべての心情を吐露させてみたら、その人たちにも言い分というものがあるはずである。

社会的には良くないことである。
絶対にしてはならない。
それにそういう人は未必の故意があったとしても、そういうことを話はしない。
言わないで、何とかそっちにもっていこうとするのである。

かつて勤めたところで、お昼ご飯も晩御飯も食べる時間がないという時間割だったことがあった。

エッ?これって?

と聞いたら、口に出して、

ご飯食べる時間ないですよね?

と同じ立場の人が言ってくれた。それ以上は言わなかった。虫をさせているということをしっかり認めておられる人だったから。

違うところで、上の人に、

いただいてもいいですか?


とお聞きしたが、明らかに、

いいです・・・。

と言いながら、ダメだという雰囲気を醸し出していた。

俺の言うこと聞けよ・・・。

というわけである。

こういう人が嫌いである。

ああ、この人、精神病質だなと思ったけど、念のため掛かりつけの先生にお尋ねしておいた。

先生、精神病質ってありますよね?法律用語ですか?


(刑法の世界では、責任阻却はされない。つまり責任能力は認められているらしい。何かの本で読んだ。)

ああ、あるねえ。

たぶん精神病質の人がそばにいるんですが・・・。

ああ、そういう人からはできるだけ離れとくことやな。めちゃくちゃ頭が回って世渡りがうまくて、本能的というか、絶対に見せたらあかん人には見せんと、まるでスイッチ入ってるんと違うか?と思うわ。

とあっさり認められ、それにその自分の思っている人の人物像そのものだったから、反対にものすごく怖かった。

一定数いるのだろう。
わかりやすく言えば、サイコパスの人って経営者に多いという。
ただ、周りの知っている人にそうと認められた人はいない。
たいてい感情をもっている。

どうもかわいそうな自分。認められてしかるべきなのに認められない自分。誰かのせいでー!と思っているようで、とにかく偉い。それに上の人にはめちゃくちゃ謙虚な態度で接する(つまりは使える人。)が、立場がちょっと上になったり(将来社会的には自分より立場が上になる人に対してさえも。)、どこで何を考えているかわからないような人にでも偉そうである。内実の実力よりも、その時に力関係が大事。今そんなことしていて、後でツケが回ってくることなどわからない。

そして、先生はめちゃくちゃ世渡り上手とおっしゃっていたが、私の知る限りではどこかで思い切り失脚する。

だって、いざというときに協力されないから、それはもう見事にきれいに失脚する。

情がないのはいただけない。それまで利用してきた相手の思いは全部自分に返ってくるというものである。

そういうところを自分の生徒がその片鱗を見せたとき、これは捨て置くわけにはいかないと思う。
第一痛い。ものすごくその姿が痛い。哀れさを感じる。
そういう人が絶望して落ち込む姿を何度か見てきた。
その姿って、本当に哀れである。
とうとう本性がわかられて、どうしようもなくバカにされるというときがやってくる。誰も相手にしてくれない。
そしてそういうとき、その人たちはそれまでと打って変わって、自信を無くし、小さな声で、誰かに縋りつくように生きていく。
でも、またほとぼりが冷めると尊大になるという人である。

それにそこそこルックスはいい人が多い。あるいは優秀に見えるというか。
だから余計に始末が悪い。
私の好きなタイプの顔ではないが(以前にも書いたが、私は人柄よさそうな、むしろ美しくない感じが好きである。こういうのも偏見?)、そこそこ感じがよい顔立ちだったりする。
そういう人たちって、思い通りにならないと、自分より立場が下の人に対して怒鳴る。もうすごく発狂状態で。

という典型的な人をある職場で見た。
もう少しでクビになるところだったらしい。
なったらよかったと思うけど?
社会的害悪が大きすぎる。

というわけで、若い人たちがそういうことをしていてはダメであると、実行行為に移すまで(十分に実行行為は着手されていたが。)、ちゃんと未然に防げる大人でありたい。
いや未然ではなかったって。やらせてしまったんだよなあ・・・。

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