ひとり開発でも諦めない、これからのプロダクトのつくり方
見出し画像

ひとり開発でも諦めない、これからのプロダクトのつくり方

ひまたに

こんにちは、ひまたに(@himatani)です。

プロダクトを0から企画し設計するのが好きで、ウェブサービスやスマートフォンアプリを毎日開発しています。最近ではブックマークを簡単に共有できるiOSアプリ「Sharelly」をリリースしました。🎉 詳しい記事は こちら に公開しています。

この記事は「 ひとり開発 Advent Calendar 2019 」の1日目の記事です。皆んなでわいわい大人数での開発も楽しいですが、ひとりでゆったり開発するのも良いな〜と思っていて、今日はそんな楽しさが少しでも伝えられたら嬉しいです。🦕

🌀 🌀 🌀

孤独と向き合う

ひとりで開発するということは、とっても孤独なように聞こえます。ひとりで企画し、ひとりで設計・技術選定をし、ひとりで開発し、ひとりで情報発信をしブランディングする必要があるからです(もちろん、仲間がいれば心強いんですけどね!)。

開発することだけにフォーカスしても、

デザインは自分で、フロントエンドも自分で、サーバサイドやバックエンド、クラウドインフラの環境整備ももちろん自分で行わなくてはなりません。テスターなんていないしユーザーからのバグが報告も、すべて自分で解決しなければなりません。

マネタイズだって、当然リリースしただけではなにも生まれません。常に試行錯誤の連続で、1ヶ月に1万円の収益を得るだけでももの凄く大変でした。つまり(これはすでに多くの人が発信されていますが)サービス開発は控えめに言っても「総合格闘技」なことは確かそうです。

挫折から遠ざかるために

自分の考えたアイデアで世に認められたい!順調にユーザーを増やして個人サービスだけで生計を立てたい!という気持ちは挫折を乗り越える糧になるくらい、モチベーションを維持するためには十分機能すると思っています。

しかしながら、そんなにうまくいくことは稀です。中にはリリースの陽の目を見ることなく、お蔵入りしてしまったプロダクトもたくさんあるのではないでしょうか。実は私もこれはたくさんあって、今ではとても反省しています。。そこでここでは、そんな悲しいお蔵入りを避けるために自身がどんなことに気を配っているかを改めて考えてみます。

つくる姿勢

ひとり開発において一番多いのではないかと思っているのが「なにもできなかったという挫折」経験です。

一つこれは共通しているな〜と私が思っているのは「〜〜ができたら初めてみよう」という考え方です。基礎が理解できたら、仕事に余裕ができたら、新年1日目から、、、って考える人ってとっても多いですよね。でも、なにかをつくりたい!という気持ちがあるのであれば、まず何も考えないで始めてみること です。まずは Github のアカウントをつくる、Xcode でプロジェクトをつくる、なんでも良いと思います。

いま何かで成功している人も、初めからそのスタイルが確立されていたわけではなく、いろいろ試して試して試行錯誤した結果「あ、このやりかたいいかも・・・?」にたどり着いたんじゃないかな?って考えていて まずは直感に従って始めてみる。困ったらそのとき初めて考える。という姿勢が大切なんだな〜 と気づかされました。

設計思想

で、普段の生活の中で「あ、これ、あると便利そう!つくりたい!」と感じることって意外とたくさんありますよね。でも、一度だけ立ち止まってよく考えるようにしています。「なぜ、つくるのか?」「誰のためにつくるのか?」が明確になっていないと、サービスのコアとなる軸がブレてしまうからです。

目的がないプロジェクトは簡単にモチベーションの低下に繋がります。例えどんなに頑張ってリリースまでたどり着いたとしても、せっかく興味を持ってくれたユーザーに対して、バリューが提供できないサービスを使い続けてもらうのは至難の技です。さらには、軸がないことにより簡単にフィーチャークリープ(無駄に機能だけが多い状態)となり得ます。

技術選定

せっかく自分の好きなものをつくるのであれば、エンジニアであれば誰もが流行りの技術を取り入れたいですよね。モダンな構成にした方がトレンドのキャッチアップもできるし、技術的負債にも悩まされなくて良くなるような気もします。最近では、Firebase が導入コストが低く事例も増えてきたこともあり採用することが多いですよね。また、Vue や Nuxt を採用することで ウェブアプリケーションの開発コストも数年前に比べて随分と削減できるようになってきました。

ただし、開発できるのは自分ひとりです。「これ、ちょっとグロースした時に大丈夫なんだっけ?」「ベンダーロックインされてるけど、本当にこのプラットフォームが合ってるんだっけ?」という点は事前にしっかり下調べをし考慮に入れるようにしなくてはなりません。個人で使うにはあまり評判がよくないかもしれませんが、AWS を採用することもままあります。S3 でホスティングする方が楽なことも多いですよね。トレンドを追う余り、流行りの技術に流されないようにしたいです。

保守運営・成長

そして、サービスは基本的にリリースしてさて終わり!ではありませんよね。リリースをすればそこにはサーバの保守やユーザーからのお問い合わせ対応、新しいユーザーを獲得するためにグロースの戦略を考える時間がどんどん増えてきます。そこで、あえて機能を開発せず、オペレーションでカバーする ことも大切です。あまり使われないような機能(週に1度の集計処理であったり、更新処理であったり)に時間を割くのはリリース後でも決して遅くはないはずです。

しかし一方で、開発しながら運営し続けなければいけない訳ですから「とりあえずつくって出しました」ではちょっと不安です 。開発できるのは自分ひとりです。もちろん「これはつくり切りのアプリだ!」と割り切って保守しない道もあります。人気が出てきたら対応する、でもまったく問題ないでしょう。それもまた 挫折しないための戦略 の1つかなと思っています。

クローズ

うまくいかないサービスを続けることは、時間の無駄です。中には新しいアイデアに着手した方が結果としてよいときもあり、後になってから「ああ、あの時間もったいなかったな〜〜〜」と思ったことも何度もあります。私はそこで、明確に期限を決めておき1年で〇人のユーザーを獲得できないとやめる!という目標を立てるようにしました。

クローズは決してネガティブな側面だけではありません。プロダクトを0からつくり上げる経験はなかなかできることではありませんし、クローズした後も、ポートフォリオとして十分に機能すると思っています。どんどんつくって、どんどん壊してを繰り返すことで、個人開発者は成長していくんだな〜 って思います。

決してつらいだけではない

ここまで読んでいただいた方は「なんでそこまでして開発したがるのか」と思っておられるかもしれません。でも、これまでたくさんのプロダクトを開発する中で感じていることがあります。それは、ひとりで開発するということは決して、デメリットばかりではなかった ということです。

ポートフォリオにはすべて載せきれていませんが(絶賛整理中です…)これまで、15個を超えるプロダクトをつくってきました。つらいな〜〜〜と思う気持ちもいっぱいありますが、これはひとり開発だったから良かったな、と思うこともあります。

1、最新のトレンドを目一杯、追うことができる

ひとりで開発をする以上、すべて自分の好きなように設計することができます。「いまは Firebase が流行っているらしいから、勉強を兼ねて導入してみよう」とか「仕事では Vue しか使ってなかったけど、Nuxt もちょっとやってみたいな」といったように、基本的に制約がありません。

技術的な制約にとらわれることなく、とりあえず使ってみるか!の心持ちで導入できるのは良いですよね。実は選定した技術が適していなかった!なんてときも自分の判断で代替の設計にすぐ移行することができるでしょう。こういった運用を通した経験は特にスキルアップに繋がりそうですし、何よりエンジニア仲間との話題づくりにもなって楽しいですよね。

2、学んだことは、仕事に還元できる

私は、仕事でもプライベートでも同じようにエンジニアとして生活しています。やっている内容こそ全然違いますが、考え方・実装の仕方、プロダクトの育て方、あらゆる点で仕事に良い影響を与えることができています。

仕事で学んだことは、プライベートにも活きる。プライベートで学んだことは仕事にも活きる という好循環の中に身を置くということは、かけがえのない時間です。また、モチベーションを維持するために私の中では欠かせない要素になっています。

3、自分の世界観を、世の中に提案できる

少し大袈裟かもしれませんが、最高のプロダクトをつくってたくさんの人に広めたい!という思いで、僕は毎日つくりたいものを開発しています。ユーザーのペルソナは自分自身であることも多いですし、つくるものの多くは身近な友達の悩みを解決するプロダクトになっています。

そして、そんなプロダクトをアイデアと工夫があればひとりでも十分開発することができます。 企業がたくさんのリソースを投入して世に出したものが優れているとは限りません。週末に趣味でつくってみたものが、企業を超えること不可能ではないかもしれない。と思うと、ちょっとだけワクワクしますよね。

夢見ていること

私はそんな感じで、自分が実現させたアイデアが誰かの生活をちょっとだけ便利にしたり「こんなのが欲しかった!なんで今までなかったの!」と言ってもらえるようなものをもっと世に出したいな〜といつも妄想しています。

いつか、電車や道ですれ違った人が自分がつくったアプリを使っていてくれたらいいな〜〜〜

さいごに

最後まで読んでいただきありがとうございました!

普段はあまりこういったことは書かないので慣れないですね… いろいろ書こうとする余り、主語が大きく当たり障りのない内容になってしまっていないか心配です。書きたい話がまだまだありましたが、そちらはまた今後フォーカスして掘り下げていこうと思います。🙇‍♂️

ひとり開発 Advent Calendar 2019 、ぜひ皆さんも読んでみてくださいね。🎄🎄🎄

このnoteでは自身が個人でサービス開発を行う上で気づいたこと、感じたことを発信していきます。少しでも面白いと思ったら、ぜひフォローお願いします。とっても喜びます 🦕🦕🦕
@himatani


この記事が参加している募集

つくってみた

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
ひまたに
ヤフー株式会社のリードエンジニア。ウェブのフロントエンドを主軸に、サーバサイドやクラウドインフラ領域での開発を得意としています。週末はiOSアプリをつくって遊んでいます。🦕 https://himatani.me