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【インタビュー記事】カフェオーナーは言う「いくつの皿を回せるかが勝負」

突然ですが、私ことひまりは、カフェが大好き!
カフェ巡りはもちろん、勢い余ってカフェでバイトを始めちゃったこともあります。(※本業はライターです)

今日は雨だったので、ゆっくりまったりコーヒーが飲みたいなぁと思って気付いたらカフェに入店していたのでございます。

そこで美味しいコーヒーを飲みつつ、カフェのオーナーさんと話していたら、話に花が咲きまして、面白いお話しを聞けたので記事にしてみました。

こんな人におすすめ
・カフェ経営がしたい
・カフェオーナーの思いに触れてみたい
・toCビジネスを展開している

【カフェ清流庵】
オープンから8年になる同店は、知らなければ素通りしてしまうほど、こじんまりとしたお店。しかし店内に広がるのは、カフェ好きオーナーのオーダーメイドで楽しめる本格コーヒーと、和気あいあいとした常連客の笑顔だ。賑わうのはランチタイムだけではなく、3時のおやつに手作りケーキを求める方も多い。料理教室だったときのレシピを活用しているから、コーヒー好きだけでなく、美味しいごはんやスイーツを食べたい方にも訪れてほしいカフェなのだ。

気付けば約1時間半、オーナーさんとお話ししていた。一部割愛させていただくが、今日伺ったのはこんな話です。

―――オーナーさんは、いつからカフェをやりたいと思っていたのですか?

僕は中学生の頃からカフェに通う不良少年だったのでね~、父のカフェ好きも影響しているけど、その時から「いつかカフェを開きたい!」って思ってましたね~。

―――ではカフェで働いたり修行もされたりしたのでしょうか?

兵庫にコーヒーの巨匠というか、有名な方が居って、飛び込みでコーヒーの淹れ方を教えてくださいってお願いしましたわ。そんときに、「サイフォンを1,000杯淹れてきたら話を聞くわ~っ」て言われて、毎日毎日淹れて練習しましたよ。


右側がカフェ清流庵のサイフォン

―――1,000杯…すごいですね…!

それから、大阪だと梅田とか天神橋筋商店街だとか、毎日歩き回って色んなお店のコーヒー飲んだり写真撮ったりしてましたよ(笑)。そんなかでも、本当に美味しいコーヒーって、10軒回って1~2か所って感じでした。

―――ほぇ~!人の集まるとこって競争率高そうだから、本格派も多い印象でしたけど、違うんですね!

戦い方とか、対象のお客さんが違うのでね。駅近くとか、人の多いとこは、サッと飲んで帰りたいお客さんも多いし、入店してもらいやすいですね。

―――なるほどですね~!もし私がカフェをするとしたら、大阪の地域性を学んだり、カフェのキッチンで働いたりしてした方がよいでしょうか。

別に大阪の地域性を学んで寄せる必要はないし、キッチンで働く必要はないと思う。

―――え!そうなんですか!

大阪の人って、他県の人の話し方とか癒されるねん。だから、そのままでいったらいいと思う。

あとキッチンで学ぶよりも、舌を鍛えた方がいい。美味しいコーヒーの味を知らないと、○○(某有名なカフェチェーン店)しか飲んでなかったら、味が分からへん。美味しいコーヒーは淹れられへんよ。


カフェ清流庵の内観

―――確かに…!知らない味は、出せないですよね。

そうそう!ただ、どんなお客さんにコーヒーを出すかで違う。例えば大学生の多い地域で出すなら、インスタ映えするメニューとか、カフェラテとかやったらええんちゃう。

いきなり店舗も構える必要ないし、キッチンカーみたいな感じなら、予算30万円前後で軽バン買えるから、移動販売の許可は取りやすいし、色んなとこ行ってやってみたりできる。

先に自分のお客さんを増やしてから、店舗構えたら、むっちゃリスク少ない。大金使ってお店開いたからって、すぐにお客さん入るわけじゃないからな~。

うちも、もともと料理教室やったから、そのときの生徒さんがお客さんとして来てくれてました。

―――なるほどです!ビジネスはスモールスタートがいいって言いますもんね。先にお客さんが居たら、店舗借りたときにそのまま来てくれたりするんですね!

そういうこと。でも一人ひとりのお客さんが何を求めているか見極めて、コーヒーを淹れるのは大事。この方は濃いめが好きとか、どんな味が好きなのかを考えて、頭のなかでレシピを作る。

そのときいっしょに食べる物でも違うし。あと「ラッキー」を用意するのも大事。例えば駅で1,000円拾ったら絶対に、その場所を忘れないはず。例えば左利きのお客さんを覚えておいて、さり気なく箸の向きを変える、初めての方にはソフトクリームを無料で出すとかね。

―――確かに、ソフトクリーム無料だったので、嬉しかったです。味もめっちゃ美味しかったです!

ただね、先に無料ですとか、やっときますって言うのはあかん。言葉にはしなくて、やっておいてあげると、そのときに喜んでもらえるから。

―――事前に言わず体験したときに、驚いてもらうってことですね

そーゆーこと。だからしれっと用意しとく。そこで思ってもみないラッキーがあると、忘れない、もう他のとこよりここってなる。

あとは、一人でどれだけの皿を回せるか。お客さんにも好き好きがあって、求めてはることが違うから、それに合わせて皿を回すねん。

―――例えば女子大生にコーヒーを淹れる場合でも、インスタに載せたい方、ラテアート好きな方、アイスコーヒー派の方に合わせて、それぞれコーヒーを淹れるってことですね。もしカフェを開くなら、色んなお店に行ってみたり、コーヒーを自分で淹れてみたりしたらいいんでしょうか。

カフェを開くために必要なことをバーッとノートに書きだして、できることからやっていったらいいと思いますよ。色々やっていくうちに、だんだん大きくなって、形ができてくる。

―――なかなかこのようなお話しは、伺う機会がないので、とても勉強になりました。ありがとうございます!

いえいえ。ぜひまた、ハンドドリップの淹れ方を教えるので、来てください。

カフェ清流庵の外観

嬉しいお知らせ!

先日も、再び「カフェ清流庵」さんに来店させていただきました。
その際に、オーナー様からいただいた声をお届けします。

記事投稿後から「インタビュー記事見ました」「Googleマップの口コミ見て来ました!」というお客様がいらっしゃっいました。ひまりさんと同じくらいの年齢の女性が来られていましたよ~。またよかったら記事書いてください~^^

とのこと。
そうそう、本記事とは別に「Googleマップの口コミ」も書かせていただきました。自分の発信が届き、とても嬉しかったです♪
オーナーさん、改めてありがとうございます!
記事を読んで来てくださった方も、感謝です✨

大阪府でカフェをされている方/オーナー様へ

私はカフェが大好きで、コーヒーやお店の魅力、オーナー様の思いを届けたいと考えております。
大阪府内でしたら足を運びますので、もし「こんな記事を書いてほしい」というご依頼がありましたら、ご連絡お待ちしております。
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