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【考察】エッグヘッド編で起きている事件の真相

Twitterでワンピースの考察をしている「ヒマサル」と申します🐵。長編の考察用にnoteをはじめました。

この記事は、ジャンプで盛り上がっている、ワンピースの『EH正エッグヘッド編』の真相に関する考察です。

この記事を読むことで分かることは下記の通りです。

  • サテライトの正体

  • シャカリリスについて

  • パンクレコーズに隠された仕掛け

  • エッグヘッドで起きている事件の真相

  • 海軍の狙い

この中に事件の黒幕はいるのか

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⚠⚠⚠ 諸注意 ⚠⚠⚠
・ジャンプの最新話1076話の内容まで触れているので、コミックス派の人は気を付けてください
・この記事はベガパンクの正体を明らかにすることを目指した考察記事です。当たっているかはどうかは保証しません。


パンクレコーズの秘密

本記事の考察は、EH編エッグヘッドに登場する発明品の仕様を軸に考えています。

難しい話もありますが、理解するために重要な要素なので、確認しながら解説をすすめていきます。

はじめにベガパンクのデータバンクを担っている、パンクレコーズについておさらいします。

パンクレコーズとは

パンクレコーズとは、ベガパンクが自分の脳みそを切り取り、念波で接続できるようにしたデータバンクです。

現実だと、
パンクレコーズは「クラウドストレージ」のようなもの
念波は「Wi-Fi」のようなものだと理解できます。

パンクレコーズの仕組み

本体ステラとサテライトの間で、
パンクレコーズのアクセス権にルールがあります。

本体ステラは、念波でリアルタイムに読み書きができるのに対して、

サテライトは、1日1回だけ同期されるという制約があります。

かんたんに説明すると、
本体ステラは、パンクレコーズのデータを自分の脳みそのように扱えるが、サテライト(猫)は1日に1回、体験や知識を書き込むことしかできないということです。

体験と知識を1日に1回だけ同期する

現実のクラウドシステムにおいても、大人数でひとつのストレージを扱う場合は、データを安全に管理するために、管理者と作業者で権限を分けることが一般的です。

パンクレコーズの重要事項まとめ

本誌で明かされている情報をまとめると、パンクレコーズの仕組みは下記の通りとなります。

  • パンクレコーズとは、記憶の『データバンク』

  • パンクレコーズとの通信には『念波』をつかっている

  • サテライトは1日に1回だけ、知識と体験の同期を行っている

  • パンクレコーズに常時アクセスできるのは、本体(ステラ)だけ

ルール破りのサテライト

まとめた通り、本体ステラはパンクレコーズと、りんご型のアンテナで交信をしており、リアルタイムでアクセスすることができると言われています。

しかし、本誌には、この仕様を無視した掟破りなサテライトがいます。

「りんごのアンテナ」がついていないのに、パンクレコーズの「記憶」に、常時アクセスできている人物です。

本記事の後半で詳しく説明するので、このまま先へ読み進めてください。

サテライトの秘密

サテライトの仕組み

サテライトは、ベガパンクの人格が割り当てられたロボットです。具体的な描写はありませんが、人格があることでそれぞれが自立して考えることができると考えています。

人格とは

尾田先生は「覚えること」と「考えること」を別だと考えていて、

「覚えること」=「記憶(データバンク)」、

「考えること」=「人格」

という概念があるみたいです。

ひとつの脳みそを分割するときに、

人格をどれだけ残すかをベガパンクがコントロールできるみたいです。

サテライトの役割分担

サテライトの役割について、名前と行動描写に着目してみると、

いくつかの『対』を見い出すことができます。

例えば「正」と「悪」は逆の概念、

「想」と「知」は似た概念、

「暴」と「欲」は関連しないけど二人とも生理現象を代行しているな…

というような具合です。

整理してみると、下記のようなイメージでしょうか。

①発明をする人

  • PANK03:エジソン→アウトプット

  • PANK04:ピタゴラス→インプット

発明はインプットとアウトプットの繰り返しです。忙しいベガパンクを象徴するような人格です。

②生理行動を代行する人(無駄な時間の節約)

  • PANK05:アトラス→ストレスの解消

  • PANK06:ヨーク→食欲、睡眠欲、排泄欲

ベガパンクは生命を維持するために必要な時間を、無駄な時間と考えているようです。これも忙しいベガパンクを象徴するような人格です。

③発明の正悪を判断する人?

  • PANK02:リリス→悪い人(?)

  • PANK01:シャカ→良い人(?)

このグループだけ、正義?悪?よくわかりません。
あとで読み解いていきます。

なんとなくこんな理解で読んでいた方は多いのではないでしょうか。

「悪」と「正義」

この分類だと、ベガパンクが自分自身を「正義」と「悪」に分ける理由が見つかりません。

科学者なんだから、正義や悪があるべきだろうと思うのもわかります。

しかし、ベガパンクの最優先は科学の進歩です。

科学の進歩のためには、正悪は後回しだと考える描写もあります。

ベガパンクからみたら、自分の発明は常に正義のはずです。

556話 正義は勝つ

私は、ここに「正」と「悪」だけが対ではないというミスリードが仕掛けられていると考えています。実際はそれぞれ全く違う意味を持たせているのではないでしょうか。

悪(リリス)の役割

このミスリードに気づいて、リリスの行動を読み解くと正体が見えてきます。

もし、リリスが人間の悪の部分を担う役割だったとしたら、人道的に悪いことを考えて行動しそうなものです。

しかし、作中ではリリスは、そこまで悪いことをしません。

せいぜい、口が悪かったり、せっかちだったり、自慢しがちだったりする程度のかわいらしいものです。

お金にがめつい程度

私は、リリスはベガパンクの「悪」ではなく、ベガパンク自身が「悪いと思っている自分の内面」を切り出したキャラクターだと考えています。

そういえば、本体ステラも「くそ」とか「おのれ」とか、なかなか口が悪いです。

「口悪う〜!」と言わせるのが普通ですよね

正(シャカ)の秘密

最後に、シャカについて考えてみましょう。

シャカは作中で、他のサテライトとは違った雰囲気として描かれています。

リーダーのようにサテライトに指示を出したり、統率を取るような立ち回りをしていることが多いです。

「正論」は言うけど、少なくとも「正義」を担っているキャラではなさそうです。

ベガパンクとサテライト

シャカの正体を明かす前に、サテライトのおさらいをします。

サテライトは、作中で下記のように説明されています。

・サテライトとはベガパンクが生み出した6体の「分身」である
・すべてのサテライトの人格を足すとベガパンク一人分の人格になる
・ベガパンクは猫の手も借りたいほど忙しい

6体のサテライトを合わせると、

ベガパンクひとり分の人格になるということが重要です。

そう。

サテライトは「ひとりのベガパンクを分割したもの」なのです。

全部のサテライトを足すと、ベガパンクになります

シャカの正体

話を戻して、シャカとはどんな人格なのでしょうか。

結論から言うと、「シャカ」は、ベガパンクからPANK02〜06の人格を除いた、『余りの人格すべて』だと思います。

言い換えると、天才科学者ベガパンクから、仕事と苦悩(生理活動、嫌いな自分)を除いた存在ではないでしょうか。

マイナスの部分を取り除いたことで、より完璧な存在となった「あるべき自分、完璧な自分」を表現したキャラクターだと思います。

苦悩や足枷から解き放たれた、『最強の俺』みたいなイメージです。

ベガパンクはサテライトを作るときに、自分のコピーから切り離したい人格を、少しづつサテライト化(PANK02〜06)していったのではないでしょうか。

その結果、最後に残っている存在が「シャカ」なのです。

残りのすべてこそ、正「シャカ」なのです

正(シャカ)の名前の由来

天才科学者ベガパンクから、負の要素を取り除いたシャカは、

まるで煩悩から解き放たれた、

『お釈迦様《オシャカサマ》』のようです。

苦悩から解放された自分(本来あるべき、正しい姿)ということから

シャカ」というネーミングがつけられていると考えています。

これがシャカの正体です。

「シャカ」は「釈迦」です

💡釈迦と解脱の解説

釈迦は、輪廻転生(リンネテンショウ)から解脱(ゲダツ)して、永遠の安らぎ(涅槃(ネハン))を得るために苦行をしました。しかし苦行では目的を達成できないことを知って、菩提樹(ボダイジュ)下に坐禅を組んでヨーガの行に入ったのです。こうして自らの自己に目覚め悟りを得られました。
これが仏教の始まりです。

https://www.shokoku-ji.jp/reference/shuha/

💡解脱(げだつ)とは

悩みや迷いなど煩悩 (ぼんのう) の束縛から解き放たれて、自由の境地に到達すること。悟ること。涅槃 (ねはん) 。

goo辞書
この人はゲダツ

パンクレコーズにアクセスできる人物

序盤で考えた、サテライトなのにリアルタイムでパンクレコーズにアクセスできているキャラクター

正(シャカ)です。

その証拠に、

出会ったばかりの麦わら達(研究層ラボフェーズ組)に、
この世界の秘密を語るシャカが描かれていました。

ベガパンクの過去の知識をリアルタイムに引き出していることから、明らかにシャカはパンクレコーズに念波(無線)でアクセスできることがわかります。

もしかしたらヘルメットの中に、
リンゴ型のアンテナが入っているのかも

ベガパンクの秘密

ひとつしかない「脳みそパンクレコーズ」を、

複数の身体でシェアできるということで、

ベガパンクの本体ステラの存在が大きくゆらぎます。

脳から見たときに、どちらが本体なのか区別が付かなくなるためです。

私は身体ステラは2体居ると考えています。

ベガパンクの本体(ステラ)

私は本体ステラというネーミングにミスリードがあると思っています。身体側を「本体」と名付けたことで、身体がベガパンクの本体なんだと強く意識させられていました。

実は「脳みそパンクレコーズ」がベガパンクの本体であり、接続している身体を、|ベガパンクステラシャカで切り替えられるとしたら、ベガパンクはどちらかの身体が壊れても、本当の意味では死なないことになります。

私は、身体と脳みそを切り離した時点で、ベガパンクは「脳みそパンクレコーズ」を破壊しなければ死なない人間になったと考えています。

ベガパンクは自分の正義のために動く

サテライトが作られた本当の理由

私はこの特殊な身体の構造がエッグヘッド内で起きている事件に関与していると考えています。

🧠天才科学者ベガパンクの構造

  • ベガパンクとは、脳みそパンクレコーズ身体ステラ

  • 脳みそパンクレコーズがベガパンクの本体

  • 身体ステラらしき存在は2体いる

  • ひとつの身体ステラは、不完全な乗り物、もうひとつは完全な乗り物

作中では、

「猫の手を借りたいほど忙しいから、自分を6つに分割した」

と語られていました。

しかし、サテライトを作った真の目的が、

完璧な乗り物を作ることだとしたら・・・

脳みそパンクレコーズをそのままに、

本体ステラ」を、最高の自分:シャカに乗り換えすること

だとしたら・・・

この仮説を元に検証してみると、パンクレコーズ内で起きている事件を説明することができます。

パンクレコーズ内で起きている事件の真相

ひとつしかない「脳みそパンクレコーズ」に対して、複数の支配者が居ることにより引き起こされることは『争い』ではないでしょうか。

これはセラフィムでしょう

結論を言うと、パンクレコーズの中で起きている不可解な事件は、本体ステラシャカ同士の争いだと考えています。

私のなかでは

シャカがパンクレコーズを独占するために、ベガパンクを支配しようと暗躍し、それに気づいたベガパンクが反抗をしているという構図だと考えています。

つまり、

セラフィムに攻撃を命令した犯人は本体ステラ

本体ステラを捕らえた犯人はシャカ

ではないかと考えています。

この理論で過去に起きた事件も経緯も、説明ができるので、ぜひ考えてみてください。(ホログラムを利用したと思われるトリックもありそうなので、読み解くのも楽しいと思います

 ステラの命令だから、だれの命令でも上書きできません

海軍の不穏な動き

海軍の狙いは、パンクレコーズにバスターコールを仕掛けることだと考えられます。

これまでの考察を踏まえると、

海軍の狙いは「脳みそパンクレコーズ」の破壊

=ベガパンクの本体の完全な破壊

だと考えられます。

これが、ベガパンクが「死」を悟った理由です。

1064話

さいごに

まだまだ沢山語りたいことがありますが、長くなるので、このあたりで終わります。

Twitterでは引き続き、補足の説明や、細かいところの解説をしていきますね。

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それでは、ヒマサルでした!🐵

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