23年2月時点・コロナ禍アメリカ渡航について(必要書類・手続き・諸注意等)

初めて投稿します。しょーぐんと申します。
このハンネは大学時代のあだ名をそのまま用いたものです。

去る2月、会社を辞め、転職先も決定した僕はその勢いでアメリカへ行ってきました。
元々アメリカの文化やらなんやらが大好きな自分。まだまだコロナ終焉とはならない時世でありましたが、転職先でどれくらい休みが取れるかとか実態もわかっておらず、今行かないと何年も行ける気がしなかったので、どうしても訪れておきたい気持ちがあったからです。

コロナ禍を経て、飛行機に乗る際の手続きも少し変わりましたよね。正確に言えば余計な手続きが増えてよりややこしくなりました。
ただでさえバカ久しぶりのESTAやらeTA(カナダ乗り継ぎだったため)やらで気が滅入っているのにさらに追加でアプリや書類を用意しないといけない。しかも何が要るのかまとめて説明してくれているサイトはあるものの、実際に行った人の声があまり聞けず、少し不安がありました。

そのため、自分が行った時はどんな手続きがあって、どういうものが必要で、実際どのようなことが起きたかをメモ程度にまとめておこうと思い、これを書いています。

あくまでも、僕個人のケースを述べるだけですので、ひとつのサンプルとしてお考え下さい。…と思っていましたが、しかも投稿が超遅れて全然最新の情報ではなくなってしまいました。最新の必要物等についてはしかるべき手段でご確認ください。(外務省のサイトとか)

ついでに、コロナ禍を経て変容したアメリカ一部都市の様子も少しメモしておきます。

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アメリカでは2022年6月22日より、国外より空路で入国する渡航者に義務付けていた新型コロナウイルス陰性証明書の提示義務を撤廃。
ただし引き続きワクチン接種証明書の提示は必要であり、CDC指定の形式による宣誓書も提出しなければならない。

…というのが渡航前(23年2月上旬時点)に僕が把握していた、コロナ禍におけるアメリカ渡航のための条件でした。

実態はまあそうだよなという感じなんですけど…なんかいろいろと違うというか、わりとばらつきがありました。

●往路
 使用航空会社:エアカナダ
 経路:
 ①成田空港→トロント・ピアソン空港
 ②トロント・ピアソン空港→ニューヨーク・ラガーディア空港

●アメリカ国内
 使用航空会社:アメリカンエアライン
 経路:
 ニューヨーク・ラガーディア空港→シカゴ・オヘア空港

●復路
 使用航空会社:エアカナダ(ユナイテッドとのコードシェア)
 経路:
 ①シカゴ・オヘア空港→トロント・ピアソン空港
 ②トロント・ピアソン空港→成田空港

●往路
往路ではワクチン接種証明書および宣誓書の提示は求められませんでした。
エアカナダのオンラインチェックインを使用し、その際にワクチンの接種有無および回数、製造会社等を聞かれたため入力回答すればOKでした。

心配になったので、当日成田空港にてエアカナダのカウンターに行き、各種書類の提出有無を確認したのですが、再度口頭で接種有無と回数を聞かれたのみで特に何か提出することはありませんでした。

●アメリカ国内
NYからシカゴまで国内便で移動しました。
空港キオスクでチェックインしましたが、特に接種証明等は求められませんでした。

●復路
復路はユナイテッドとのコードシェア便だったので、ユナイテッドのサイトを通じて事前にオンラインチェックインをしましたが、オンラインでは完了できませんでした。
チェックイン画面で接種証明書のアップロードを要求されたため事前に用意していたPDFファイルをアップロードしてそれは受理されましたが、結局、空港カウンターでチェックインするよう求められました。

空港現地でキオスクを用いてチェックインを試みたところ、空港係員を呼ぶよう指示が出、空港職員が来てくれたので接種証明アプリを見せると機械に入力してくれて、無事にチェックインが完了しました。

その後、シカゴから出てトロント・ピアソン国際空港で最後の成田便を待っていた際に、「搭乗券に『Q14』と記載のない方は接種証明の提出ができてない可能性があるのでゲート前カウンターに来るように」という旨の放送がありました。
僕の場合、コードシェア便だったため接種証明の提出をユナイテッド側にのみしていてエアカナダ側で確認できていなかったようでした。その場で搭乗券と接種証明アプリを見せればすぐに終わりました。

以上が今年2月・渡米時のワクチン接種証明等の取扱いでした。割と往路は適当で特にいらないこともありましたが、どっちかというと北米→日本の方が重要視されているのかな?という感じです。
ここらへんは航空関連の知識が無いので何も言えませんが…

あくまでも僕が上記のルートおよび航空会社を使用して旅をしたらこうだったという個人的ケースを述べたまでですが、ひとつのサンプルとしてとらえていただければと思います。

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次にコロナ禍でのアメリカについて。
と言ってもパンデミックのピークを大きく過ぎた23年2月中旬でのことなので、どちらかというと「COVID-19パンデミックを経てアメリカがどう変わったか」と言うべきでしょうか。

僕は今回の旅行でNY、シカゴ、デトロイト、アナーバー(ミシガン州)の計4都市を訪れました。前半3つは言うまでもなく大きな都市ですし、アナーバーも小さめな地方都市ではあるもののミシガン大学のお膝元であるため比較的リベラルめであり、有色人種の人口も多い地域であることを留意ください。そのため、あくまで都市部等のリベラルな地域で、僕が見た範囲での状況をお話しするものです。

まずアメリカではもうマスクみんなつけてないの?という話。(正確なデータは無いので話半分でとらえてください。)
アメリカではもう誰もマスクをしていない!(外国では~というパターンもあり・どちらにせよ地域の指定がざっくりすぎるだろというツッコミは置いておき)という言説をよく見るので、どんなもんだろうと思って見ていましたが、どこもマスク着用率は20~30パーセントといったところでしょうか。(あくまで体感)
白人とヒスパニックはほぼしていなくて、アジア系とアフリカ系の着用率が気持ち高め?という感じでした。これは金銭事情や、COVID-19の蔓延に伴う特定の人種に対する風評被害なども関係しているように思います。アジア系はここ数年かなりひどい目に遭わされていますので…
重症化リスクの高い高齢者も着用率が比較的高かったように思います。

マスクはRequireしていませんがEncourageされています。どちらにせよお互いの選択を尊重してください。というようなアナウンスがアメリカンエアラインの国内線機内で流れていました(うろ覚えです)。それまでノーマスクだったものの電車に乗り込む際にマスクを着用する男性も見かけました。

自分で考え、判断して動くことがよしとされていますが、この国におけるCOVID-19関係の死者数はメチャクチャ多いので公共衛生と個人の権利との兼ね合いの難しさを感じます。
本筋からそれますがAmtrakでシカゴからアナーバーに向かっていた際、ノーマスクで激しく咳き込んでいる妙齢の男性が斜め後ろの席にいて少しヒヤヒヤしました。

お前はどうなんだという話をすると、僕は現地の空気感に乗って9日間ノーマスクで過ごしました(照)運よくかかりませんでした(照)

あとまあ、4年半ぶりの渡米だったのでそりゃそうだという感じですが、お店はまるっきり変わっていました。
前回渡米時に気に入った店はほとんどなくなっていましたし、飲食店は基本的に大手チェーンや有名店以外ガラッと変わってんなーという印象。

ところで、改めて変化という点について考え、コロナ禍以前に渡航した時と比べてどこが変わったか、気づいた点を羅列します。
①Apple Payなど非接触決済に対応した店が増えた
②セルフレジの導入
③消毒液の設置
④物乞いやストリートパフォーマーが明らかに減った

①Apple Payなど非接触決済に対応した店が増えた
元々クレジットカード決済が相当に普及しているアメリカですが、Apple Payなどスマホを使用した非接触決済が可能な店も増えているように思います。体感4割程度でしょうか。日本のiDやQuicPayがそのまま使えて大変助かりました。今回はずっと両替を忘れていて結局現金はほとんど持ち歩いていなかったのですが、問題はありませんでした。
もう次回からは日本円を持っていって外貨両替するのはやめようと思います。

②セルフレジの導入
在米の方にはおなじみWalgreenではセルフレジが導入されていました。
また、ミシガン州アナーバーのBriarwood Mallでタピオカ店に入りましたが、そこでは商品の注文と会計を機械で済ませ、店員さんと接触するのは
商品受け取りの際のみでした。
(カスタムの選択肢が多いので、あれこれ聞いたりしなくても、機械上で写真や説明を見てパッと選べるのはコロナ関係なく効率的・直感的?でいいかもしれない。

(関係ないですけど、米国の飲食店ってすげ~しゃべって決めるので英語苦手な方には厳しいものがあるんじゃないでしょうか。)

防犯上の理由からか日本に比べるとイマイチ自動販売機がないアメリカですが(新聞の販売スタンドは大抵破壊されていますよね)、シカゴのUnion Stationでは駅のコンコースに自動販売機がたくさんできていました。タピオカティー、自然派惣菜、ケーキなど品揃えがあまり日本にないもので面白かったです。

③消毒液の設置
…とはいえ、日本ほど徹底はされていない印象。
大手チェーン店にはほぼ必ずありましたが、個人商店やデリではあまり見かけなかったような気がします。Meijer(メイヤー・ミシガン州のローカルスーパー)ではカートの持ち手を拭く除菌シートも設置されていました。

ちなみに、日本ではおなじみのパーテーションは一切見かけませんでした。これはちょっと興味深いというか、やっぱりコミュニケーション大好きなお国柄だろうし、国がでかいから距離なんていくらでも取れるから?

④物乞いやストリートパフォーマーが明らかに減った
僕が訪れたのは2月で、シカゴなんて気温がマイナス7度・夜は猛吹雪だったので外に出てられないというのもあるとは思いますが…

18年にシカゴを訪れた際は詐欺や物乞いが相当に多かったのを覚えています。日に4~5回は絡まれていましたが、今回はそれがウソのようでした。

ストリートミュージシャンも全くいなくて、NYのLower East Sideらへんで二胡を弾いている中国系のおじいさんを一度見かけたのみでした。現地の方から聞くところによればそういうのも最近は規制があるようです。

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ぱっと思いついたのはこんなところでしょうか。

この記事の下書きを用意して満足してしまい、すっかり存在ごと忘れてしまって気が付けば4月になっていました。日本でもマスク着用は個人の選択になり、なんとなく解放ムードが漂っていますね。

時代の変化が特に大きく・明確に現れている中で、異国の地を踏むことができたのは貴重な体験だったと思います。上でも書いてますけど、公共衛生と個人権利との兼ね合いって超難しいなあと思ったり。

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