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アラフォー、タイに行く~17日目~

今日は移動日。
大好きだった部屋に別れを告げて、次の目的地へ。
タイに行くって決めたときから、どうしても行きたかった場所。
全日程ここで過ごすか、バンコクで過ごすか悩んだくらいには行きたかった場所。
(初めてのタイだったので、もしも何かあったときにやっぱり首都の方が全てにおいて安心と思ったのでバンコクにした。結果、バンコクを選んだことは良かったって思ってる。ひとりで動きやすいのは断然バンコク!!)

実は海外で国内線に乗るのは初めての体験。
国内線はドンムアン空港からなので、まずはドンムアン空港へ向かう。

どうやって移動するかさんざん悩んだんだけど、結局モーチット駅から空港バスに乗ることにした。
大荷物持っての移動、結構大変だった…
でも、初めてのバスと憧れのバスのチケット。当たり前だけどあのバスのチケットが出てくる筒で集金が来て、感動!

レトロバスに揺られる

無事に空港について、無事に荷物預けたらほんと安心した~!
外国だと国内線でもパスポートがいるんだっていうことも初めて知った。
世の中には経験してみないと分からないことがたくさんあるな~。

最初、制限エリア外をうろうろしてみたんだけどほんとなんにもなくて、じゃあ中で待てばいいや~って制限エリア内に入ったら、めっちゃお店あってびっくりした(笑)

いろんなお店見てたら、食べてみたかったパン発見!!
実は国内移動もAirAsiaで短時間だけどパックにしたので、機内食付き。なので、空港内で何かを食べるつもりなかったんだけど、どうしても食べてみたくて買って食べてみることに。

どれにするか迷う!!

ヤワラートにあるYowarrat Toasted Bread
写真のパッケージが印象的で食べてみたいと思ってたの。
いろんな味があったけど、とりあえず基本と思ってタイティー味を選択!!
座ってゆっくり味わおうと思って、近くの椅子に座って食べる。
めっちゃ甘い、めっちゃ食べにくい、でもめっちゃ美味しい~。
3つくらい余裕で食べれそうだった~。大満足。これはまた見かけたら違う味も食べたい!!

中にもたっぷりクリーム!!ハッピー♡

薬局でめっちゃ可愛いタイガーバームのヤードム見つけて衝動買い。
タイガーバーム、私が小さかったころなぜか家にあって、怪我したりすると塗ってたんだよね…なんで家にあったのかは分からないんだけど。懐かしいな~。

隣のバカでかヤードムも気になる(笑)

色々見てたら搭乗時間になったので、無事に飛行機に乗り込む。
1時間25分の空の旅。

お久しぶりのAirAsia

機内は2/3くらいが西洋系の観光客かな。時間がないから速攻機内食でてきて、速攻食べた(笑)
今回の旅は計4回機内食があったので、ネタが尽きてチキンラザニア(笑)でも思ったより美味しかった~!

見た目よりだいぶ美味しかった(笑)

あっという間の飛行時間。
到着した場所は、プーケット。
私が一番行きたかった場所。
空港について飛行機から降りてこの絵を見たとき、本当に本当に感動した…

遂に来たよ、憧れの地、プーケット

バンコクでは基本無駄遣いしないように生活してたんだけど、それもこれもプーケットではちょっと贅沢に過ごそうと決めていたから(笑)
移動も全部事前にチャーター、ホテルも憧れホテルに泊まる贅沢ひとり旅♪

空港を出てお迎えを探して、無事に車に乗りこみ本日のホテルへ。
ホテルから空港までは約1時間。
バンコクからここまで1時間25分だったのに、ホテルに到着するまで1時間かかるの、なんかちょっと面白いね。

外は小雨、私の心は快晴!!

車の窓からプーケットの景色を見つめる。
なんか…私が想像してたのとはちょっと違う景色で少し戸惑う(笑)
プーケットってタイのリゾート地のイメージだったから、なんかこうもっとキラキラした世界と海が空港出てすぐから始まってるのかと思いきや、古い建物と草原、みたいな景色が永遠に続く…(笑)
いや、私も日本の結構な田舎から来たんで田舎度具合は地元も負けてないんですけど、私の抱いていたリゾート地のイメージとのギャップがすごい…(笑)これがタイの地方都市なのかな~って思いながら見てた。
で、そのまましばらく走ったら海が見えてきて、「海だ〜!!」ってテンション上がってきたら、なんか私道みたいな狭い道に入りだして、「これ大丈夫なやつ…??本当にホテルに行くよね…??」って不安になってたら、ホテルに到着してた(笑)
いや、こんなとこにあるんかい…(笑)

さて、今日のホテルは「HOTEL CAPE PANWA」
プーケット湾に面したリゾートホテル。

まさに南国リゾート

吹き抜けのロビーのリゾート感がすごい。
私は若いころから都市部が大好きで、自然とか海とかリゾートとかそういうのに全く興味がなくて縁のない人生を歩んできたので、こういうオープンロビー見るのも初めて。
ここにきて本当にプーケットに来たんだって実感した。

チェックイン待つ間にウエルカムドリンクが出て、完全に麦茶の色だったので油断したら、めっちゃ甘いお茶でタイ?プーケット?の洗礼受けた(笑)
冷静に考えて麦茶出るわけないよね…テンション上がりすぎ(笑)

で、チェックインしたんだけど、ここで私が絶望するお知らせを聞くことに。

今回このホテルに泊まったのは、このホテルのプライベートビーチと、そこに建つ「 PANWA HOUSE」っていうレストランでディナーが食べたいという理由から。
HPにはPANWA HOUSEでのディナー予約は電話で受けます、って書いてあったけど、私は英語もタイ語も喋れない。
どうしたらいいかと思って、翻訳機を使って拙い英語でホテルにメールしてみたら、このメールで予約を受け付けるよって言ってくれて本当に嬉しくて感激したの。
メールの最後に「お会いできる日を楽しみにしてます。」って書いてあって、本当に楽しみにしてた。

なのに、いざ受付でディナーの説明を受けると「今日はPANWA HOUSEはやってない。」って。
訳が分からなくて貰ったメール見せながら、予約したのになんで?って聞いたら、なにかの撮影が入ってるからPANWA HOUSEは臨時休館。しかも、PANWA HOUSEだけじゃなく、プライベートビーチ自体に入れない。今日だけじゃなくて明日も無理、って。

言われてることは分かるんだけど、頭が理解できない。
だって、私はPANWA HOUSEで食事するためにこのホテルに来たのに。
絶対に行きたかったから、わざわざメールで問い合わせまでしたのに。
言いたいことたくさんあったけど、私は英語もタイ語もできないからなんにも言い返せないし、涙出るし、なんかもう頭が真っ白になって、そのあとのことあんまり記憶にない(笑)

とりあえず案内された部屋に入ったけど、ほんともう絶望してひとりになったらもっと涙出るし、なんか一気にすべての心を潰されてしまってしばらく動けなかった。

絶望しすぎて部屋の写真もほとんどない(笑)

外国だから日本の常識が通用しないのは分かってるし、あのメールだって所詮口約束だったんだなって分かるんだけど、期待してたぶん悲しい気持ちが大きすぎて。
日本だったら事前にメールくれたかな、事前に教えてくれたら日程ずらしたのに、とか。プライベートビーチにすら入れないなら返金して欲しい、泊まれないようにしておいて欲しかった、とか。せっかく憧れのホテルに来てるのに嫌なことばっかり思って、それもまた悲しくてますます涙出るし。
なんでなんでって言うのばっかり思い浮かんで、何のためにここに来て、私はここでなにしてるんだろ…ってなっちゃった。

あー、いま思い出しても涙出る!!(笑)
私がどれだけプーケットを楽しみに、このホテルに泊まるのを楽しみにしてたのかなんて、ホテルの人には分からないよなぁ。私はたくさんいるゲストの中の1人で、今日は運悪かったね~くらいだよね…思い出しても心底悲しい。

で、部屋に入って1時間くらいただソファに座ってぼんやりしてたんだけど、なんかもう今更どうしようもないし、部屋で泣いてたって仕方ないし、ホテルの中でも見に行こう、って頑張って気持ち切り替えてホテルの中を歩いてみようと思ったんだけど、ほんとプライベートビーチ自体行けないから、見るとこないの。なにこれ(笑)
外の通路歩いてても、「ここから先には行けません。」って撮影スタッフみたいな人に言われて、ただただ絶望が深くなるだけ(笑)

で、もういっそ気分転換にホテル出て海を見に行こうって思って、ホテル敷地外を散歩に行ってみることに。
ホテルを満喫するためにチェックイン時間にホテルに入ったので、あれだけ部屋で絶望しててもまだ外は明るい(笑)

気分転換に海へ

すっごい坂道をのんびり下りながら海へ向かって歩く。
坂道下り終えたらすぐ正面に海が見えて、潮の香りがして、人が行きかってて、それ見たら少し気分が晴れた。
ぼんやり座って海見てたら、「私一体ここまでなにしに来たんだろ~。」って、やっぱりそう思ったけど(笑)

海沿いには屋台も並ぶ

しばらくぼんやりした後、暗くなる前にホテルに帰ろうって、また坂道を歩く。
今度は登り。
マジでめちゃくちゃな急こう配の、こんなの歩くもんじゃないって坂道だったけど、無心になりたかったのでそのきつさが私にはちょうど良かった(笑)

南国らしい花を見つけて少しだけ心が綻ぶ

ホテルに帰って部屋に戻ったら18時くらいだったんだけど、なんかもう力抜けちゃって、もう今日は寝よう…寝たらきっとまた気持ちも持ち直す、って思って、夕飯も食べずにシャワーして寝ることに(笑)
どんだけ早寝するんだよって感じだったけど、もう気力が残ってなかった。
「明日は日の出前に起きよう、日の出前なら撮影始まってなくてビーチ見れるかも。」って、明日の朝に期待も込めて。

ほんとこんなこと夢にも思わなかった。
天気が悪かったらどうしようって心配はしたけど、まさかビーチに入ることすらできないなんて。

タイ17日目、憧れのプーケット1日目はこんな感じに絶望とともに終了したのでした(笑)
いや、いまとなっては傷が少し癒えて笑うこともできるけど、涙が出るくらい絶望したのは久しぶりだった。
あんなに素敵なホテルに泊まったのに、絶望しすぎて一日目の写真が全然ない。写真撮る気力なんか残ってなかったの、本当にあの日は(笑)
せめてどこの誰が何を撮影してたのか教えて欲しい。それがいい作品ったらあの日の私が報われるから(笑)

自分にとっては数ある中の1つでも、誰かにとっては一生に1回の大切な1回かもしれないってことを、私も自分の教訓にしたい。


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