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Frontend Weekly for Designer Vol.21

Salesforceのカラーシステム

エンタープライズ向け製品として知られているSalesforceでは、2017年からユーザーがテーマをカスタマイズできる機能を提供している。そうするとSalesforceとしてのブランドの一貫性や、アクセシブルな色のコントラストの維持などが大きな課題となり、カラーパレットを再設計することになった。これらの課題を解決しつつ、ユーザーにとっても柔軟なカラーパレットをつくるというビジョンを持って、どのように設計していったかを完結にまとめている。

アダプティブコンポーネント

レスポンシブウェブデザインでは、画面幅に応じて状態を変化させるが、アダプティブコンポーネントの考え方では、さまざまなレイアウトやコンテナに適応できる再利用可能なコンポーネントを設計することを考える。アダプティブコンポーネントを設計においては、コンテンツモデルの用意、バリエーションの確認、再利用される場所の検討、それをドキュメント化すること、などが重要な要素として挙げられる。また、実装時には理想的なコンテンツを使ってテストを行いがちだが、非常に長いテキスト、データが欠落している場合などの、完全ではない状態も含めて実装することが重要である。

意思決定をサポートするためのデザイン原則

プロダクトを設計する際に、ミニマルなデザインにするか、それとも使いやすいデザインにするかなど、トレードオフを伴う意思決定をする場面が多く存在する。こういった意思決定をサポートするための方法として、デザイン原則を設けておくという方法がある。デザイン原則は、ユーザーに提供する必要がある最も重要な目標をまとめたものであり、チームの意思決定の一貫性をサポートする。このデザイン原則を作るためには以下のステップを踏む:

・コアバリューを明確にする
・コアバリューがユーザーにどのようにインパクトを与えるかを考える
・トレードオフを明確にする
・書き出し、他の人が書いたデザイン原則と比較をする

プロダクトデザインビギナーズガイド

UX Collective では、デジタルプロダクトデザインへの最初の一歩を支援する無料のクラスを公開している。いわゆる「5 つの簡単なステップでペルソナを作成する方法」のようなチュートリアルではなく、デザイナーとして役立つメソッドを紹介し、それらをいつどのように効果的に使用するかを解説する。

・なぜいまデザインを学ぶのか
・業界について
・デザインとは
・目的とコミュニティ
・情報の設計
・ユーザーとの対話
・形態と機能のバランス
・デザイナーの仕事
・先に進むために

🗣️ 小ネタ

強い実績を持つデザイナーたちのポートフォリオ。

☕ 編集後記

前回の予告通り、今回は音声配信は無しとなりました。実は今月もやろうかなと思っていたのですが、社内カンファレンスの登壇準備や、現在開催中のデザインシステムカンファレンス Clarity 2020の参加とかでバタバタしてるので見送りました。Clarityの内容がまとまったら、特別号的に音声配信でもするかも、しれません。

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