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ヒロック中等部、プレスタートから2か月。
ヒロック中等部、現在小4と小5の計11名でプレスタートしました。
完成年度には、小5から中3までの5年制の中等部になる予定です。
小4でも十分リーダーシップはとれる、小5からは思春期に入り、世界や哲学についても語りたくなる時期のはず、進路を考える年齢なのに3年は短い、などの理由から、初等部4年制、中等部5年制としてみました。
それでは具体的に、中等部は初等部と何が違うのか!中等部の1日をご紹介いたします。
9:00
朝のサークルタイム。
自分たちで今日の欠席者と出席人数、今日の予定を確認し合います。
その後は「困っていること」「困りそうなこと」。
友達や初等部のことなども考えながら、よりよいアイデアを出し合います。
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9:15
デイリー「世界と自己」。
子どもたちは「週刊読売KODOMO新聞」を家庭で購読してもらい、毎日リュックに入れて持ってきています。新聞が教科書!
毎週木曜発行のため、金曜日が1発目。
まずは紙面の見出しを、一人ずつ順番に読んでいきます。知らない言葉や気になるところは、蛍光ペンでチェック。
翌月曜日からは、子どもたちが気になる記事を選び、内容をやはり順番に、マーカーを書き込みながら確認していきます。
その後は感じたことやよくわからなかったことをディスカッション。
最後は初等部と合同で、90秒の瞑想です。
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9:30
自由進度学習、初等部から1ターン増えて15分×4ターン。
1ターン目がEnglish、2ターン目が数と論理、3,4ターン目がフリー。
科目ごとにめあてを立てて取り組んでいます。
最後の10分はもちろん振り返り!
リフレクションの質の高まりも感じられます。
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11:00
月曜…English
火曜…世界と自己
水曜…自由の時間(自由進度もなし)
木曜…STEAM
金曜…世界と自己
ロング「世界と自己」では、1つのニュースを取り上げ、60分でじっくり探究していきます。
記念すべき最初のニュースは「コロンビア大学でのガザ抗議デモ」。
子どもたちはイスラエル・ガザ戦争についてはなんとなく知ってはいるものの、歴史的背景や争点はほとんど知りません。
「デモって何?」
という疑問から、イスラエル・ガザ戦争について少しずつ理解を深めていきます。
NewsPicksEducationやスクールAIを活用しながら、自分にとっての「わからない」一歩、興味関心を足掛かりに掘り進めていきます。
個人で調べたらスクールタクトにまとめ、全体で共有。その後、動画でイスラエルの歴史について知り、さらに個々での探究に戻っていきました。
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13:00
12時に初等部と合同でランチをした後、13時からはテーマ学習とマイプロジェクト。
テーマ学習では「君たちはどう生きるのか」という単元で学習を進めています。
ヒロックの最上位目標でもある「福利の拡張」、幸せになる力について深堀りする時間です。
「有名」や「努力」「お金持ち」などの価値基準を、自分に照らし合わせながらプロットしていきます。
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さらにこの後、具体的な自分の好きなものや就きたい職業について、なぜそう思うのか、どのような付き合い方ができるのか、どう生きていきたいのかを、AIや友達との対話の中で考えていきました。
最初は漠然と「起業したい」と言っていた子も、対話を通して「地球を守るようなことをしたい。それができるなら社長じゃなくてもいい」と、自分の本当にやりたいことを深めている様子が見られました。
おまけ
先日、ARやVR、センサーでデジタルアトラクションを制作している「メディアフロントジャパン」さんにお招きいただき、広尾の本社へ行ってきました。
実際に体験しながら、最後は「楽しかったこと」「改善点」「新アイデア」を御礼として提案してきました。
最新情報を知ったうえで、大人では思いつかないこと、子どもの目線だからこそ考えられることを知恵を絞ってきました。
社会との接続はリアルな学びと刺激の宝庫。これからも、このような機会を大切に、フットワーク重視で学んでいきます。
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