ヒロック初等部(HILLOCK Primary School)
(写真:ヒロック初等部に隣接する砧公園にて) 世田谷区砧公園の隣に理想の自由なオルタナティブ・スクール「ヒロック初等部」を創ります。2022年4月開校予定です。 HILLOCKは小高い丘という意味で、子どもたちが丘を自由に駆けめぐるイメージから名付けました。 私たちは、3年前に出会いすぐに意気投合しました。教育観もですが、なにしろ一緒にいて笑いが絶えない(笑) LCL研修で半年間のプロジェクトを共にしたことで、単なる意気投合を越え、互いの根っこにある考え方や感覚をシェア
9月13日(金)の放課後、シェルパの希望者と公立小学校で国語を専門にされている教員にお声がけし、吉祥寺校にて教材解釈ワークショップを行いました。 講師はみのさん(蓑手章吾)。 国語(思考と言語)の授業が間延びをするー。 そんなシェルパの悩みから立ち上がった今回の企画。 「教材解釈に尽きる」 この言葉が象徴するように、今回の講座では教材を指導者がどれだけ深く理解し、それを授業にどう活かすかがテーマでした。 1. 国語(思考と言語)を授業で行う意図は? 講座の冒頭で投げかけ
ヒロック中等部、現在小4と小5の計11名でプレスタートしました。 完成年度には、小5から中3までの5年制の中等部になる予定です。 小4でも十分リーダーシップはとれる、小5からは思春期に入り、世界や哲学についても語りたくなる時期のはず、進路を考える年齢なのに3年は短い、などの理由から、初等部4年制、中等部5年制としてみました。 それでは具体的に、中等部は初等部と何が違うのか!中等部の1日をご紹介いたします。 9:00朝のサークルタイム。 自分たちで今日の欠席者と出席人数、今日
「みんなで山に登りたい!」 コゥ・ラーナーの一言からこの企画がスタートしました。 season2のとある日、HILLOCK世田谷校のメンバーで高尾山に登りました。しかしこれ、ただ登るだけではありません。そこには、コゥ・ラーナー一人一人が時間をかけて成長していったストーリーがあったのです。 今回はそんな高尾山登山までの経緯をご紹介します。 計画元々は神奈川県の大山に登りたいという、コゥ・ラーナーの「どうしても」で動き出したこの企画。距離や時間を考慮しつつ、「山に登りたい」
2024年後半戦。 前半戦はこちら⇒算数的探究「数と論理Ⅱ」春・夏|ヒロック初等部(HILLOCK Primary School) (note.com) 数と論理Ⅱでは、実際に身の回りにあるイベントなどを通して、 「数って便利だなー」 「ないと困るなー」 「自分も数を操れるようになってみたいなー」 と思えるような布石を意識して授業を作りました。 毎朝の自由進度学習でも、算数を選ぶことがぐんと増えた印象です。 数と生活は密接につながっている。 そんなことに気付いてもらいたいとい
ヒロック吉祥寺校を開校します! ヒロック初等部は世田谷校、代々木校に続き、吉祥寺校を開校します。 ヒロック吉祥寺校は井の頭公園まで徒歩10秒で、もう公園はヒロックのものと言っても過言ではありません笑 井の頭公園と言うとお池の周りを散策するシックなイメージをお持ちかと思いますが、ヒロックが位置する南端は、三角公園という木々の繁る芝生広場があって伸び伸びとした活動が可能です。 特長的なのは「川遊びができること」です。神田川の源流がすぐ近くでそこでは東京では珍しい川遊びが可
ヒロック2年目、2期生が新たに加わったということもあり、今年度からクラスを2展開することにしました。 「数と論理Ⅰ」と「数と論理Ⅱ」。 学年で分けるのではなく、Ⅰは楽しみながら基礎を固めたい子、Ⅱは発展的に応用しながら深めたい子向けといった感じでしょうか。 子どもたちは自分でⅠかⅡを選び、途中で移動することもOKとなっています。 今回のnoteでは、新設された「数と論理Ⅱ」の実践についてご紹介していきます。 1時間目「単位を作るのも単位」 3月からの続きなので、スルッとス
ヒロック初等部代々木校が2023年9月に開校します。 そう聞いて、こんな疑問をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。 「たった一年ちょっと前に開校したばっかりなのに、もう二校目を創るの?」 「二校目なんか出して、レベルは落ちないの?」 とご心配をされる方、あるいは、 「資金面は大丈夫?(出してあげようか)」 という優しい方もいらっしゃるかもしれません。 私たちも色々と考えて、議論しました。 <なぜ今、二校目を創るのか?> ・1年間の実践で、子どもの成長やスクールの
ヒロックのシェルパは、学びの旅をより魅力的にするために、テーマ学習に取り組んでいます。 ヒロックは「福利を広げていく」学校です。自分に必要なことはひとりひとり違う。だから自由進度学習やマイプロジェクトを通じて自分に必要なことを身に着けてきました。 しかし、同時にシェルパが「どうしてもこれは人生の中で触れてもらいたい」と考えているテーマをコゥ・ラーナーたちが学んでいくことも大切にしています。 2022最初のテーマ 最初のテーマとして、「食」を選びました。というのも夏に大
歴史を学ぶことはとても大事です。一方で、過去にばかり目が向いてしまい、今が置き去りになっては本末転倒。 今起こっている事件や事故は、今を生きている子どもたちも当事者です。 正解のない本物の問いや課題を、こどもたちとともに考えていく。 その積み重ねが、未来を生きるこどもたちの力を育み、未来を変えられる希望につながると信じています。 内閣府で大臣と対面 2022年9月。静岡県にある認定こども園で、園児が通学バスに取り残されて死亡するという、痛ましい事件が起きました。 今回はヒ
元々は子どもが初潮を迎える前に、生理について教えようと思ったことがきっかけ。 そもそも生理って、公教育だと女子だけが学んでいるけど、だから余計大人になってもタブーになってるんじゃない? それが原因で、男女格差も埋まらないんじゃない? 世界と比べても、ジェンダーギャップ指数ランキングが極端に低いのが日本。 男性でも、生理について知っておくべき。それこそ、先入観が出来上がってしまう前の子ども時代に。 一方で、生理って女性のことって思い込んでるけど、正確には「体が女性」ってことだ
第7~16時 新しい物語へ 前作、「アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険」の次は、「アインシュタイン: 時をかけるネズミの大冒険」を読むことにした。 前作同様、挿絵が綺麗であったり、歴史上の出来事にも触れ合えるる冒険活劇だ。 シーズン2は水曜日にもゲストティーチャーが来たり、研修日でお休みの日が多いので、物語に触れられる日が飛び飛びになってしまう。それをコゥ・ラーナーに伝えるすかさず「忘れないようにメモがしたい!」という提案があった。 シーズン1でタイピングに慣れ
◎もうすっかり正月気分はぬけましたがおめでとう ◎いつまで正月? ◎俳句でも一句読むとしませう ◎ってかHAIKUってなによ? ◎松尾芭蕉を憑依させてみる(なってみる学び) ◎合作俳句は巡り合わせの奇跡の妙(霊験) ◎言葉というものから立ち上がり広がる風景 ◎自分と他者の豊かな解釈 _________ 鎌倉時代中期に始まったとされる歌会を、21世紀の最先端をいくHILLOCKで、詩人の上田假奈代さん考案の「合作俳句*」手法でやってみたよー。 _________ *合作
第15時「なんで1年は365日なの?」 幾何分野へと発展させていくことをねらいに、まずは大前提の基礎から。 昔は時計なんてなかった。その頃って、どうやって生活していたんだろう? ということで、みんなお得意のタイムリープ! 「太陽が昇って沈むから、朝と夜はわかる!」 「昼も、なんとなく太陽の高さとかでわかりそう」 太陽が出ていた時間を12分割した説を採用。諸説あり。 こうやって1日が繰り返すことに気付いたんだね。じゃあ、1年は? 「季節とか?」 「でも、エジプトとかって1年中
◎12月だねぇ。最近どう?の問い ◎年末年始にわきあがること ◎クリスマスの楽しみと正月のつまんなさ ◎退屈なお正月 ◎お正月にすること、その思い(願い) ◎縁起ということ ◎今の思いを折り込む ◎折る・祈る・縁起 ◎それぞれの「今」を思い祈りを折り込む年末年始の飾り物 ◎G君の「これでいい」に溢れるもの 12月のHILLOCK ART LAB は「お正月ってどう?」からはじまりました。 どこか油断していてうっかりと、好意的な返事が来ることを予想していたのですが、第一声は
4月。18人の子どもたちが、ヒロックに入学してきてくれた。 子どもたちは、大きな不安と共にスクールに来ている。 新しい場所、新しい仲間、新しい大人。 この場所が居心地よい場なのか、危害を加えてくる仲間はいないか、大人は何を要求してくるのか。 そんなことを本能的に、敏感に感じ取ろうとしている。 「ヒロックって、こんなところなんだ」が形成される最初は、とても大切。 後からイメージを変えるのは、なかなか難しい。 悠久の時間 だから、ゆっくりたっぷり、なじませる時間をとることに決