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アンチサブカル地獄変「感傷マゾとか言ってる奴らの薄ら寒い気色悪さ」(エッセイ)


今回の記事は、自分が過去に企画した同人誌『共感性致命傷説集 vol.1』に掲載した架空のインタビュー原稿です。

頒布したのももう2年前ですし、boothの在庫も既にないのでここに再掲します。

今後も、過去原稿をいくつか載せようと思っています。(当然ですが、自分で執筆したものに限ります!!!)

それではどうぞ。今回は「攻撃的な文体」というのに挑戦しました。普段から口汚いわけでは、ありません。

1.
傷を舐め合うのは勝手だがベロベロした唾をこっちまで飛ばしきてンじゃネェぞ、感傷マゾ野郎。「青春できなかった……」とかゴチャゴチャ泣いてるだけならまだしも、「青春できなかった……という鬱屈をエモい文章に昇華するボク/ワタシ」とか悦に浸ってるてめェらみたいなモンは心底気色悪いよな。自分の人生を切り売りしてネタにして、そのうちネタのために人生やるようになるンだよ、てめェらみたいな連中は。最初は本当に青春を送れてなかったやつも、「わざわざ青春を避ける」ようにいずれなンだよ。他人を蹴落として大学入ったクセに留年しまくるカスと同じだよ、てめェらみたいなモンはよ。

あと、青春を謳歌してる癖に「これは正しい青春じゃないから自分は敗北者なんだ……」みたいなツラしてンのもクソ腹立つよな。テメェらが負け組ぶってシコってンのは良いけどさァ、テメェと同じ立場で満足してる奴を巻き込ンでンじゃねェよ、正しい青春が……じゃねェだろ、その正しい青春はテメぇが決めたンだろうがよ。てめェらが必死こいて「正しい青春」を規定しようとすンのは、そうしないと自分が「青春を謳歌してる側=敗者ではない」ことを認めなくちゃいけねェからなンじゃねェの?負けてんのがアイデンティティなンだからそりゃ必死になるよなァ。ホントは負け組でもなンでもねェのに。

2.
批評とかやってる奴に結構いるよな?オタクコンテンツはかつて社会に馴染めない俺たちの逃げ場で~でも今はそれが社会の中に取り込まれてしまっていて~みたいなこと言うヤツ。一部では「感傷マゾ」とかその周辺のものを新しく、社会から背を向けた「逃げ場」として再構築しようとしてるやつもいるみたいだけど、一回考えて欲しいンだよな。それまで気楽に楽しンでたものを、どっかからやってきた小賢しい連中が「批評」とやらで高尚なモンに仕立てあげて、いつの間にか自分らが「深さがわかってない奴」にされてるような気分をさ。そりゃてめェらにそういう自覚はねェだろうがよ。……今「感傷マゾ」で主に扱われてんのはアニメとか漫画だからいいよ。もうそれは90年代からゼロ年代でやられちまッてるからさ。でもお前らの射程には「中高生向けの青春小説」とかも含まれてンだろ?そういうのに手ェ出して欲しくはねェよな。てめェらが「パンピー向けのライトなジュブナイルを〝批評〟しちゃう自分……」ってメタな自意識を「この小説の青春描写が本当に刺さるんです……」ってベタな感性で誤魔化してペチャクチャ喋ってる様子が容易に想像できンだよ。高尚なことができる奴は高尚なモンに触れてりゃいいだろうが。奪うなよ。どうせ一般文芸の批評なんかすぐ飽きて、アニメと漫画の話しかしなくなるんだからさ。

そンなンだから感傷マゾはインテリオタクのスノビズムの域を出れねンだよな。いや、別に出てこなくていいよ。それでインディーズ批評界隈とかに取り込まれてけばいい。いまだにセカイ系とか言ってるゼロ年代カルト信者の仲間入りだ。0アノン予備軍が。

3.
青春を過ごしてない自分をメタな視点で見て、「存在しない……辛い……」とかツイートしてる奴は筋トレでもしろよ。タイムライン上露出プレイは迷惑だからやめろ。通報したからな。公の場で全裸になるのがアウトなら公開アカウントで内面晒けだすのもアウトじゃねェか?てめェらみたいなモンは、右手で官能小説をタイピングしながら左手で陰茎しばいてるサルだ。お前らは好きな作品も気持ち悪ィからな。『秒速五センチメートル』とかだろ?オレが一番好きじゃねェエヴァンゲリオンだよ。アレは。

そもそも新海監督は最新作も気に入らねンだよ。『天気の子』って要するにてめェの話じゃねェかよ。陽菜(新海誠)がいつもみてェにいかがわしい仕事(性癖映画製作)しようとしてたら帆高(川村元気)が現れて天気を晴れにするとかいう万人受けする仕事(『君の名は。』)をさせたら、新海監督が雲の上の人になっちまったからそれを川村元気Pが走って引っ張り戻してくれたッて話なンだろ?「自分のために祈って、陽菜」じゃねェだろうがよ。てめェが働かせたンだろうが。ビッグマック食って泣いてんじゃねェぞ。そんで新海監督が自分のために力を使って出来たのはてめェら2人のラブストーリーじゃねェか。そりゃお前の気分はイイだろうがな、山手線はてめェらのバージンロードじゃねンだからな。ダッシュしてンなよ。

新海監督はキャリアの最初から、自分で猫の声当てて映画なんか作ってるしゃらくせェ監督だからな。猫好きにろくな奴はいねェよ。ツイッターの猫好きなんてみんな猫が好きだと思ってやがるアホだしな。「TLが殺伐としてるみたいですけど、みなさんネケチャンの写真で癒されてくださいな」じゃねェだろうがよ。てめェは会議が紛糾してたら会社の外歩いてる野良猫とっ捕まえてオフィスに投げ入れンのかよ。てめェがやってンのはそういうことだよ。

そんな猫好き新海監督の猫映画『彼女と彼女の猫』、次作の『ほしのこえ』、次々作の『雲の向こう、約束の場所』、そのプロトタイプ漫画『塔のむこう』はどれも正直悪くねェよ。『ほしのこえ』なんかはオレが結構好きなエヴァンゲリオンだよ。だからこそオレは『秒速五センチメートル』が好きじゃねェんだよ!あれを観たときはマジで血が沸騰して下北沢トリウッド爆破してやろうかと思ったよ、本当に。下北なんて

「ヴィレヴァンは確かにかつて地方において異端の文化資本に触れるいわば〝サブカル界の地方国立〟とでも言うべき場ではあったもののインターネットの普及で今やその役目を終えた〝浅いサブカル〟なんだよな……」

とか思いながらもなんだかんだ用があればヴィレヴァンに入るサブカル野郎しかいない街だから爆破してもいいンだけどな。感傷マゾとか言ってる奴はサブカル野郎のくせにオタクに擬態してるからしゃらクセェよな。てめェらみたいなモンは一歩間違えたら首絞めセックスしたあと「生きてるって気がする」とか言って年中藁みたいなサンダル履いてカレー屋行ってる人間になってたんだから姿勢を正せよ。

……なんの話だっけ?そうだ『秒速五センチメートル』の話か、あれはホント腹立ッたよ。『ほしのこえ』も『雲の向こう、約束の場所』も、新海監督はそれまで「引き裂かれても繋がってる」関係を描いて客を喜ばせてきた癖に、突然『秒速』で「そういう関係はあくまで宇宙船だの平行宇宙だのありえねーものに支えられて成立していただけで、現実でそれが起こったら普通にお前の知らん人と結婚しますw残念w」とか言ってきたわけだ、ざけンな!!!現実を突きつけられてクッソムカついたぜ。

どうでもいいけど、感傷マゾとか言ってる奴らはやたら夜になると歩いて帰りたがるよな。なンなンだ?いったい。お前ら、昼はそんなに歩かない癖に夜になるとアンニュイな表情で二駅から四駅くらいの区間を歩いて帰ろうとするのをやめろ。職質されるぞ。お前らみたいなモンは自分たちがどれくらい気持ち悪いのかわかッてねェからな。「自分たちって気持ち悪いなァ……」じゃねンだよ。もっと気持ち悪いからな?

それがわかったら家で筋トレか、資格の勉強でもするといいよ。


口悪すぎワロタ。「感傷マゾ」の同人誌なら、「感傷マゾ」の悪口も載せとかないとと思って書いたものです。曲がりなりにも「マゾ」だし、これくらいの暴言は許容範囲でしょう?(そうかな)


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