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[116]上海電力がもたらす悪夢~(その49:ウェルスナビ)

先の記事[110]でフロント企業化工作の終盤にあるのでは無いかと考えた企業を見ていきます。今回はウェルスナビです。

会社概要

少額から積み立てをメインにしたスマホなどでできる資産運用の会社です。
2015年に会社を設立し、2020年にマザーズに上場しています。

マザーズ上場のお知らせ

懸念項目

2016年10月頃からSBIホールディングスとの関係が出来たようです。

第二回目の資金調達(15億円)に関するニュース

顧客から集めた資金をどこに投資するのかが問題になってきます。国内企業をフロント企業化するために株主になるということが考えられるわけです。
ただし、去年(’22)にSBIとデカップリングの動きが起こっています。

https://ssl4.eir-parts.net/doc/7342/tdnet/2185732/00.pdf

SBI証券、SBIネオモバイル証券との業務提携解除

SBI側から業務提携解消を申し出たということなので、ウェルスナビ側がSBI側の要求に応じなかった報復なのかもしれません。つまり、ウェルナビは中国フロント企業化に抵抗していると考えられます
SBIとの提携解消以後は、別の証券会社などとの提携を増やす・投資最少額を下げて新規顧客を呼び込むなどの対策を行っています。

株式関連

株主推移

マザーズ上場の時の主幹事はSBI証券と大和証券でした。株主にSBIホールディングスの北尾吉孝が居るのでどれだけ力を入れてフロント企業化したいのか分かります。
全体的に信託口が多いのですが、香港上海銀行(ロスチャイルド系統)が代理人をしている物が多いのが気になります。特にSSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNTは、中国政府系ファンドの可能性があります。

’OD05’と入っていないので違うかもしれませんが、SSBT OD05 OMNIBUS ACCOUNT - TREATY CLIENTSは中国の政府系ファンド「中国投資」と国家外貨管理局によって運営されているとされる投資ファンドといわれています。
最終の株主のデータが'22/6なのでSBIとの業務提携解除後にどの様な株主構成になっているのか注目です。

中国との関係

今のところETF(投資信託の一種)で中国株に投資している以外は無さそうです。

ETF新興国株投資先

台湾セミコンダクターが裏で中国と繋がっているかどうかは分かりません。テンセントとアリババは御存知の通り、中国の企業です。どちらもVIEスキームなので、普通の株とは扱いが違います(議決権が無い)。

中国では外国人投資家による支配をされないように制度設計がなされているので、資金調達のための裏技みたいな物がVIEスキームです。ここら辺が相互主義じゃないですよね・・・一方で日本は簡単に株主になって支配されてしまうわけです。

まとめ

中国フロント企業化に抵抗中のようです。
今後の注目すべき点は、2つでしょう。
・株主構成および比率
・新興国株の投資先
投資先については、米中対立激化を考えても中国からインドなどに変更すべきでしょうね。

(つづく)
↓上海電力の記事のまとめはこちら

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