言いたいことを言えない、スタートアップは必ず失敗する。
なぜこれを書こうと思ったのか、その背景の部分を簡単に説明しようと思う。
僕は今正社員が数名しかいないスタートアップで、もくもくと働いている。もくもくと開発をしたり、広報をしたり、採用をしたり、営業をしたり、本当にいい意味でも悪い意味でも垣根のない環境だ。
そんな毎日を過ごしているとスタートアップの浮き沈みは大きく2つの変数しかないのだと痛感する。
・人を連れてくる
・市場を選ぶ
市場は一度軸足をおいてしまうと、なかなかピボッドし辛い部分はあるけれど、人を連れてくることにおいては幾分かやりようはあるのだと思う。
そんな時に、「従業員エンゲージメント」という単語が社内で上がった。
簡単に言うと、
この状態だけ保てていれば、人は辞めずにいきいき働けるし、むしろ採用の為に人を紹介してくれるくらいの理想的な状態と言える。
この状態は、大きく2つの要素から成り立っていると言われている。
一つは衛生因子と言われる下記の要素、
・報酬(給与、福利厚生)
・評価(人事考課、FB)
・環境(労働時間、勤務時間)
・人間関係(上司、部下、同僚)
もう一つはモチベーション因子と言われる下記の要素、
・組織文化(理念、ビジョン)
・社会的認知(企業価値、社会貢献)
・仕事(やりがい、挑戦)
・成長(機会、スキル、経験)
まぁよくあるテンプレートフレームワークなのだが、ここで大事だなと思ったのは人間関係の部分だ。
人間関係、流行りの言葉で言えば心理的安全性などと呼ばれているが、正直これ以外の要素はお金があればなんとかなるんじゃないかと楽観的にな思う。要するに仕事を頑張れということ。
問題なのは、この心理的安全性がどうともならないワンマンスタートアップや入退出の激しいスタートアップだ。
個人的に、スタートアップの会社は、会社ではない。従来の会社と呼べるほど安定したものはなにもないのだ。
何も安定しない環境において、会社への愛すらないようでは、事業を支える組織という地盤は崩壊し、必ず失敗する。
個人的には、そう思う。
宣伝ですが言いたいことを言える、それだけしか取り柄のない会社でよければ是非一度言いたいことを言う時間を過ごしましょう。
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comonoというデザインテクノロジストチームでプロダクトを作りながら、他社のプロダクト設計とかまとめているのでもしよければフォローお願いします!
いつもありがとうございます、面白い話するのでお茶でもしましょう。