生活が乱れすぎて体外離脱した話④ついに霊能者に視てもらうことに。


一連の体外離脱シリーズの第4弾、前回は体外離脱後の世界である名倉について紹介しました。

まあ、なんだかんだ言って体外離脱して名倉の世界で遊ぶのは楽しかったですよ、自由に飛べるしなんでもできちゃうし。またビビりの癖に結構オカルトも好きなので実際にリアルに体験できて危険も少ない体外離脱は本当に興味深くもありました。

ただやはりというか名倉の世界に夢中になった分ただでさえおろそかになっていたリアル世界がますますおろそかになっていき、生活習慣の乱れも相まって起きてる時も夢うつつの状態でした。


そして金縛りもますます酷くなっていき頻発というか毎日毎晩金縛りにあうようになっていました。それはまあ慣れていたのでまだよかったのですがやはりだんだん酷くなっていきしまいには昼間にも金縛りにあうようになってしまいました。


どういう事かというと、昼間例えば家にいる時に(というか全て家だった)突然もの凄い眠気に襲われます、その凄さといったらもう凄いんですよコーヒー飲もうが運動しようが何しようがまるで無駄、吸い込まれるようにその場にへたりこみ込みそして抗えない眠気に圧倒されて眠ってしまいます。


その瞬間案の定金縛りになったかと思うとかなりリアルな幻聴が聞こえてきます。例えばお経であるとか古いレコードから流れてきたっぽい欧米の女性の歌声であるとか。前回のnoteで幻聴は自分の内面の心境が反映されると書きましたがこの時は外部からの影響を感じました。ただ自分が恐れてそう思ってただけかもしれませんが。


そして気合で何とか金縛りから脱出してもまたすぐに強烈な眠気が襲ってきて金縛りにあう→そしてまた気合で振りほどく・・・こんな事を何回も繰り返してようやく本当に脱出した時にはへとへとになっていました。

この時までは金縛りや幻聴は入眠時幻覚だと思っていましたし、睡眠リズムが乱れて睡眠障害であるナルコレプシーになっていたのかもしれません、実際日中の強い眠気や金縛り幻覚・幻聴などの症状は自分に起こった事とそっくりですし。またじつは日本人が一番有病率が高いといわれています。

しかしこんな事が続いてくるうちにだんだん不安になってきましたし、またある晩これはもしかしたらというような体験もしてしましました。
いつものようにベッドに入り寝ようとしていました、するとベッドと壁の間くらいから緑色の発光体がでてきました、その時は知らなかったのですが丁度オーブと呼ばれるものとそっくりでした。

ただその時はオーブの存在を知らなかったため蛍か?と一瞬思いました。
そしてその発光体は足元からふーと自分の頭のほうにやってきました。で、蛍がこんな所にいるはずが無い!と思った瞬間・・・。



その発光体の光が拡散しメガネをかけたオバさんに変化(へんげ)しました。



その時がたぶん人生で一番驚いた瞬間の一つだったと思います。
詳しく解説するとその緑色のオーブらしきものはその緑色の光はそのままに、光を拡散させて立体的なホログラムのようなものに変化したのです。
そして緑色の半透明のホログラムチックなメガネおばさんが現れました、しかもそのおばさんはすごく楽しそうに笑っていました。
印象的だったのはその笑い声がとても高音だった事です、たぶん人間だったら出せないんじゃないかというようなキーの高さでした。


で、当然ながらそんなおばさんがいきなり現れたので自分は度肝を抜かれました。今までは眠気が来て耳鳴りや金縛りがあって幻覚を見るという順番だったので、こっちも幻覚と割り切って動揺しなかったのですが。この時はそれらの順序をすべてすっとばして突然緑色の半透明なおばさんがあらわれたので驚愕しました。


驚いてとっさに目をつむった後、一瞬でしたが混乱の中さまざまな考えが頭の中を駆け巡りました。
やべえ!ついにみえちゃった!、誰なんだこのおばはんは?いきなり光が拡散したぞ?、すごい声が高かったな・・、本物の幽霊なのか?、だとしてもいきなり人の部屋に入るってくるとは失礼な!等々一瞬でしたがさまざまな考えが駆け巡りました。

そしてふと思いました、この幽霊?意外とそんなに怖くないなと。
そう、ただのメガネのおばさんがただ楽しそうに笑ってるだけでしたから。
例えるといたずらをしてわらってる子供みたいな感じでした。
まあいきなり出てきたので面食らって目をつむりましたが、オカルト好きの自分はまたとない本物の幽霊を観察できるチャンスだと思い。思い切って目を開けました。


しかしそこにはもう何もいませんでした。
ただの部屋の暗闇があるだけでした。まわりを見てもなにもいません。
興奮冷めやらぬ自分はだんだん怖くもなっていたので、兄の部屋に行き兄を起こそうとしました。すると兄はなぜかベッドでうなされていました。


もしかしてやつの仕業!?そう思った自分は兄をたたき起こしました。

自分「見たんか?メガネのおばはん見たんか!?」
兄 「う~ん?いや憶えてない・・」
自分「!????」

兄は何を見てうなされていたのかも覚えていないようでした。結局よくわからかったのですが、それ以降はそのおばさんは見ていません。
あの様子からするとちょっといたずらで脅かしに来てただけかもしれません。
ただその日の体験は自分にとっては鮮烈で今までの金縛りの幻覚とは明らかに異質だったので不安はつのるばかりでした。

翌朝その事を母に話すと一度知り合いの霊能者に視てもらったらといいました。

その霊能者というのは職業として霊能者をしているのではなく、表向きは某施設で清掃員として働いている人なのですが、霊が見えるという事でかなり有名になりその関係の相談や人生相談などでかなりの人がおとずれていました。ちなみにお金はいっさい受け取りません。


一度相談してみた方がいいのかもしれない、そう思った自分はその人の元を訪れました、その人は掃除のおばさんですがやはり独特の雰囲気をまとっていました。表現が適切かはわかりませんが地獄の底まで見通す・・そんな目をしていました。そしていろいろ起こった事を話しアドバイスをもらったのですが結論を書くと。


自分は霊をひきよせやすい体質だという事、なのでいろんな霊が寄ってくる。そして弱っている時にはその霊の影響をうけやすいという事をいっていたと思います。

たしかに金縛りになっていろんな人やモノが見えたし、その頃はよく夜遊びで心霊スポットにもいっていたのでそこら中の霊を集めていたのかもしれません。

そして次の事をすすめられました。
①毎日仏壇に手をあわせる、お茶等もそなえる。
②一ヵ月か半月に一回仏壇に盛り塩を供え、そこに力を加えてもらうよう祈る。
③その盛り塩を家の四隅に設置する。

つまり仏壇に毎日手を合わせる事と、家の四隅に盛り塩をするという事です。
それと徳を積むいわゆる陰徳を積むのも大切、世の中の為になる事をしなさい、ただし向き不向きがあるので向いてる事で。という事も言っていた気がします。


このようにいろいろアドバイスをもらいましたが正直自分は半信半疑でした、というのもその当時は怪しい宗教が百花繚乱でたびたびテレビで取り上げられていたのでそういったスピリチュアル関係の事はどうも信用できなかったのです。


せっかくアドバイスしてもらったので家に帰って一応その通りにはしましたがいまいちそういった事は信用してなかったので、たぶん思い込みやプラセボで金縛り等は多少おこらなくなるだろうけど完全には無くならないだろうなと内心思っていました。


しかし結果は意外なものでした。なんと盛塩をしたその日からきれいさっぱり完全に金縛りは起きなくなったのです。


ほんとうにウソみたいに一切金縛りや幻聴&幻覚はぴたりと止みました。
これは一切ウソ偽りのない事実です。ほんとうに不思議でした。


なぜならもし生活の乱れからくる睡眠障害で幻覚や金縛りが起こっていたのなら、その睡眠サイクルを正常化させなければ治らないはずで、それにはある程度時間がかかるのでそんないきなり治るはずはないと思いますし。ましてやその日のうちから治ってしまうのはほんと驚きでした。


また思い込みやプラセボにしてもすごい話です、第一半信半疑であまり信じていなかったですし、その日の夜なんかは絶対また変な事あるわとびくびくしていたのですから。


そして結局盛り塩をしてる間は本当に一度も金縛り等にあうこともなく、かなり後になって面倒くさくなってやめてからもかなりまれに軽いのしかおこらなくなりました。

この事があってから少し霊っているのかもしれないと思い始めました、また霊をひきよせやすい体質という事で心霊スポット等には絶対いかないようにしています。もし憑依でもされたらたまったもんじゃありませんから。でも心霊番組や動画などは結構すきなのでそれは絶対安全な家で見ています(笑)。


まあ色々あって夜安心して眠れるようになったので(それ+霊障がなくなったから?)、それまでの廃人のような状態から急激に回復していきました。その時の変わり様は本当に凄くて自分は大学中期の奇跡と呼んでいるのですがそれについての事はまた次回に。


最後まで読んで頂いてありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?