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一人で居ることを楽しんでますか?

ひきこもっていると一人の時間が圧倒的に長い。

「好きでひきこもってるんだから一人で居ても平気。」

なんてのは嘘です。

ずーっとひとりってのは寂しいです。

でも大勢の人の中にいる時の孤独感に比べたら

ひとりでいるほうがよっぽど楽。

私は集団にも馴染めないし、馴染む気もない。

人と接すれば接するほどトラブルは増える。

かといって

ひとりでいるとどうしようもない不安に襲われる時がある。

ひとりだと何かあった時に問題解決できない。

ひきこもりの方の中には経済的な理由から

親御さんと一緒に住んでおられる方も

多くいらっしゃるのではないでしょうか?


でもまあ、ひきこもりに理解の無い親御さん

多くいらっしゃいますよね。

家族会に参加しておられる親御さんは

自分の不安を解消したいだけなのか、

我が子のひきこもりについて勉強をしているのか

分からないような親御さんもいらっしゃいますよね。


親から「あんたこの先どうすんの!?」なんて言われたり、

両親仲が悪くて機能不全家族だったり、

そもそも親子の会話なんてなかったり。

いろんなご家庭がありますが。


私なんかは、白黒思考なもので

理解の無い親と一緒に居るデメリットの方が大きかったので

早々に親子関係からリタイヤしました。


憎くて恨めしい親となぜ一緒に暮らしているのか

不思議でしょうがないですけど、

親子ってそういうもんなんですかね。

一つ屋根の下で他人(親)と一緒に住むのは

うっとおしいかもしれないけれど

ある意味、羨ましいなと思います。

理解されている・されていないに関わらず

誰かがそばにいてくれるわけですから。


それでもひきこもりの方は孤独ですよね。(もちろん私を含めて)

家族との会話があったとしても

100%自分の気持ちは分かってもらえないし

家族に本音をぶつけたところで衝突するだけ。


私にはずっと持っている考えがあります。

ひきこもりこそ健常者と関わる必要があるのではないかと。

「ひきこもり✕健常者」の関わりが一番重要なんだってことを。

とかいってもこれ、

なかなかハードル高いんですけどね。

私には1人親友がいます。

大学時代に出会ったEちゃん。

ひきこもりではありません。

2カ月、3カ月・・・いや半年会わないのはザラです。

すぐ会える距離でもないですし

ひきこもりほど暇ではないですからね。

でも、会って話をすると「私今、人間やってるな~」って感じます。


これは科学的にも証明されている現象で

動物の本能的な感覚で

「不安なことや悩んでいる事、困っている事を誰かに話すと気が楽になる」

という動物の本能があるようです。

そう、理屈では説明できない本能的な感覚です。

そう考えてみると私が最も毛嫌いしている当事者会も

捨てたもんじゃないなと思います。

理想はさっきお話した通り

「ひきこもり✕健常者」ですが

自分の話を他人にすることはとても大切なことです。

それは通院でもいいと思います。

2カ月全く人と会話しなかったら頭おかしくなりすよね。

体調もおかしくなります。

当事者会も友人も難しければ

通院やカウンセリングの回数を増やして

精神科の先生やカウンセリングの先生相手に話すのも有効的な手段です。


で、話を戻しまして

私が継続して会っている人はその友人2人だけです。

他の人とは極力交じり合わないようにしています。

精神科の先生とも一定の距離を置いています。

期待しすぎて裏切られるのが怖いからです。

私はひとりでいる寂しさよりも

他人といる時間の方が不快で仕方がないのです。


私の場合「ひとりの方が楽」は消極的選択によるものです。

今の現状、つまり目の前にある人間関係の希薄さよりも

過去にあった人間関係のトラウマや傷ついた経験に囚われて

現在および未来の人間関係を過小評価しているのです。


そもそも今の私は「ひきこもり=弱者」で

例え勇気を出して人間の群れの中に入っても必ず負け組になるんです。

弱者である私は周りにいる人たちを眺めて

劣等感を抱くことでしょう。

堂々とした態度を取れないもんだから

またイジメにあうことでしょう。

私にはわかるんです。

今までそうだったから。

だからひきこもってるんです。

これ以上傷つきたくないから。

自分は人に迷惑を掛けないように

平等に優しく接しているのに

何故か人からは不平等な扱いを受けて優しくされない。


消極的にひとりでいる事を選んで日々を過ごすなんて

一度きりの人生もったいない!なんてことは解っています。

でもそれを言われるなら

そもそも生まれてきたくなかったですよ。

人よりも弱く生まれてきたのに

人よりも強く生きなきゃいけない。

なんという矛盾。


解っています。

平日働いてるからこそ休日が充実することくらい。

ひとりであることの自由さや身軽さを楽しいと思えるのは

自由で身軽だからこそ

新しい出会いがあったり、新しい人と出会えたりすることを実感するため。

積極的にその楽しさを実感するためにひとりでいるわけじゃない私は

一体何のために生きているの?

それがひきこもりなんです。


本当にひとりでいて楽なの??って自問自答します。

でも過去のトラウマは消えないし

人間が怖いのです。

自分の弱さを認めないといけないのは

いつだって弱者である私たち自身。

自分でこうなりたくてなったわけじゃないのに。

いつだって問われるのは私たち問題のある人間側。

社会環境はしかたない。

人間、十人十色。

そこに馴染む努力をするのが普通で

合わない人がいるのは仕方ない。

会社に1人はいるであろう

思ったこと口から出放題のお局さん。

自分の言葉に一切責任を持たないパワハラ上司。

理解も出来ないくせに説教してくる理不尽な親、兄弟。

わかっちゃいるけど私ばっかり頑張れないわ。

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