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ザ・ゴール2思考プロセス

フォロワーさまの要望もあり、投資に役立つ書籍を紹介しています。

今回はマネジメントの定番系。小説になってて読みやすい、エリヤフ・ゴールドラット『ザ・ゴール』シリーズ。

なかでも、第2弾の赤いやつ、『ザ・ゴール2思考プロセス』が抜群に面白い。 生産管理で利用されるTOC(制約条件理論)を、様々な場面で起こり得る問題解決に適用する内容で、とても勉強になる。

汎用的問題解決のための思考プロセスの決定版。 よく起こりがちな行動レベルの対立、一見して解決策が見つからない対立も、図示して、「なぜ」を突き詰めていくと解消のポイントが見出される。単なる妥協や中庸ではなく、win-winのバランスの取れた解決策。

私は若いときにこの本を読んだからこそ、生粋のバランサーとして成長できたと思う。

また、この思考法は企業の決断や行動を理解する際にとても役に立つ

経営者は常に制約の中に置かれ意思決定していて、全ての決断は対立する利害のバランスの中で成り立っている。 注意深く観察すると、企業や経営者にもバランスのクセがあることがわかるのだけど、そういう深いレベルで企業や経営者を理解すると、次はこういう決断するに違いないなんて予言的なことも見えてきたりする。

株価は将来の期待を織り込んで形成される。他の人より一段深い思考プロセスで将来展望の解像度を少しでも上げることができれば、その積み重ねが利益となる。

ま、読み物としても面白いのでぜひぜひ。 ご購入検討は引地への投げ銭感覚で↓のアソシエイトリンクからどうぞ。


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