時間を補給する

娘が時々こんな風に質問してくる。
「いまは、朝？」
「もう、夜？」
彼女のなかでは、空が明るいときは朝で、暗くなると夜。
たまに家族でする夜の散歩が彼女は大好きで
夕方くらいから出掛け始めるとしきりに「もう夜？夜になった？」と楽しそうに聞いてくる。
せっかく空が美しくどんどん変わっていく時間帯なのだからもう少しこの景色を堪能してごらんよと思いながら
「まだもう少し、夕方」と答える。
数字は読めるけど、時計は完璧ではない彼女にとっては
「体感」が時間のほとんどすべてで
そんな時間との付き合い方がちょっと羨ましかったりします。

最近気付いたのだけれど、わたしはどうやら「時間とその時間の景色」を結構頼りにしているところがある。
なんだか疲れを溜め込んでしまったときや
頭と心がいっぱいいっぱいになってしまったときは
夕方の空気と景色を吸い込むと不思議とダメージが少し回復する。
思えば学生の頃は帰り道の夕方に
会社員の時はちょっとオフィスを抜け出して小休憩の夕方に
頭を整理する時間とこの後を乗り切る追加のエネルギーをもらっていました。
今はこどもが小さいので、夕方以降は時間勝負で過ごさなければならない感じもちょっとあって
洗濯物を取り込む時に、夕方の空気をスゥっと自分の身体にも取り込むことでスイッチを入れたりしています。

私の場合は「時間（とその空気感）を補給すること」が毎日元気に過ごすために重要な鍵だけど、補給したいものは人それぞれ。
何を補給すれば自分がちょっと元気になるか、知っておくことはもしかしたら大事かもと思います。

新しい年が始まって
目標を立てる機会も多いのではないかな。
肩の力を抜いていきましょう。
こんなこと書いたら家族に笑われそうです、あんたが一番力抜け、と（笑）
はい、自分にも言い聞かせて
肩の力抜いてこ、それでも間に合う間に合う！
hike、今年もどうぞよろしくお願いします。