【物語ライター】物語の登場人物風にあなたのお茶会シーンを書いてみる【企画】
白兎に案内されたサロンには、壁一面に絵が掲げられていた。
額縁の向こうから、天使たちがまぶしげひ手を振り笑いかけてくる。
「心ゆくまでごゆるりと」
空と海の境界を溶かしたアイスティーと一緒に、憧れの画材が供されて。
私から時間の概念が消えた。
*
全部がふわふわもこもこしている、お気に入りの空雲カフェ。
ふんわりソファ席に身をしずめれば、小さな灰色鳥がやってくる。
「あったかいじかんをすごしてね」
たどたどしいけれど優しい言葉。
シトリンのハチミツたっぷりのミルクティーで