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【文章語り】文章の『上手い』『下手』の分岐点は〇〇にあり

そこそこ長く字書きをしてて、かつ小説好きとしてふと思うことのひとつに、
『文章の上手い下手ってどこから生まれてくるのか』
という、その分岐点の所在です。

『めちゃくちゃ読みにくい文章』と、『すごくのめり込んで読んでしまう文章』の違いってどこにあるのでしょう?

こんな呟きに反応してくださったクリエイターな皆々様のコメントが以下になります。

・読み手への気遣いがあるかないか、つまりは「他者の視点に立つ」
・読みやすく、理解しやすい言葉使い

・小説は世界観によって難解にするのはありだけれど、ブログやWeb記事は多くの人に伝わる平坦な言葉が合う

ここでわかる、『上手い下手の最大の分岐ポイント』は、『他者目線か否か』であること。
ひとりよがりではない、読み手へむけられた意識の有無なのだろう、と。

たとえば専門用語と思ってないけど専門用語、ってこともありますよね。
それが多すぎると、もう読むハードルは上がりますし、突っかかると楽しめない。

昔、難しい言葉を難しいまま使うのは簡単。
相手にわかりやすく噛み砕けることが真にそれを理解している証拠、的なことを教わりました。

これは、絵で言う『デッサン力』、文章でいえば語彙力や基本的な文の組み立て方に相当するでしょうか。

そして小説は、書きながら登場人物がどう動くのかがイメージできないと、いわゆる『デッサン狂い』や『場面構成の失敗』につながりやすいです。

・右手に持ってたタバコ(小道具)がどこかに消えてる
・部屋にいるはずが瞬間移動してる
・腕が3本ないとできない体勢をしてる
・再現するためには時空が歪む
・誰が誰だかわからない

こういった点が起こると、読んでいて引っかかるノイズになるのは確かです。
(特に脳内に映像を流すタイプの読み手さん)

文章の『リズム感』や『滑らかさ』とも相まって、読みにくい文章になりやすいですね。
文章世界への没入感が損なわれる要因にも。

またそれ以外にいただいたご意見としては、

・書き手の伝えたいことの優先順位が明確である
・世界観の構築の上手さは、重要な要素

といった内容も。
これは、一部は『言葉(表現)の選び方』として、絵で言うところの『絵柄』や『書き込み要素』に該当しそうです。
また、世界観の構築に関しては、絵も文章も共通のものかもしれません。

もちろん、文章の最低限のルールとか表記の揺れ、それ以外にもたくさんの要素はありますが。
やはり全部ひっくるめて、『読み手への気遣い(他者の視点)』に集約されるのだな、と、改めて思えるのでした。

もちろん、『文章が上手いこと』と、『心に響く文章であること』とは必ずしもイコールではないということも感じてます。
これはもう、好みの問題で、相性のレベルで、感性の領域。

そして、書き上げなくちゃ始まらないのは、どの分野でも共通の真理。

それでも,まずは読んでもらえる文章にしていくことが、その分岐点を常に意識していくことが第一歩にして重要項目、と思うのでした。

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