口出しをしない勇気
こんにちは、iniasuの國正です。
指導者として、コーチとして何かと口出ししたくなる瞬間はないですか?
私も何でもかんでも伝えたくなってしまう性です(笑)
とはいえ、全てを伝えきれるわけではないですし、試合中は選手が場面に応じて、自分で判断を下す必要があります。
コーチングをする上で大切なスタンスをお伝えします
アドバイスをしないこと
え、と思われた方もいるかも知れませんが、一番大事と言っても過言ではないです。
コーチは、相手を目的地に送り届ける馬車のような役割です。
まずは目的地(ゴール)を聞き、そこに向かうための道(プラン)を一緒に考えます。
もちろんテクニカルな指導やティーチングは、スキルアップには必要不可欠な場面もあります。
その前提に、本人がどんなプレーをしたいか、どんな選手を目指したいかというゴールが必要です。
選択肢として、具体的なイメージを引き出すことはあるが、どっちが良い・悪いという話はせずに、相手に選んでもらいます。
この自己決定を促すことにより、内発的モチベーションにつながるため、行動が持続し、結果的に目標達成の可能性が高まります。
冒頭コーチの役割として、相手を目的地に送り届ける馬車と表現しましたが、目的地を明確にし、そのためにすべき行動の自己決定を支援する。
従来のような「〇〇のほうが良い」「今までは✗✗だったから...」など自分が知っている知識や経験からアドバイスをするのではなく、選択肢として提示することで、今までと違った成果が得られるかも知れません。
決して今までの知識や経験が無駄というわけではありません。むしろ学習し続けることで、「選択肢が増える」「相手の目的地や言葉の意味がより深く理解できる」などのメリットしかないです。
要は使い方と口出ししない勇気次第なのです。
おわり
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