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英語コンプレックス

私は英語が嫌いだ。いや、苦手だ。中学から大学まで、英語の勉強が一番嫌いで苦手だった。先日3年以上ぶりにあった同級生にも、英語嫌いだったよね!!!と言われた。

でも、大学卒業後から今まで約10年の間に、勉強しよう!と何度も手を付けたのは、英語だ。中学文法基礎の参考書、TOEIC公式参考書、ラジオ英語、レアジョブ英会話、海外ドラマ、How to系ポッドキャストにYoutube。TOEICに申し込んだのに、当日バックレた自分のことは、一生忘れないだろう。

半年ほど前に「英語ができなくたっていいじゃない!そんなに自分を責めなくてもいいじゃない!」と開き直った時期がある。でもまた「数か月後の海外旅行に向けて、英語を勉強しようかな」と懲りずに思い始めている。

今回のきっかけは、駅で困っている海外旅行者を見て、助けてあげたい!と衝動的に思ったことだ。助けたいなんて思わないと言い放った夫と比べて、私には自然と手を差し伸べたいという気持ちがあって、その気持ちを生かしたいと思った。だけど、私は自信がなくて声がかけられなかった。

私は英語ができない自分が嫌いなのかもしれない。英語を理由に、コミュニケーションを諦めている自分が嫌いなのかもしれない。

勤めていたときは、いつも「いつか英語が必要なときが来るかもしれない!!」と怯えながら生きてきた。そして実際にその影を感じると焦ってエイゴに手を付けてきた。だけど今回は、「海外の人たちとも恐れずにコミュニケーションを取れるようになりたい」と優しい?気持ちで英語に向かえるかもしれない。

自分を好きになるために、英語に手を付けてみようかな。
このとんでもなく持て余した時間に、「趣味・英語学習」として。

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ちなみに、「助けたいなんて思わないと言い放った夫」とは、決して鎖国的で排他的な人ではありません。
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おしまい


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