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入社からもうすぐ1年経つ今、思うこと

久しぶりにnoteを書こうと思った理由

タイトルに書いたように、もうすぐ新卒入社してから1年になります。これまで怒涛の日々を過ごしてきたこともあり(一言ではまとめたくないのですが)、なかなか仕事以外のアウトプットをする時間を取れなかったので、noteを書くのは本当に久しぶりです。

このタイミングでnoteを書こうと思ったのは、後でも書くように、最近アウトプットをしなければ/したいと感じることが増えたからです。

特にきっかけになったのは、先日ハードめな仕事が終わった週末に体調を崩して寝込んでいたとき、自分が過去に書いたnoteを読み返したことです。

自分がやりたいと思っていたことってこうだったな、こんなことを考えてたなと振り返ることができたとともに、今の自分にここまでのアウトプットができるだろうかと思ってしまったことがありました。

10,000字を超える記事を高頻度に書いていくのはなかなかハードですが、そこまで行かずともある程度の分量でもコンスタントに出すことが必要だと思います。何でもそうですが、トレーニングをサボるとどんどん力が落ちていってしまうからです。

何をテーマにコンスタントに書いていくかはまだ決められていないですが、とにかく自分の頭の中身を言語化しようと思い、吐き出すことにしました。なのであまり綺麗ではないですが、直近考えていることを書いてみます。

ひとまずnote、再開です。

自分がやりたいことはなんだったか

先にも出した自分の過去のnoteを読み返すと、自分の目標は「学問と実務の両面からシステムズエンジニアリングを武器に戦える人材になりたい」ということでした。

システムエンジニアリングは、大規模かつ複雑な目標を成功裏に実現させるために生み出された学問ですが、なぜそれを学ぶことを選択したかと言えば、将来的に宇宙探査をテーマに仕事がしたいと思っているからであり、それはとても規模の大きい事業だと考えていたからです。

今も宇宙探査がやりたいということは変わっていない(「探査」という言葉が最適かは微妙かもしれませんが)のですが、ここ最近は宇宙ビジネスをやるんだということばかり強くなっていた気がします。

確かに宇宙ビジネスには関心を持っているのですが、自分はどういうアプローチで関わろうとしていたかということが少し抜けてしまっていた気がします。自分はビジネスをデザインできるようになること、加えて現場でスキルを磨くだけでなく、そこで得た知見を体系化し、学問として昇華させていくということを思い描いていました。

学問と実務、抽象と具体を行き来できる人になることが重要で、ビジネスとしては事業を創り出せる人になること。この目標に対して実績を積みつつ宇宙業界に足を踏み入れていきたいと考えています。

過去noteを読み返し、最近人と話していてそれを再確認しました。ちょっとずつ変わっている部分はあると思いますし、モノの見方が変わっている部分もあるのですが、大きなところはそのままでした。

たまに思い返して、自分の現在地と、目標との距離を確認するようにしていきます。

インプットの必要性

さて、ビジネスをデザインできる人になりたい、と思って会社に入ったのですが、入社からもうすぐ1年という今になって、インプットの必要性を強く感じています。

自分は今、新規事業をテーマに仕事をしているのですが、他のコンサルティング業務以上に経験がものを言う世界であり、事業開発経験を多く積んでいる人が強い(お客様からの信頼度/満足度が高い)と感じています。

“新規事業”なので誰も正解は分からないですし、特に0から1を生み出すフェーズでは経験以外の部分(経験のもとになる行動力とか、それ以外にも感覚とか知識とか)が重要な場合もありますが、ことメンタリングや伴走支援となると、経験が多い人の方が圧倒的に高いバリューを発揮しているように思います。

ただ、自分はビジネスマンとしてはまだ1年目で、経験は全然ありません。では自分は今の仕事でどうバリューを発揮すればよいかと考えたとき、(当たり前のことなのですが)インプットを増やすことが必要だと思いました。

メンタリングや伴走支援におけるミーティング時などは特にそれがありますが、瞬発力が求められる場面では自分の中にあるものしか話せません。その場で調べて瞬間的に知識量を増やすこともできなくはないですが、そのような場当たり的な対応だけでは質の高い仕事はできないと考えます。

そこで活きてくる(差がつく)のがインプットだと思います。経験していないことでも、インプットを通じて他の人の経験や知見を取り入れておくことで、100%は無理でもある程度経験を補えると考えています。また、引き出しの量を増やしておければ咄嗟の対応が必要な際にも出せるものの量と質が変わってきます。

入社してすぐのときもインプットをしなければと思っていたのですが、そのときは何を話していいか分からない、いきなり現場に放り込まれてもどうすればいいか分からないという不安感が背景にありました。

でもしばらくの間、仕事のことでいっぱいいっぱいでインプットする余裕などなく、そのせいか、仕事で得られるもの(経験)で十分なインプットになるのではないかと考えるようになっていました。

それは今でも半分正しいと思っていて、仕事で得られるもの、実際に動いてみて分かることはとても大きく、ただインプットしているのとは比べ物になりません。

しかし最近、日々の経験だけでは足りないと感じることが増えてきました。段々とネタ切れになってきたように思うのです。

新規事業に取り組む上での基本だったりスタートの部分だったりはなんとなく見えてきましたが(その部分を業務で触れていたこともありますが)、それだけではキツいなと思うシーンが増えてきたのです。

なんとなく吸収してきたものでは対処しきれない、今持っている手札以外のカードが必要だと感じています。

だから最近、本を沢山買っています。(1年弱ではあるのですが)今まで現場で触れてきたものを改めて体系化、言語化し、さらに新しい知識を追加して一回り大きくなれればと思っています。

本以外のインプット方法もありますし、それらも試していきますが、純粋に本を読むことが好きということもあり、貪るように読み漁っている今日このごろです。

働き始めたということで使えるお金が少し増えたので、今まではスルーしていた本も気になったら買っています。

ざっと今読んでいる本を並べてみます。

  1. 【読了】中野崇『多彩なタレントを束ね プロジェクトを成功に導く ビジネスプロデューサーの仕事』

  2. 【読了】荒木博行『世界「失敗」製品図鑑』

  3. 山口周『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』

  4. マリアナ・ミッツカート『ミッション・エコノミー 国×企業で「新しい資本主義」をつくる時代がやってきた』

  5. 大手町のランダムウォーカー『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』

  6. 細谷功,坂田幸樹『構想力が劇的に高まるアーキテクト思考 具体と抽象を行き来する問題発見・解決の新技法』

  7. 田所雅之「入門 起業の科学」

  8. ピーター・ティール『ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか』

  9. 恩田陸『チョコレートコスモス』 (ビジネス書ばかりだと息が詰まるのと、ビジネス書はボキャブラリー増加や想像力の向上には繋がらないので、好きな小説も読んでいます。恩田陸さんは一番好きな作家さんです。)

他にもまだまだ読みたい本があります。これらの本を読んで学んだことはまた別記事にでもします。

とにかく最近は、純粋に好奇心を満たすという意味も含めて、インプット量を増やしています。

アウトプットの必要性

インプット量が増えてきたのはいいことなのですが、やや入力される情報量が過多になってきてしまっているとも感じています。

インプットとは本来アウトプットとセットになっているべきで、何らかのアウトプットをしたい(出力結果を得たい)からインプットがあるべきと考えます。

もちろん新規事業開発に関する仕事に使いたいという動機があり、それがアウトプットという位置づけではあるのですが、全部が全部ダイレクトに繋がるわけではないですし、それだけではアウトプットに対してインプット量が多くなりすぎると感じています。

だからアウトプットは他にもしていくべきだと思っており、その1つがnoteというわけです。今回の記事はほぼほぼ日記のようなものですが、今後はもうちょっと学んだことを整理する場として使っていきたいと考えています。

ただ、アウトプットすることは目的ではなく、手段であり、新規事業開発に関する仕事に使うこと、その先にある自分の夢の実現こそが目的であるべきです。その意味ではインプットも同じですが、変にアウトプットにこだわりすぎないようにしたいとは思っています。

目的の実現が軸にあった上で、必要だと思うインプットとアウトプットを増やしていこうと思います。

そして、アウトプットのもう1つが研究です。最初にも書いたように、自分は学問と実務を両方とも追求していきたいと考えており、会社に入った動機も学問(研究)を進めていく上で必要だと考えたからです。

加えて、研究を進めなければ自分が2年間大学院に通っていた意味が薄れてしまうと思っていることがあります。なんらかの形で繋がっていくとは思いますし、今後ビジネスに振り切っても活かせると思うので、通っていた意味がなくなるということはありません。

でも、自分は今までの進路選択もそうですが、何かしらダイレクトに活かせている、繋げている感覚がないといやだと思ってしまう人なので、研究にもこだわっていきたいと考えています。

研究を進めるということは論文を書くことです。明確にアウトプットが必要になってきます。今ようやく向き合える時間と気持ちの余裕が出てきたので、研究もこれからブーストかけていきます。

去年1本学会Acceptいただけたのはとてもよかったですが、会社に入る前に書き出して大方できていたのと研修期間中だったので、完全に働きながら論文を書くというのはまだ未経験です。

どれぐらいハードになるかはまだ想像ついてないですが、まずは1本書き上げることを目標に頑張っていきます。

おわりに

今回久々にnoteの記事を書いていて、やっぱり鈍ってるなと思いました。当然ですがコンスタントに書いていかなければ、力をつけるどころかキープもできません。

でも、意を決して書いてみて良かったと思います。何より少しスッキリしました。1回きりにせず、これを機にアウトプットを続けていきます。数が全てではないと思いつつ、週に1本はnoteに記事出していくことを目標にやっていければと考えています。

しばらくは日記的にインプットしたことを整理する感じになるかもしれませんが、温かい目で見守っていただければ幸いです。

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