マーケティングの基礎の基礎

今回は、森岡毅さんの『USJを劇的に変えた、たった1つの考え方』を読んでの感想です。
一度は経営破綻に陥ったUSJを「マーケティング」という観点でハリーポッターのアトラクションを始め、ハロウィンのゾンビ演出など、数々の名物イベントを連発するUSJへと改革していった歩みが書かれています。

私がピックアップしたのは以下の3つです。
① とことん消費者目線になる
② 楽をすることは悪ではない
③ 「誰に」「何を」「どのように」が肝

① とことん消費者目線になる

サービスなりモノを提供するのであれば、自分自身それらを使っているユーザーの気持ちになる必要があります。興味がないものは売れませんし、ましてや使っていて不便を感じるようなものは売れません。
森岡さんは「モンスターハンター」のアトラクションを作るにあたり、モンハンを400時間プレイしています。消費者目線になってこそ欲しいもの、足りないもの、心躍るポイントが見えてきます。
提供者都合になりがちなところを、積極的に消費者の立場に立つことで、エンドユーザーの気持ちに寄り添ったモノやサービス提供が出来ます。

② 楽することは悪ではない

戦略とは「戦いを略する」ことです。限られた資金、人手の中で利益を上げていくためには、いかに楽をして稼ぐかということは非常に重要な事です。学校とは違って、汗をかいたから成果でなくてもOKではなく、サボっていても利益・成果が上がればOKです。
楽をするためには、場当たり的ではいけません。「やらないこと」を決めて、論理の上に成り立つ成功確率の高い案件にいかにリソースを注ぎ込むか。ここがマーケティングの重要な観点です。

③ 「誰に」「何を」「どのように」が肝

では、マーケティングはどのように進めていけばいいのか?様々なフレームワークがあり、視点も多く在り小難しいです。しかし、全てを集約すると「誰に(WHO)」「何を(WHAT)」「どのように(HOW)」が明確になっているか、これに尽きます。
この3要素が一貫してそろっていれば、事業として成り立ち、逆にどこか1つでも抜けていたりズレていると成り立ちません。
当たり前な事のように見えますが、意外と抜けていたりします。
今一度自分の事業を見直してみると良いのではないでしょうか。

もちろん、マーケティングの考え方は所謂マーケティングだけに限りません。普段のあらゆる仕事に役立てられるものです。
上記3つ、意識してみてはいかがでしょうか?

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