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リハ塾マガジン

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2022年12月の記事一覧

効果を出すためのストレッチの方法

リハ塾の松井です! ストレッチって普段の臨床でも使う場面多いですよね。 ですが、当たり前にやっているそのストレッチの目的や効果を理解しているでしょうか? ストレッチ1つとっても、目的が異なるとやり方も工夫しないといけません。 若手の頃は思考停止でとりあえずストレッチ10秒とか20秒していましたが、今思えば如何に考えなしだったかがよく分かります。 ストレッチについてよく分かっていないかも…という方はおさえておいてほしいポイントを簡単にまとめましたのでこのまま読んでみて

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股関節の関節包の神経支配を知ることは痛みの理解に役立つ

リハ塾の松井です! 変形性股関節症に対するTHAや大腿骨頸部骨折に対する人工骨頭置換術など、股関節に対する手術は臨床でも少なくありません。 基本的に骨折部、術創部の痛みが症状のメインかと思いますが、中には患部から離れた部位に痛みを訴える場合もあります。 そのような場合、その痛みに対して適切に考察できていますか? そこで重要なのが、「末梢神経の理解」と「手術方法の理解」です。 手術では皮膚や筋肉、脂肪といった軟部組織の他に、関節包も侵襲します。 今回は2021年に出さ

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足関節背屈へ何となくストレッチしていませんか?

リハ塾の松井です! 臨床で足関節を触る時、何となく背屈のROMexやストレッチをしていませんか? そこにちゃんとした理由があるのなら大丈夫ですが、特に理由もなく思考停止で背屈方向へ介入しているのならまずいです。 良かれと思ってやっていても、背屈方向への動きを出すことが逆効果になっていることもあります。 実際、僕は臨床では背屈制限よりも「底屈制限」がある方に出会うことの方が圧倒的に多いです。 なので、背屈方向よりも底屈方向への動きを出すことの方が多いです。 もっと言

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バランス機能が低下した症例は必ずしもバランス練習は必要ない

リハ塾の松井です! 歩行中のバランス能力の低下。 歩行レベルを上げるにあたって大事な問題ですよね。 そんなバランス能力の低下について、あなたならどう介入しますか? 一言でバランスと言っても、バランス能力の低下を起こす要因には様々な原因があります。 ただ、その問題に対してきっちり評価の上介入しないとあまり歩容も改善しません。 僕もよくそうなりがちでしたが、結局何となく歩行練習やタンデム歩行、片脚立位練習を繰り返すだけになってしまってました。 今回はそうならないため

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運動器疾患でも必須な感覚機能の考え方

リハ塾の松井です! 疼痛や可動域制限、筋力低下などの機能障害は臨床でよく遭遇し、対応することも多いと思います。 ですが、感覚障害は苦手意識を持っていて、敬遠しがちじゃないでしょうか。 脳卒中後の感覚障害は約60%もの方が訴えるとも言われるほど、感覚障害は珍しくない症状です。 また、脳卒中でなくても高齢者の感覚機能は高齢化によって低下する傾向にあるので、運動器疾患でも感覚機能の低下は考えられるので、必要な知識になります。 今日はそんな感覚障害、感覚機能に対するリハビリ

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股関節における骨盤と骨頭位置の評価

リハ塾の松井です! 臨床的に骨盤が傾いていると感じる症例はよくおられると思います。 ただ、それが本当に骨盤自体が傾いているのか、腰椎あるいは股関節が影響しているのか。 これを評価しないことには、安易に骨盤が傾いているとは言えません。 例えば、座位で見かけ上、体幹が左へ傾いている方に対して、姿勢の影響で腰痛が出ていると仮説を立てていて、姿勢を改善するためにどこから介入しますか? 原因は骨盤かもしれないし、腰椎かもしれないし、股関節かもしれない。 原因をつきとめるため

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胸腰筋膜の機能解剖から運動療法を考える

リハ塾の松井です! 以前、腹筋群の中でも内腹斜筋が大事だよという記事を書きました。 そんな内腹斜筋と同じくインナーマッスルである腹横筋と関連する組織に胸腰筋膜があります。 胸腰筋膜は侵害受容器が豊富で、痛みとの関連も深いですが、腹筋群をはじめとする体幹筋群と協同した機能的な役割も興味深いものがあります。 今日は胸腰筋膜の解剖学から機能的な役割を考え、より深掘りして解説します!

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痛みに関わる筋骨格系以外の3つの要因を知ろう

リハ塾の松井です! 痛みを見る時、筋骨格系の問題だけに目を向けていませんか? それも大事ですが、それだけでは不十分なことも多々経験します。 と言うのも、痛みを作る要因は筋骨格系の問題だけではなく、その他の要因による影響も強く受けるからです。 若手の頃は、筋膜リリースやSJFなど様々な手技を学んでは実践しましたが、効果が出ないことも多かったです。 何もそれは手技が悪いわけではなく、筋骨格系の問題にしか目を向けていなかった僕が悪かったのです。 要は適応を見極め、使い分け

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長期臥床によって起こりうる腰部の機能障害

リハ塾の松井です! 入院中の患者さんでは、どうしてもベッド上での安静期間が長くなり、活動性の低下をきたします。 安静期間が長くなるので、廃用予防として運動が大事というのは事実です。 ただ、廃用とは言っても闇雲に運動したら良いのか、運動と言っても持久性を重視した運動なのか、瞬発性を重視した運動なのかでは意味合いも異なってきます。 今回はベッド上臥床期間を経て、どんな変化があったのかを体幹筋に着目し調査した研究結果から考えてみました。

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膝OAの運動療法を論理的に考えられるようになろう

リハ塾の松井です! 膝OAは新人のセラピストでも担当する機会が多いですが、個人的には難しい疾患であると思っています。 難しい理由としては、シンプルな筋骨格系の問題だけではなく、神経障害性疼痛や心因性疼痛といった他の問題からくる痛みも混在しているからです。 ただ、それらの面を評価、介入できることも大事ですが、そもそも筋骨格系の問題を適切に評価、介入できていないとリハビリの効果は上手く現れません。 そこで、今日は筋骨格系の問題に焦点を当て、膝OAの筋骨格系の問題を整理し、

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高齢者に対するファンクショナルトレーニングすすめ

リハ塾の松井です! 僕は普段高齢者を対象にリハビリをしていますが、高齢者では既往歴や合併症が多く、問題点が1つに絞られることはほぼありません。 症状も多岐にわたる場合もあります。 高齢者はどうしても若年者と比べると活動量は低くなってしまい、リハビリの対象となる方では尚更その傾向が強いと思います。 活動量が低いと慢性疼痛になるリスクも高くなるため、なるべく活動量を高くするためにも「運動」が重要になります。 そこで問題となるのが、高齢者に対してどんな運動をするのがベストな

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筋連結を利用した運動療法

リハ塾の松井です! 皆さんは運動療法を指導する際、何を意識していますか? 姿勢?強度?回数? 色々考えるべき要素はありますが、僕が考える重要なポイントになる「難易度」があります。 難易度と言っても、今回は支持基底面の広さや重心の高さなどではなく、「筋連結」や「筋の協調性」に焦点を当てて解説します。

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痛みが運動で良くなる理由

リハ塾の松井です! 運動は大事と言いますが、何故大事なのか。 これは目的によって変わりますが、今日は「痛み」に焦点を当てて運動について考えてみましょう。 痛みと運動がどのように関連するのか理解できると、痛みに対する適切な運動の指導ができるようになります。

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関節拘縮の原因を曖昧にしたままROMexしていませんか?

リハ塾の松井です! リハビリの目的の1つに「関節可動域制限を改善する」ことが挙げられます。 その先にADL動作を獲得したい、歩行がスムーズになりたい、痛みを改善したいなどなど、様々なニーズがあると思います。 ですが、何となく関節可動域運動をしていても改善しない症例も少なくないですよね。 その場合、何が関節可動域を制限しているのかが曖昧なことが考えられます。 制限の原因が曖昧では可動域制限が改善しないのも当たり前で、改善したいならその原因をまずは把握するべきです。

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