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リハ塾マガジン

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2020年9月の記事一覧

膝関節の術後、痛みが少ない症例と強い症例の違い

火曜日ライターの松井です! セラピストでもブログで情報発信する方はかなり増えた印象ですが、(今は減ったかな?)多くはWordpressやWix、はてなブログなどの簡単にページを作れるツールを使っていると思います。 最近では、WebflowやSTUDIOといったツールも出てきていますが、最近のお勧めはWordpressの中で使うテンプレートの1つ、「Snow Monkey」というものです。 年間で約1万6千円ほどかかりますが、他のある程度型にはまったデザインしかできないテ

起立動作を4分割して考えよう!【第1相~2相】

リハ塾の松井です! 先日、起立時における膝の痛みについて記事を書きましたが、今日は改めて起立における必要な要素、起立時には何が起きていて、何ができれば起立動作がスムーズにできるのか。 この辺りを解説します! 臨床では起立が上手くできない方は多くおられると思いますが、そんな方にひたすら立つ練習をするのは別にセラピストじゃなくてもできます。 立てない原因を評価して、原因に対して介入して、しっかりと効果を検証する。 この一連の流れがめちゃくちゃ重要で、そのためには起立にお

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起立時に膝が痛む3つの原因

リハ塾の松井です! 膝の痛みを訴える方は多くおられますが、同じ部位の痛みでも痛みが起こる状況は異なることがあります。 起立時、屈曲・伸展時、他動運動・自動運動時、荷重時・非荷重時、階段昇降時などなど。 痛みがある部位がどこなのかを評価するのは当然ですが、どんな状況で痛みが起こるのか、再現性はあるのかないのかを評価することも同じくらい重要です。 今回は起立時に起こる膝の痛みについて、僕なりの考えを解説します。

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肩関節周囲炎~早期に肩甲骨運動が起こる弊害と原因~

火曜日ライターの松井です! 先日、同じ石川県で活躍されている理学療法士の肩さん@katalogpt さんに足を診てもらいました。 1か月以上前から起床後しばらく左第1-2中足骨間が痛く、跛行が出ている状態が続いていたのですが、診てもらえることになったので、診てもらいました。 結果から言うと、めちゃくちゃ良くなって感動しました! 同業者にがっつり施術してもらうなんてあんまりなかったのですが、肩さんは実力も伴っていて、活躍できるのも当然だなと納得できました。 大阪でも施術

片脚立位における中殿筋以外の問題を考えよう

リハ塾の松井です! 片脚立位が不安定な場合、何が問題だと考えますか? 若手の頃の僕は「とりあえず、中殿筋が問題でしょ!」と決めつけていました。 ですが、中殿筋の筋トレで良くなる方もおられましたが、良くならない方の方が多かったです。 でも、そこで筋トレが足りないから、自主トレをしてくれないからとか、何かと理由を付けて中殿筋が問題だと決めつけて考えてました。 今思うとそんなわけはないので、何をそんなにこだわっていたのかと思いますが。(笑) 片脚立位が不安定な原因は中殿筋以

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何となくタオルギャザーしてませんか?

リハ塾の松井です! 足部には3つのアーチ構造があります。 (内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ) これらは以下の3つの役割を持ちます。 ・荷重負荷吸収、減弱させる ・床反力に適応して運動調整する ・足底からの感覚情報を受け取る 特に脳卒中後の症例は、過緊張や内在筋の機能不全による外在筋による代償によって、crow toeや内反優位な背屈などが認められ、荷重によるアーチ機能の役割を十分に果たせるとは言えない状態を多々認めます。 足部は歩行をはじめ、抗重力位での動作に

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足部のロッカー機能を深掘りする

リハ塾の松井です! 歩行において問題点を分析するには様々な要因が関与するため、細かく分析しようと思うとかなり複雑です。 大きく分けると、身体の内的要因と外的要因(床反力、重力)に分けることができます。 まずは視覚的に分かりやすい内的要因の中でも、足部のロッカーファンクションについて解説します。 足部は地面と接する唯一の部位でもあり、前方への推進力を生むための回転軸としても重要です。 まずは3つのロッカーファンクションについてきっちりおさえておきましょう。

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【筋・筋膜への徒手介入】どこへどのように介入するのが良いのか

火曜日ライターの松井です! 今年度から老健勤務なのですが、たまたまかもしれませんが、入所者のリハビリをしていると、リハ拒否される方がとても多く、悩むことが増えました。 病院時代も一定数はいましたが、急性期はリハ介入しなくてもある程度は良くなっていくのに対し、老健など生活期ではあまりそういったことはありません。 病院はベッドで横になっていることが多いですが、老健で動ける方は比較的アクティブに動いている印象です。 その辺りの生活様式や意識の違いもリハを拒否する理由に関わって

膝折れに膝伸筋を鍛えるのはNG!3つに分けて考えてみるのがおすすめ!

リハ塾の松井です! 歩行時に膝折れのある症例に対して、パテラセッティングや座位で膝伸展運動を指導していませんか? 僕も昔は膝折れにはそういった運動を指導していましたが、実は全然良くなりません。 そう思った経験あるのではないでしょうか? まず、歩行は抗重力位で、かつ、CKCの運動形態です。 対して、上記に挙げた運動は除重力位の場合もあるし、OKCの運動形態です。 なので、OKCでいくら筋力を発揮できてもCKCでも発揮できるとは限りません。 今日は歩行時に膝折れのある症

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腹圧を高めるための評価と見るべきポイント

リハ塾の松井です! 腹圧を高めることは体幹筋群の賦活に重要です。 起居動作、起立、歩行、各種ADLに影響を与え、四肢の動きの土台となるので、腹圧を高められるかどうか、高めたまま動作ができるかどうかは臨床的重要なポイントの1です。 ですが、腹圧が大事!とは言っても、具体的な評価が分からない、難しいといった悩みはありませんか? 僕も大事だとは分かっていながら、具体的にどう落とし込んだらいいのか分からず、結局臨床では活かすことができていませんでした。 今日はそんな悩みを解

肩の夜間痛が起こりやすい2つのポイント!評価手順まとめ

リハ塾の松井です! 肩関節のリハビリで、安静時痛はないのに夜間痛が強くて困っているという症例いませんか? 夜間痛は夜寝ている時の症状なので、リハビリで評価する際には再現痛を検証できないところも悩むポイントですよね。 よくある指導としては、背臥位で寝る場合は肩~上腕の下にクッションを、側臥位で寝る場合は抱き枕のようにクッションを入れるというものがありますね。 ただ、これでも変わらず痛いという方が多いのも現実です。 本記事では、そんな肩の夜間痛に対して、これをすると症状

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足部の術後、浮腫がなくならないのは何故?

火曜日ライターの松井です! 最近はNo codeというコードを書かなくても良いツールを使ってアプリやWebサイトを作ってみたりしています。 特にアプリが便利で、今まではHTML、CSS、jQueryといったプログラミング言語を駆使してコードを膨大な量書かないとアプリは作れませんでした。 $(function(){ var topBtn = $(“”); pagetop hide(); $(window).scroll(function(){ if ($

全てに活きる重要な考え方!安定と運動を使い分ける

リハ塾の松井です! 臨床で必ず意識して実践することの1つに「運動と安定を分ける」ことがあります。 運動には必ず安定している部分があって、それがあるからこそ運動する部分があります。 例えば、立位や歩行時に脊柱が後弯してくると思うように前方への推進力が得られないので、脊柱を伸展するように促したいですよね。 そんな場合、胸椎は腰椎の安定を受けて伸展することができ、腰椎もまた骨盤や股関節の安定を受けて伸展することができます。 安定と運動の関係性が上手くいっていないと、骨盤が

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TKA術後に順調に経過する場合とそうでない場合の違い

リハ塾の松井です! 変形性膝関節症(以下、膝OA)は臨床でも多く担当する機会があると思います。 保存療法の方もおられれば、手術でTKAを施行される方もおられます。 TKAを施行された方でよく悩んだのが、術後に順調に痛みが緩和し可動域も改善していく方とそうでない方の違いは何なのか。 これって結構あるあるだと思っていますがどうでしょうか? 順調な方は特に何も考えなくてもどんどん良くなっていきますが、逆に良くならない方は考えに考えてリハビリをしていても全然良くならない…。

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