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イベントを終えて

12月4日に初めてのイベントを無事終えました。

文章を書くのはずっとやってたし、それを人に見てもらうっていうことにも抵抗はなかったのですが、自分の書いた文章をアナログの紙媒体で、しかも目の前で色んな人に読まれるというのは初めての体験だったのでドキドキでした。

本当はもっと文章の展示というより、「言葉×アート」みたいな感じで展示したかったのですが、卒論やバイトや課題に追われ充分に時間を取れなくて、「ザ・言葉」みたいな展示になってしまいました。

その中でもなんかちょっとでも展示方法を工夫したいなと思って、お手紙風にして展示させてもらいました。手紙って封筒を開けるときにちょっとドキドキソワソワするからそんな気持ちを味わってもらえたらなあ、と。
あと、直線よりも曲線、シンメトリーよりアシンメトリーの方が好き、みたいな捻くれ者の私なので印刷した紙をせっせとカッターナイフで切りました。なんとなく歪な感じなのもちょっとしたこだわりだったので気づいてくれた人がいた時は心がほっこりほかほかでした。やっぱり人に自分の意図が伝わるのって嬉しいことです。

いつも文章を書くときは本当に書きたいものを何も考えず書いてるのですが、やっぱり人に見てもらうってなったらそれなりに読み手を意識して、言葉を選ばなきゃなあと思っていました。これがまあなんと難しいというか、やりづらいというか。

私が思いつきだけで書いた文章にはどうにもそれだけで価値があるとは思えなくて、ああでもないこうでもないと書いては消し、消しては書き。これをずっと繰り返してました。正直イベントの3日前くらいまで納得するのが全然かけてなくてめちゃめちゃ焦ってました。

このままじゃダメだと流石に思い、まずは書こう、とにかく書いてから考えよう。

そうして勢いだけで書き殴った(?)書き打った(?)(パソコンなので)文章がこのマガジンの子たちです。

正直いいのか悪いのかわからなかったし、でもそれは私が決めることじゃないからもうなるようになるさ、という気持ちでイベント当日を迎えたわけなのです。

初めて、もしくは2回目の人たちばかりでちょっぴり不安もあったのですが、私のああでもないこうでもないというウダウダした気持ちを、ああもできる、こうもできる、という前向きな気持ちに変えてくれるようなそんな暖かくて、前向きで、まっすぐな人たちで、「ああ、ここにこれてよかったな」としみじみ感じました。

正直人と何かを一緒に作る、みたいな事にここ何年か苦手意識があって。

人と関わらずに進んでいけるのであればそれが1番望ましいって思ってたんだけど、このイベントでやっぱり人と関わるのはいいなあ、と思えました。

そう思えたことがとても嬉しくて、そう思わせてくれた素敵な人たちが私の周りにこんなに沢山いるのが誇らしくて、ちょっぴりひとりでジーンときてました。

一緒に作り上げた人たちだけじゃなく、わざわざ私の為に足を運んでくれた人たちが確かにいて、その人たち全員が私の「好き」に目を向けてくれて正直すごく恥ずかしくもあったのですが、誰一人として何かをバカにするような人はいなくてもう全員に熱いハグを送りたくなりました。


私にとって自分の脳みその中で深めていく考えが本体というか、肉体を持った私が本当の自分みたいな感覚がなくって、自分の考えや思考が私そのものだと思っているから、それを誰かに否定されたり、受け入れてもらえないと存在している意味ってなんなんだろうと思ったりするわけなのです。

それくらい大切なものだから、ドキドキそわそわでした。
普段の私と違うって思われるかな、私に対するイメージが変わるかな、なんとなくそんな不安があったけど、本当にみんなが私を受け入れてくれて、評価してくれて、真剣な眼差しで見つめてくれて、なんとも言えない幸福感で心が満たされました。

言葉ってすごく不自由で、使い方が難しくて、その時に思ってることが100%伝わることなんて絶対にないけど、それでもわかって欲しくて、わかりたくてみんなが作り上げてきたものだから、これからもずっとずっと大切にしていきたいです。

なるべく柔らかくて簡単な言葉で、読んだらちょびっと元気になれる、読んだ人が私の顔を少し思い浮かべてくれる、そんな文章を目指してこれからも頑張ります。

また今度はもっと違った新しい言葉の表現方法を模索していきたいです。

改めて皆さんありがとうございました。

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