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ファッション

このタイトルに実に10分くらいは悩んだ。

私がすきなのは「服」なんだけど、でもタイトルが「服」だけなのは、
何だか味気ない感じがするし、かといって「洋服」とすると、和服はすき
じゃないのかとか自分で思っちゃうし、ああだこうだと悩んだ結果、
ファッションにしてみた。

多分毎月の支出の中で圧倒的に服にお金をかけている気がする。
(旅行とかは除いてね)

いや、気がするというか、かけてます。

でも最近は少し悩んでいたりして、
服って買えば買うほど満たされないと言うか、
私は服を買うときに「かわいい!」という衝動のみで買うので、
この服に合うものがあるかとか、着回しできるかとか、長く着れるかみたいなことは
一切考えずに買う訳なのです。

だから、お家に帰っていざ着てみたら何と合わせてもしっくりこない
みたいなことがよくあって、じゃあこれに合う何かを買わなきゃと、
無限ループに陥ってしまう訳です。

いろんな服を着ることは楽しい。

かっこいい服を着ている時は強くなった気分になっていつもより大股で歩いているし、
カジュアルな服を着ている時は足取りも不思議と軽やかになる。

可愛い服を着ているときは自然と笑顔が増えるし、
セクシーな服を着ている時はお尻に力が入る。

ヒールを履くと背筋が伸びるし、
赤リップを塗ると怖いもの無しな気持ちになる。

身につけているもので正直私はコロコロ変わる。
それが「個性」がないということならば私ほど無個性な人はいないんじゃないか
と思うくらい。

でも私はその毎日変わる自分がすきだし、自分のことなのに
見当もつかない感じが楽しい。

服の系統を絞ることっていうのは私にとっては
生き方を決めるくらい大きな決断だと思っていて、わがままで
いつまで経ってもガキンチョでいいとこ取りをしてたい
私にはまだ系統を絞るとかいうことは出来ない、これはもう本当にむつかしいのだ。
私はまだまだ見たことない私に出会いたいし、自分の可能性を捨てきれない。

似合う、似合わない、とかどうでもいい。

すきで判断すると全部すきなのだからどうしようもない。


イエベ、ブルベ、骨格がどうとか、うるせーすきにさせろ!と思っている。

私が私の服をすきなんだから黙ってろ!という強気な姿勢なのである。

私の服は正直異性ウケは良くないし、よく不思議がられるけど
誰かのために服を着ている訳ではないし、人間を身に纏っている布で判断するような
やつはこちらから願い下げなのである。

外見は内面の1番外側だって言葉をすきだけど、外見だけで判断できないことの
方が圧倒的に多い。
おしゃれな人がすきなわけじゃないし、おしゃれになりたいわけでもない。

その人らしさが目に見えてわかるとちょっと嬉しくなる、それだけ。

まあいつかは物欲ともおさらばしたいし、庶民的なスティーブ・ジョブズになりたい。
(ちなみにスティーブ・ジョブズはISSEI MIYAKEのいい服を着ているから、
私は天下のユニクロと付き合っていきたいあくまで理想ですが)

と思いながら今日も何を着るかに頭を悩ませる時間が楽しかったりしています。

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