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森と畑の子どもキッチンRe start:Day6【2020年2期】

いよいよ今日はいちあんさんへのプレゼンテーション です。

いちあんさんにご協力頂けることが決まってから約3ヶ月という短い準備時間。正直もっとできるのでは、という氣持ちがあるのですが、それでもまずは一回、自分達のやってきたことを伝える、というアウトプットを実践。いちあんさんの胸をお借りする気持ち(なのは私だけだったと思うけれど)でチャレンジです。


今日1日の流れについて確認

今日は何の日?

プレゼンテーションの日!

そこは自覚あり。
が、緊張感は感じさせず。(笑

・自分達でもう一度つくってみて、振り返りながら手で覚えたこと感じたことを伝える。
・実際に使うニンジン、カブ、ジャガイモの成長を確認する。
・ルッコラの出荷


◎作業開始
ホワイトソース
ニンジンペースト
ホワイトソースペーストをつくる

ジャガイモとカブを切る&茹でる

パンを並べる

焼く

できあがり・・・・?!


今日の大事件
『本番なのにパンが焦げた!!!!!!』

やり直そう。野菜を買ってこよう。
そんな意見も出ましたが、、、、時間がない!!

やり直せない。
どうしよう。

悶々とするだけでなく、言葉を出し合いました。

担当してくれた大人を責めたい気持ちもある。
それを正直に伝えてみる。

そして、焦げることを防ぐために自分は何ができたか、こうなった状況の次の一手として何ができるかをみんなで考えました。

焼いている時に興味を持った?
任せっきりにしていなかった?

プレゼンテーション をするのは自分達。
たとえ自分達がやったことではなくても、焦げてしまったことを”お詫び”しながら「それでも食べてみて欲しい」を伝えよう。

これからは任せっきりにしないで自分達も責任を持とう。


そんな話になりました。

正直、1年生には難しい話だったろうな、と思いますがきっと3年生には伝わっていると思います。
2年生はどうだったかな。

自分が失敗したわけじゃなくて、仲間やお願いしている人が失敗しちゃった時の気持ちや行動。

これって白か黒かじゃないスタンスを持つことにもつながるんじゃないかなと思って課題として取り上げ丁寧に気持ちを言葉にする時間を取りました(プレゼンの時間は刻々とww)


プレゼンテーション へ

いよいよ本番です。

始まる1分前くらいですよね、ピリッとしてきたのww
市川さんを目の前にして初めて緊張した様子の子ども達。

練習はしてきたけれど、いざ始まると目を見て話せない子。声が小さくなってしまう子。考え込んでしまう子。

そして全てを伝え終えてから祈るような気持ちで試食する様子を見守る子ども達。

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子ども達にも理解しやすいように「見た目(視覚)」「味(味覚)」「香り(嗅覚)」という3つに分けてお話ししてくださいました。
ありがとうございます。

率直なアドバイスを頂き、理解もできたようですが・・頭はパンパン(笑)


一方で「優しい味でいちあんで出したらお客様が喜んでくれると思います」という一言に安堵した様子の子ども達。


終わった途端、外へ走り出した子ども達(駐車場で鬼ごっこ!ww)を見ると、やっぱり緊張していたんだろうなぁ、お疲れ様、と思いながらも、もっとできるんじゃないか?どうしたらいいだろうか、とわたしも色々思うことがありました。


もう一度プレゼンテーションのチャンスを頂きましたので、課題を再考しながらチャレンジしたいと思います。


大人の世界を知るということ


やっぱりいろんなこと知っててすごいな。

帰りに長男が呟いていました。

力でねじ伏せられるのではない、憧れのような感覚。

それを感じさせてもらえたことがどんなに貴重なことか。

「大人ってすごい」を味わえた貴重さ。



夕食の時に次男にも聞いてみました。「いちあんさんのお話し聞いてみてどう思った?」って。

伝えたいことを伝えていてすごいと思った。

伝えたいことって何?言いにくいことを言っていたから?

・・・・うーんそうじゃなくて、、、とよくよく聞いてみると

どうやら「企業秘密」みたいなことを包み隠さず教えてくれたことがすごい、という意味だったらしいです(要国語力)



きっと参加した子ども達、みんなそんな氣持ちだと思います。体感覚的にね。

その道のプロフェッショナルが、自分達を子ども扱いせず、対等にオープンに伝えてくれたということがすごい、だけでなく、どれだけ有難いことなか、がわかるのはきっと数年後なんだろうなとも思うのです。

「有難いことなんだよ」と私が言ってもきっとわからないと思いますしね。わからないというのは腑に落ちないということで、だからといって言わないわけではないのですが、、、、

なんというか、、、

感覚として「大人がこうやって接してくれた」喜びや誇りみたいなものが刻まれていたらいいなと思っています。

そしてそんなふうに子ども達と接してくださるいちかわさんご夫婦には感謝しかありません。ありがとうございます。


出荷作業でも事件が。

順番がちょっと変わりますが、今日はいちあんさんへの納品もありました。ルッコラを納品することになっていました。

雨上がりできれいになっていたルッコラ。きれいなまま運びたかったので「くれぐれも落とさないようにね」と注意した途端、小競り合いが始まり、入っていた盤を落とす・・・

!!!!!!

真っ黒になったルッコラ。

もうね、本当にね、もう!今言ったじゃん!!!と、叫びたい氣持ちをグッと抑え

みんなで協力して洗いました。

「ルッコラは土がつくと痛むのが早いからね」「折れやすいから丁寧にね」
子ども達としては「マズいことしちゃったな」と思うんでしょうね。
それは小競り合いもですけど、野菜に可哀想なことしちゃった、みたいな氣持ちもあるように感じました。


「きれいなルッコラ納品して頂いて〜」と奥様のちあきさんからお言葉を頂き、実は落として全員できれいに洗いました。。。。。とご報告。

苦笑い。。。。

それでも全員できれいにして納品できたことで良しとしよう。


そうやって「丁寧に扱う」「目的を達成するために協力する」を身を以て体験していくのですよね。

そして大人はグッと我慢し、氣付くことを待つことが試されていると改めて思うのでした。

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プレゼンテーション を終えてからいちかわさんから頂いた課題をどうクリアするか。振り返りをして、宿題の整理をしました。


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