【想い合う心】
【想い合う心】
誰しも涙を流し
誰しも癒えぬ心の傷を背負う
私は想う
己の抱えし苦しみに温かな
情愛を求める者は多く居る事だろう
だが己の心は硬い鎧で護り生きるゆえに
他者の苦しみに寄り添い、労る心を
疎かにしてしまう
与えて欲しいが受け入れたくはない
そんな身勝手な言葉が聞こえてきそうだ
確かに
誰しも他者と関わり不快な思いや
深き心の傷を背負いたくはない
己の事のみ慈しみ
己の利欲の為に生きる
その生き方を否定はしない
だが とても悲しく哀れで心が痛む
どうか 忘れないでおくれ
おのが心に重点を置き生きて行けば
本来の私達の心の繫がりが育む
互いを想い、支え合う精神(心)は失われる
心の凍った人間ばかりが
この世を生きるのか?
偽りの仮面を被り他者を慈しめぬ
温もり抱けぬ世界となるのか?
私達は本能的に
愛に満たされ生きたいと願う
ならば 心に留めて
愛に満たされたいと望むなら
愛を与える事を躊躇わないで
全ては還るの おのが人生(ミチ)へと
全ては巡るよ 如何なる行いも
互いの生命(イノチ)と抱きし心を
尊き想いで生かし合う
それが私達、人間が
何より失ってはならない尊き感情
私は想い合う心こそが
この世を救いこの世を変えて行けると
信じている