春を感じる犬|シニア犬日記#3
3月ももうすぐおわり。暖かくなってきた3月は、めいこと一緒に近くの菜の花や河津桜を見に行った。
最近の散歩中のめいこは、いつもと少し様子が違う。
冬の間は寒いからか、早く家に帰りたそうに速足に歩いていたけれど、最近はしっぽを嬉しそうに振りながら、好奇心いっぱいに探索を楽しんでいる。
いつもの散歩道でも、ちょっと脇道にそれてみたり、風が吹いてくる方向を向いて耳で風を受け止めてみたり、鼻をくんくんと動かしたり。
散歩中に「こっちへ行きたい!」とめいこが強く訴えることは多くないから、いつもと違うほうへ行きたがっていそうな時は、なるべくそっちに行くようにしている。この前はめいこに誘われて、ごつごつの岩の上を一緒に歩いた。
犬は季節を理解していないだろうし、花を見て綺麗と思ったりしないのかもしれないけれど、季節の変化は繊細に感じ取っているのかもしれない。
あたたかい陽ざし、芽吹いた植物や花の匂い、風の変化、肉球から伝わる土の感触。きっと人間には感じ取れないようなことも、感じて楽しんでいるのかも。
めいこが楽しそうに散歩をしているのを見ると、私も嬉しい。この春を、めいっぱい一緒に楽しみたい。
近所の公園の桜も咲き始めたから、来週はお花見に行けるといいな。
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