スマホ購入、保護者がやるべきこと
4月の新年度を前に、初めてのスマホ購入、キッズ携帯からスマホへの代替えなども増える時期です。
スマホを購入するタイミングで保護者がやるべきことを整理してみました。
■スマホ購入時にやるべきこと
1.スマホ保有者を明確にする
・契約者である親の所有物であることの説明
2.子供のスマホ利用目的を確認する
・なぜスマホを持たせるか(親視点・家庭の事情・教育方針)
・なぜスマホを持ちたいのか(子供視点・やりたいことの確認)
3.フィルタリングを設定する(18歳未満は義務)
・キャリア回線のフィルタリング(ショップで強制的に設定)
・Wi-Fi用のフィルタリング設定も忘れずに設定する(親が設定)
※総務省「フィルタリングに関する法制度」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/d_syohi/filtering.html
4.ルールを決める(目的と方針に沿って決める)
・利用時間を決める(ex.夜は21時まで、1日2時間まで等)
・利用可能のサービス、アプリ、サイトを決める
・連絡しても良い人を決める(電話、メール、チャット、メッセージ等)
・絶対にアクセスしてはいけないサイト、利用NGのアプリを決める
(ex.大人用サイトやアプリ、闇サイト関連)
・絶対にやってはいけないことを決める
(ex.誹謗中傷、悪口、自分がされたら嫌なこと)
・友達が写っている写真や動画を投稿しない、送らない
・面と向かって言えないこと、できないことは送らない、やらない
・ルールは定期的に見直し、見直す際は家族で相談する
・ルールを破ったら没収すること(←これ重要)
5.親も勉強・試用する
・子供が使うサービスは一度アクセスする、アプリは一度は使ってみる
(使ってみて初めてわかることは多い+リスク評価できる)
6.子供と継続的にコミュニケーションを取る
・変化の兆しや子供が何をやっているのかを掴む(←これ重要)
(結果、見守りにもなる)
7.子供の声に耳を傾ける(傾聴)
・子供の声、要望からトラブル予防のヒントを拾う
(子供の話を遮って否定したり、話を被せるのは最悪の対応)
"ちっちゃなパソコン"と言われるスマホを子供に持たせるにあたっての最低限の親の責任です。
これをやるだけでもサイバー犯罪に巻き込まれるリスクは、グッと下げられますので、ぜひ実行してください。
著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com