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宇都宮 餃子旅行2日目

1日目からずいぶんと時間が経ってしまった…。
楽しかった宇都宮旅行を振り返ります。

宇都宮旅行二日目。
今回の旅行のテーマは「餃子をたらふく食べてお酒をたくさん飲む」ことだったので、観光は考えていなかった。

そもそもわたしは宇都宮=餃子の認識で、それ以外のことは全く調べていなかったのだが、夫は観光地も調べていたらしい。昨日の寝る直前に「明日、観光いけたらいく?」と言われ、「んー、まあ時間が余ったら行く?」みたいな曖昧な返事をした。

翌朝。お酒を引きずりながらも6時ごろに起床。
おなかにはまだ昨日の餃子が残っているような気がするけれども、食い意地がはっているのでホテルの朝食は欠かせない。とはいえ今日も餃子を食べることは決めていたので軽めに朝食をとった。

チェックアウトまで時間に余裕があったので、部屋で過ごしてもよかったのだが、せっかくの旅行だし「行くか、観光!」と急遽観光の予定を盛り込んだ。

向かったのは「大谷資料館」。
かつて採石が行われていた巨大な地下採掘場跡だという。よくロケ地やMVに使われているとのことで、行ってみることに。

宇都宮駅からバスが出ており、道も混んでいなかったのでおおよそ25分程度でついた。
採石場は地下にあることもあって冷えるというので覚悟していったのだが、なぜだか採掘場につく前の遊歩道から気温が少し低かったように思う。

大谷資料館の前には、おしゃれなカフェが併設されたお土産屋さんがあった。
大谷資料館でも結婚式ができるようで、当日も列席者と思われる方々がカフェの周りにいらっしゃった。中はとてもおしゃれなカフェだったので、ここで結婚式をするなんて素敵だなあ、と思う。

大谷資料館

入館料を払い、さっそく中に入る。
少し急な階段を下ると、そこは異世界のダンジョンのようだった。
ところどころにライトがあたり、幻想的な雰囲気を醸し出している。そしてやっぱり寒い。確か当日の気温は日も出ておりかなり暑かったのだが、資料館は10度ほど。ひんやりとした空気と、無機質な壁が現実とは違う世界に来てしまったのかと思えるほどだった。

中は結構広くて、様々な映画やドラマの撮影スポットを紹介してくれる。ファンにとっての聖地巡礼にも親切なつくりで、もちろん好きな作品がなくても見ごたえがあった。

現実離れした空間を散歩して、冷たい空気を味わって、歴史に触れることもできて、とても想像よりもずっと楽しく、大満足の体験スポットだ。
あまりにも楽しかったので、お土産屋さんでは思い出に石のコースターを購入。(今でも我が家で一軍として活躍している)

観光は大谷資料館のみの予定だったが、まだ時間に余裕があったことと、徒歩圏内でほかにも見ることができるスポットがあったので、観光を継続することに。

次に向かったのが、「大谷寺」だ。
大谷資料館から徒歩10分ほどでつくお寺で、岩に囲まれたような、神秘的なお寺だった。併設されている宝物館でも珍しいものを見ることができ、ここも来れてよかった〜!
そこから歩いてすぐに「平和観音」もあった。27メートルもの高さで圧巻…!

え、なんかもう宇都宮すごい。
わたしたち夫婦はとても興奮していた。餃子以外は興味なかったはずなのに、こんなに楽しい観光スポットがあるなんて!

まだまだ探して観光したい気持ちもあったが、お昼時ということでバスで駅に向かうことに。

観光で大興奮していたが、本来の目的は「餃子の旅」だったことを思い出す。

今日行くお店はもうすでに決まっていた。
それは一日目のガチャガチャで手に入れた「味一番」さんと、「香蘭」さん。そして食べたいと思っていた「めんめん」さんだ。

今日も食べつくすぞ~!と意気込みを入れながら、最初に向かったのは「味一番」さん。

ここでは
・しょうゆラーメン
・焼き餃子
・水餃子
そしてビールをチョイス。

餃子旅と言いつつ、店内の懐かしい雰囲気に思わずしょうゆラーメンを選択してしまったが、この選択がまた最高のチョイスだった。

運ばれてきたしょうゆラーメンの味は優しく、どこか懐かしい味。
観光地とは思えぬ安さなのに、海苔、メンマ、チャーシュー、ほうれんそう、なると(なると!なるとが入っているラーメン、懐かしすぎて…!)という具沢山ぶり。ほっこりするおいしさ。

続いて「焼き餃子」。
ここの焼き餃子も本当においしくて、家庭的な味。にんにくがしっかりと効いていて、いい意味で家庭的な味。食べると安心するような温かい味わいで、わたしにはドストライクだった。にんにくのおかげでビールが進む。
お店の空気感の影響か、全然違うのだけれどなぜか母が作ってくれた餃子を思い出して胸がぎゅうっとする。

水餃子は昨日の二店舗とは違いスープに味がついているものだった。そして水餃子にもほうれん草が入っていて、なんかもうこういうところめっちゃ好きだ~…!という気持ち。
もちもちの皮に包まれた餃子もとってもおいしかった。

言葉にはうまくできないが、家庭的なやさしさがあって、宇都宮餃子でも唯一無二の雰囲気があった。
しあわせなご飯に感謝しつつ、お会計の安さにも衝撃を受けた。ガチャガチャで当たらなかったらもしかしたら伺わなかったかもしれないお店だったので、本当に巡り会えてよかった…!当たってくれてありがとう。キーホルダーにお礼を言う。

次に向かったのが「めんめん」さん。
お昼のラストオーダーに間に合うかギリギリか、くらいのときに滑りこみだったので、待っていたお客さんもおらず並ばずに入店。 

・焼き餃子を二枚
・ビール をオーダー。

今回めんめんさんに行きたかった理由はずばり「羽根つき餃子」だったから!
写真でみた大きな羽根つきに憧れ、絶対に食べたいねえと二人で話していた。なので席に届いた羽根つき餃子に大興奮。見ているだけでビールが進む。

食べてみると、じゅわっと肉汁。お肉の旨味がじんわ~り広がっていく。その広がりは脳みそに直撃するタイプで、美味しい!とガツガツ食べてしまう。ぱりぱりの羽根も美味しいんだけれど、肉汁がとにかくすごくて、ビールにめちゃくちゃ合う。

もう一皿食べたいと思うくらいおいしかったけれど、時間も差し迫っていたしラスト1軒が残っていたので、ひとつひとつの餃子を味わって食べた。

どこのお店もおいしすぎる。時間と胃が足らない。

そう思いながら最後に向かったのが宇都宮駅のすぐ近くにある「香蘭」さん。
香蘭さんには行列ができており、30分程度並んで入店。

・焼き餃子2枚
・水餃子
・担々餃子
この3種の餃子にビールをセレクト。

宇都宮に来て初めて変わり種の餃子を選択したのは、店舗限定メニューだったという安直な理由だ。
担々餃子は名前通り、担々麺のスープに水餃子が入っているメニュー。この坦々スープがしっかり濃厚で胡麻の風味とピリ辛が食欲をそそる。具のもやしのシャキシャキ具合と餃子のもちもちさの相性が最強でおいしい~。

焼き餃子も水餃子も皮がもっちもち!そしてジューシーなのが印象的。
ガツン!と食べたい気持ちにもしっかり寄り添ってくれるけれど、野菜の甘みもあるので食べ疲れない。おいしい…。


こうしてわたしたち夫婦は宇都宮旅行で5店舗の餃子巡りをした。

二日間でおおよそ40個以上の餃子を食べた。
「餃子なんて美味しいが確約されているし、おだいたいは同じでしょう(どれを食べてもしあわせだ!)」と思っていたが、全然違う。

結論どのお店も美味しいが、どのお店もそれぞれに個性がある。お店の雰囲気や歴史、いろんなものが相まって宇都宮餃子というジャンルになっているんだなあ、としみじみ思う。最高すぎる。

数々の名店のなかで自分の好みの餃子を見つけるのも楽しい。今回食べ比べ旅をやって本当によかった。

そしてうれしい誤算だったのが、観光地としての宇都宮の魅力だ。
宇都宮駅周辺はお店やホテルも多く、不便に思うことはない。大谷資料館をはじめ、大谷寺、平和観音などは駅からバス一本で向かうことができてアクセスもよい。
自然もちょうどよく感じることができるし、貴重なものもたくさん見ることができて、餃子という最強のご当地グルメもあって、宇都宮って最強すぎるのでは…!

今回の旅で宇都宮の魅力に気付けて良かった。
リピートしたいお店もあるし、今回いけなかったお店にも行きたい!
また絶対に宇都宮食べ歩き旅行をするぞ~!と夫婦で固く誓い、その日を楽しみに日々せっせと働こうと決めた。

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