冬の陽ざしを楽しむ
太陽は気まぐれな子。いないと寒いくせに、いると暑い。陽ざしも同じぐらい気
まぐれな子。射さないと肌寒いのに、射すとじめっと暑くなる。
そんな気まぐれな太陽を楽しむのが、私の冬の醍醐味。
冬の休日はいつも、カーテンを開けた窓際に座って静かに本を開く。
冬の陽ざしは、家で楽しむのが一番心地よい。冬の外は少し寒すぎるが、家の中
はほどよく温かい。そして本を開いて、太陽に背を向ける。陽ざしが本のページ
を照らしてくれるし、背中は陽ざしでほんのり温かくなるのが心地よい。
照明ではなく、陽ざしで読む小説は、また格別な味がする。柔らかく照らされた
ページ、そこから浮かび上がる物語。本と陽ざしは、最高の組み合わせ。
太陽が恋しくなる冬の季節。窓越しの陽ざしがあなたを待っています。
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