⑧宇宙の館「地球に不要な感情が蔓延している理由」

門番は尋ねた。「お前は何が知りたい？」

ヒカリ「地球は何でこんなにも不要な感情が蔓延しているの？何でこんなに堕落してしまったの？？」

門番「全ては強欲さから。それは自分に誇りが失われてしまったからだ。だから謙抑で強さを証明しようと争う。つまりそれは、人間の弱さでもある。本来は、自分が自分を認めていれば、他者からの評価など全く気にならない。

自分で自分に誇りを持っていれば、誰かに認められたいという欲求など、湧き上がるはずもない。

人間だちは、誇りを失ってしまったからだ。

ヒカリ「なぜ誇りを失ってしまったの？？」

門番「・・・そこには、宇宙にも責任がある。ある時、人間があまりにも欲が強くなってきたから、宇宙は地球に介入することを突然辞めた。それで地球人は目覚め、もう一度再生すると願って。

しかし地球人の欲の深さは、止めようがなかった。

地球人は、宇宙からの情報を遮断され、見放されたと思い、余計自信を持てなくなっていった。

我々宇宙の判断が間違っていたのかもしれない。しかしどんな時代であっても、全てが正しいとは限らない。失敗も多く経験する必要があるのだ。

地球人は、負の感情をこれでもかという程、経験した。しかも今も経験し続けている。愚かなこと。もう時代は変わったというのに、まだ争いを続けている。

個々から変わっていけ。誰かや組織を頼るな。国を頼るな。個々で自立して生きて行け。少しずつでも、誇りを取り戻していくのだ。それが地球の再生となる。」