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「僕が電話をかけていた場所」を読んだ中三女子の感想

「君が電話をかけていた場所」の続き。

これでひとまず、三秋縋さんの作品、読破です!

図書館に全巻あるような作家さんならまだしも、こういう最近の小説家さんの本を読破したのは私にしては珍しいんです。

初めてじゃないかな?

お年玉をやりくりして買いたくなるほど、三秋さんが好きなんですよねぇ・・・。

「僕が電話をかけていた場所」ですが、本当にそのまんま、「君が電話~」の続きです。

別の視点から描かれるものだったりするのかな?という予想は外れましたが、面白かった。

メリーバッドエンドでもなく本当のハッピーエンドって、これはこれでやっぱりいいものですね。

途中は「君が電話~」よりも暗いのでは?

というくらいにもどかしくて苦しいのですが、なんだか最後にどんでん返しされた気分です。

もうこのままバッドエンドになるのかなぁ?

なんて思ってやきもきしていた自分を返してほしい。

主人公の周り全員が幸せになれる、綺麗なラストでした。

自分が失恋してから脇役の失恋に敏感になったので、千草ちゃんに関してはすごく切ないですが。

幽霊を探していた女の子が陽介君に電話をかけるところが、なんだかすごく心に残っているんですよ。

こういうこともあるんだなぁって。

誰か別の物語が、知らないところで全然違う人の物語のキーポイントになるなんて。

あの女の子には幸せになってほしいですね。

なんとなく、私に似ている気がするんですよ。

「見つけたい何か」を見つけられてよかったねって、言ってあげたい。

にしても陽介君、モテモテです。千草ちゃんに唯ちゃん。

二人の美人さんが陽介君に恋をしたんですから。

こういう影のある男の子って、案外モテるものなんですかね。

↓前編の感想はこちら

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