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横手のかまくら〜snow dream〜

横手のかまくらは毎年2月の15、16日に行われる小正月の伝統行事で、みちのくの冬の風物詩として全国的に知られています。
「かまくら」は水神様を祀っています。
中に子供たちが入って、「はいってたんせ」(かまくらに入ってください)「おがんでたんせ」(水神様をおがんでください)と言いながら、あまえこ(甘酒)やおもちをふるまいます。

わたしは中で、あまえこをふるまったことがありますが、かまくらの中は意外に温かい。真冬でも結構入っていられる温かさです。

昔、武家が住んでいる内町(うちまち)では四角い雪の壁を作り、その中に門松やしめ縄などを入れ、御神酒やお餅を供えてから燃やし、子供の成長を願うかまくらが行われました。

一方、商人の住んでいる外町(とまち)では井戸のそばに雪穴を作り、水神様(おしずの神さん)を祀り、良い水に恵まれるようにと祈りました。

また、当時の子供たち間では、積もった雪に穴をあけて、その中に入って遊ぶ雪遊びがありました。

これらの風習が長い年月をかけて、融合し、今の「かまくら」になったと言われています。

特に私はミニかまくらが圧巻だと思います。横手川の橋の下一面に作られた、ミニかまくらの集合はとても綺麗です。ここにみちのく横手のメルヘンあり、という風景です。海外からのお客様も多いですね。

私がかまくらに入ったときは、団体で東京と大阪のお客様がいらっしゃいました。「ここにお賽銭置けばいいのね」「甘酒って初めて」など、初めてづくしのお客様、中には雪が初めてというお客様もいて、こちらとしてもカルチャーショックの連続でした。(当時中1)
楽しくかまくらも終え、お礼金として水神様のお賽銭を分けて頂き、(500円だったが…値段ではない!しかし…むふぅ…💧)帰ること、次の月…全国誌に隣のかまくらで同じくあまえこふるまいをしていた子たちの写真が載っていたのでした。(私、モーレツにうらやましい)大阪の方の投稿でした。懐かしい思い出です。楽しんで頂けて、こちらも温かい気持ちでした。

こうして横手の子たちは、都会っ子な面もあり、ノスタルジックなものも見聞きして、ちょうどいい具合に出来上がっている(?)のてはないかと思います。スキーやスノボができ(私は全くできない)、レトロでちょっと都会っ子、魅力的でしかないでしょう✨✨✨


横手に魅力を感じたら、1回おざってたんせ(来てください)!横手焼きそばも待ってるよ!!!





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