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【2023最新】オランダでABN AMROの銀行口座を開設してみた

ワーホリの居住許可が降りてから早2ヶ月ほど、時に不自由やトラブルもなく過ごしていました。スーパーなど、日常生活の支払いはずっとbunqのMaestroデビットカードで間に合っています。

ただ、簡単に口座開設、利用できるモバイルバンクは、大きなお金を置いておくには少し心許ないもの。あちこちでデビッドカードを使って買い物している分、不正利用のリスクもちょっと怖い…

そこで、貯金と大きなお金の管理用に、オランダのメガバンク、ABN AMROの口座を開設することにしました。月額は€2.95と、Bunqとほぼ変わりません。

ABNにした決め手は、手続きがオンラインと郵送書類で完結すること。調べてみると他の銀行は予約をとって実際に銀行の支店に足を運ぶ必要があるものもあるようで、なんだか面倒。オンラインで手続きできるのであれば楽だなあと魅力に感じ、ABNを選びました。

手続きにはアプリが必要です。

【iPhone】

【Android】

アプリをインストールして開いたら、あとは案内に従って進めます。
必要だった書類は、居住許可証だけでした。

※どこかでBSNの証明書類が必要だと読んだのですが、BSNは手動で入力しただけで、書類は求められませんでした。

居住許可証の表と裏の写真を撮って、さらに自分の顔の写真を撮って本人確認をするのですが、私はこれ、数回エラーになってやり直しました(^^;)ワーホリの居住許可証じゃダメなのかなあとか、私の顔が写真と違いすぎるのかとか色々考えたのですが、時間を置いて何回か試したら成功したので、単なるシステムの気まぐれだったのかと思います。

本人確認が完了したら、あとはプランを選択して、必要な情報を入力するだけです。完了すると、一旦認証待ちの状態になります。本人確認はシステムだったのですが、一応ここで人間が確認しているのでしょうか?ここで落とされやしないかと悶々と待っていましたが、数時間にちゃんと認証完了のメールが届きました。

認証が完了すると、次のステップに必要な書類が郵送されてきます。セキュリティの関係上、別々に届くようで、

・デビットカード
・アクティベーションコード
・暗証番号

以上の3通が届きました。毎日ポストを確認していなかったので正確には分からないのですが、暗証番号の手紙が1番最初に届き、その他2通がその翌日に届いたようです。いずれも、開設の手続きから3営業日以内でした。

書類の指示に従い、デビッドカードをアクティベーションコードを使って有効化します。指定の番号に電話をかけて、口座番号やコードを入力するスタイルでした。ここでオランダ(少なくともヨーロッパ)の電話番号が必要になるので、もしデータSIMだけしか持っていない方がいたら要注意です。

完了したら、次はデビッドカードの暗証番号の設定をします。これは書類に、「GeldmaatのATM」で設定してと書かれていて、Geldmaatってなんだ?と思い調べてみたら、街中でよく見る黄色いATMのことでした。近場にいくつか心当たりがあったので安心。

その週の週末にシティセンターまで出かける予定があったので、その時にATMによって手続きをしました。カードを差し込むと暗証番号を求められるので、最初は書類にある暗証番号を、その後暗証番号の変更メニューから、任意の暗証番号を設定します。

これで銀行口座とデビットカード自体は問題なく使えるのですが、実際にアプリで口座を管理しようとアプリを開いたら、どうやらログインだけではダメなようで、再度本人確認を求められました…手順は前回と同じく、居住許可証と自分の写真撮影ですが、ひとつ違ったこととして、居住許可証をスマホにかざしてICチップをスキャンするという手順がありました。居住許可証にこんな機能が組み込まれていたなんて、知らなかった…!

ちなみに、E.dentifierという、認証用の端末も届くと思っていたのですが、届かないまま上記の通り全ての手続きが完了してしまいました!調べてみるとどうやら欲しければリクエストはできるようなのですが、必須ではなくなったそう。邪魔なものが増えないのでこれはありがたいことです。

実際のところ、ABNは貯金をメインにする予定なので、デビッドカードもおそらくあまり出番はないと思うのですが、オランダでの生活の基盤が整ってきていることにワクワクします。個人事業主ビザ取得に向け、このように外堀から埋めていって、怠け者の自分を奮い立たせようとしているのです。笑


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