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CINK CAREER①~飯塚さんによるセッションを終えて~

皆さんこんにちは。ひかるです。
この度、新たにCINK CAREERスタートしました!
今回はその初回としてCINKインストラクターでもあるOffice KOOU代表の飯塚さんにキャリアについてお話をいただいた。

飯塚さんのnoteのリンクは以下のリンクからご覧いただけます!
https://note.com/akiaki81765862

~新卒でのキャリア~
飯塚さんは慶応義塾大学経済学部卒、楽天本社入社。
楽天での最初の配属は経理部だった。というのも、最初に営業に配属されてからビジネスサイドに移るのは厳しいかもしれないが、管理部門から営業に行くことは可能ではないかという考えを持っていて経理部配属を希望した。主な仕事としては、事業損益や楽天ポイントの会計処理をしていた。飯塚さんが入社してから3年間でグループ会社の数も増え、グループ内取引と呼ばれる経理内での処理も行っていた。3年間の経理部での仕事を終え、飯塚さんは他の部署への配属を希望していた。このタイミングでサッカービジネスとの出会いが始まる。

~ヴィッセル神戸への出向~
ヴィッセル神戸が楽天に子会社化された。そのため、楽天の会計方針や予算の管理方針をヴィッセル神戸にも導入しなければならなかったのでヴィッセル神戸へ出向した。これがサッカー業界との出会いで、ヴィッセル神戸では2年間働いた。楽天本社の経理部では経験していない経営管理の分野があったのだ。また、当時28歳の飯塚さんが総務経理マネージャーとして40歳や60歳の人を部下を抱えていた。さらに人事評価権限も与えられておらず、経営管理の面でも自分のチームマネジメントの面でも難しさを感じた。2年間のヴィッセル神戸での仕事を終え、経理を本格的に学び直したいという思いを持って本社に戻る。

~再度スポーツビジネスの世界へ~
ヴィッセルから楽天本社に戻ってからは税金計算業務を主に行っていた。新卒での楽天本社経理部、ヴィッセル神戸、再度楽天本社での知識、経験を経て、経理の面で一つの会社を全部見ることができるくらいの状態までになった。そこで飯塚さんはこれまで学んできた経営管理の領域で自分のキャリアを展開していきつつ、世の中にアウトプットする分野が「スポーツビジネス」だと考えた。ヴィッセル神戸でのサッカービジネスでの経験もあったが再度学びなおすための機関を調べ、スポーツヒューマンキャピタルに出会った。スポーツヒューマンキャピタルは卒業生や現役生に向けてスポーツ業界の採用案件を頻繁にしている。ここからベルギーのSTVV(シント=トロイデン)へCFOとして就職。これまで整っていなかった会社の体制を整えた。3年弱シントトロイデンで、あまり整っていなかった経営管理の観点で会社体制を整えた。このように飯塚さんの主な仕事としては会社の体制を整えることで、一通りさらには裁量権がないことや、自分じゃなくてもできる体制が整ったため、新たな可能性を信じて独立することを決意、今に至る。

~感想とまとめ~
今回のセッションのまとめや感想を飯塚さんがセッション中におっしゃっていたことも交えながらまとめていきたいと思う。

・働く上での姿勢
飯塚さんは「自信」という概念がない。1つの大きなタスクに対してやらなければならないタスクの細分化を繰り返しやることをやるだけ。そこに能力の有無は影響するかもしれないが自信やモチベーションのような個人の内面の都合は影響しない。自分含め、多くの人が特に「やらなければならない仕事」というのに対して熱量や自信がないとパフォーマンスが落ちたりすることがあると思うが、タスクの細分化を繰り返すことでやらなければならないことを行い、できなかった場合、どのような能力が足りなかったのかフィードバックを行い次回の成功につなげることでタスクの効率化や自分の能力の把握ができる。

・タイミングの重要性
オンラインセッションの参加者もおっしゃっていたことだが、タイミングがとても重要だと感じた。飯塚さんは受動的なタイミングと能動的なタイミングがあるという。

受動的なタイミング:誰かに与えられた機会
能動的なタイミング:自ら手を挙げ望む機会

どちらが大事というわけではないが、この2つのタイミングをものにするために人脈の拡大であったり、自分の能力の把握、経験を積んでおくことは言うまでもなく重要になってくるだろう。

・まとめ
今回は飯塚さんのこれまでのキャリアをお伺いした。飯塚さんは経理の分野積んだ経験を生かしてサッカービジネスの業界へ足を踏み入れた。過去の自分もそうであったが新卒でのサッカー業界やスポーツ業界を望んでいる人は一定数いると思う。その人たちを否定するわけではないが、新卒で入社してどのような能力を持って会社に貢献できるのか、果たして本当に貢献できるのかを考える必要はあるのではと思った。一般企業での経験を積み、着実に自分の武器を見つけ磨いていくことが一つのサッカー業界で活躍するためのカギになる。これが飯塚さんの場合は経理の知識であったが、テクノロジー、言語能力など「サッカー×○○」の○○に当てはまる分野を見つけるために他分野にアンテナを張っていくことも重要なのではないだろうか。


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