バイトの面接で苦戦を強いられるアスリート
先2本の投稿とはなかなか路線が変わる話をしようと思うんですがよろしいでしょうか?ですよね。ありがとうございます。
いろいろなことが重なり、8年ぶりに丸一年日本で生活することが決まったので現在はバイト探しに奮闘しています。
そこで気付いた文化の違い、逆カルチャーショックとでも言いましょうか。日本人が地元である日本でカルチャーショックなんておかしな話なんですが、ともかく自分は地元で行ったバイトの面接で驚かされました。
僕が面接を受けた某家具販売店はバイトの面接での質問もマニュアル化されていて、結構厳しいと口コミで聞いていたので緊張しながら面接会場へ。
面接官の方に履歴書を渡すと一気に彼の目の色が変わり、奈良県の片田舎じゃとても見ない僕の世にも奇妙な履歴書に興味津々の様子。
「いろいろ興味深い項目があるので早速質問していいですか?」から面接は始まり、カナダに渡った経緯や向こうでの活動内容まで終始笑顔で面接は進んでいったのですが、ここで僕が驚かされたのは学歴に関する質問の多さ。
「へえー中学生で日本を出たんですか!向こうの中学での成績はどうだったんですか?」とか「カナダを高校を卒業!すごいですねー偏差値はどれくらいの高校だったんですか?」とか。
日本が人間性なんかより学歴を重視するという「知っていたけれど今まで目の当たりにしなかった事実」に直面して少し焦りを覚えました。
「家具売るのに偏差値いらんやろ」とか思いながら終始笑顔で受け答えしながらも、自分は高卒だしこりゃだめだなと思っていると終了間際に面接官の男性が一言。
「僕は君にすごく興味が湧きました。海外での経験は学歴より人生で役に立つと思います。」
この言葉で僕はウキウキしながら帰宅。日本にも僕が培ってきたものを理解してくれる人もいるじゃないか!とたった一つのバイトの面接を受けただけなのに謎の喜びまで覚えていました。
バイトは落ちました。
人生そんなに甘くないと思いました。