四煎目:ぶくぶく茶ってどんなお道具を使うのですか
ぶくぶく茶は、振り茶の中で唯一作法が確立しているお茶です。お手前の型も決まっていますが、いわゆる抹茶を使用する茶道の型と似ている点も多いです。
道具についても同様ですが、その中でもぶくぶく茶独自のお道具があります。いくつかご紹介します。
ぶくぶく茶独自の茶道具紹介
東道盆(とぅんだーぼん)
琉球漆器の代表的な赤い器で、もともとはおもてなしの器として使われていました。 中国の史書による「東道の主」に由来しており、主人となって客をもてなすることを意味します。琉球茶道ではこの中に赤い椀を3つ収めて使用します。蓋は裏返せばお盆としても使用できます。
ぶくぶく鉢
沖縄の木材テリハボクでできた木製の鉢です。
この中でぶくぶく茶を泡立てます。
茶筅
長さ約25㎝ほど、直径6-7cmほどの大きさがあります。
千利休や武家流と同じ竹製ですが、三倍ほどの大きさがあります。
鶴の懐紙
鶴の形に折った懐紙はぶくぶく茶独特のものです。
茶菓子などを乗せて使用します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?