だらんとした休日と不思議な名作の話
数日前に書いた通り、日曜日は1日ヒマであった。このヒマを利用して、僕は〈この先どういう風に生きたいか〉と〈夕飯の後睡魔に負けないためにはどうすればよいか〉という二大難問に取り組むはずだった。しかし、実際にやったことと言えば、数ヶ月前にもらったカタログギフトからのご褒美選びと、数日分溜まっていた小遣い帳の作成と、台所の掃除くらいのものであった。難しいことは脇に置いて、簡単に手を付けられる面倒事を優先したわけである。こうして日常は日常として繰り返され、どこまでも続くようになるの