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手軽に流し撮りを試してみよう🛵

こんにちは井上です。
すごく天気がいいしバイクに乗るには良い気温、乗りたい。
気持ち良さそうに走ってるバイクを見ていると、
「疾走感ある写真を撮ってみたい」
なんて思ったことありませんか?ぼくはある。
ってことで、なんちゃって流し撮り講座やっちゃいます。

①そもそも『流し撮り』って何?

流し撮り、わたしの言葉で説明すると、
「被写体の動きに合わせてカメラを動かし、背景をわざと手振れ(流す)させて撮る」
ことです。要は背景を真っ直ぐ手ぶれさせると流し撮りかなと思います。

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例えばこの写真は、右から左へ向かって走っているバイクに対して、右から左にカメラを振りながらシャッターを押しています。
この時の設定は
SS 1/60 F 8.0 ISO 200 です。

設定とかよくわかんない。そんな方。

簡単にそれっぽく撮れちゃう方法教えちゃいます。

② 簡単流し撮りモード📸

では実践してみましょう。
実は皆さんの使っているカメラのほとんどには、「簡単流し撮りモード」が備わっています。どれやねん。

Tvモード Sモード

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今回はcanon製のkissシリーズの画面で説明します。
Tv,Sモードは簡単に説明すると、シャッタースピードだけを自分で設定したらあとはオートでいい感じにやってくれるモードです。最高じゃん。
シャッタースピードの分母は小さければ小さいほど写真は明るくなります。
そして背景は流れていきます。

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SS 1/800


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SS 1/60

背景の流れ方を見て設定を色々試してどうぞ。

③背景の描写

流し撮りのスピード感は 背景 の描写で決まります。
流し撮りで被写体のスピード感を出す重要ポイントは、
① 被写体とともに流れる 背景 を画面に多く取り入れること。
② メインの被写体がピタリと止まっていること
③ 背景がきれいに流れていること。
この 3つのコンビネーション によって流し撮りのスピード感が生まれます。
もし背景が真っ黒の場合、どれだけうまく流し撮りをしても背景は真っ黒のままでスピード感は感じられません。背景がどれくらいブレるか。きれいに流れて被写体を浮かび上がらせることができるか。その効果は偶然が左右する部分も大きいのですが、背景の仕上がりを想定しながらメインの被写体をカメラで追うことが、きれいな流し撮りのコツです。
つまり、撮影するポイントでカメラを構えたときには、メインの被写体を写し込む位置から背景のブレ具合まで、全体の構図をイメージしておくのです。

④ピントの芯

流し撮りしながらメインの被写体のどこか1点にピントを合わせた状態を
 ピントの芯がある と呼んでいます。

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横移動する被写体を流し撮りする場合、被写体が大きく上下するものや、不規則に速度変化するものは適してません。
一定の速度で水平移動する被写体がベター。
例えばレールを走る鉄道や、舗装路を走る自動車やバイクなどであれば、ピントの芯を捉えやすいと思います。
また、カメラとレンズは被写体に対して平行に、同じ速度で追従するように振り切ります。スーッときれいな動きで被写体を追うことがポイント。
斜め移動や不規則な動きの被写体でピントの芯をとらえるのは困難です。
また、サーキットを高速で走る被写体の場合は、シャッタースピードを極度に遅くする必要はありません。速い被写体を追従する場合、カメラとレンズも同等に速く振る必要があるので、1/125秒ぐらいのシャッタースピードでも流し撮りの効果は十分にあると思います。

一脚を使ったら真っ直ぐカメラを振れるのでお勧め。
ベルボンが好き。こちらとかいいよ。

⑤ピントの合わせ方

ピントの合わせ方は人によって様々です。
私の場合は
AF Servo /  1点フォーカス
にしています。置きピンとかいう手法もあるのでそちらはまたの機会に。

今回の写真は友人のこーまくんです。かっこいいよ。


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