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悩んでること

どこまでも忘れられない記憶がある。
自分が加害者であっても、被害者であっても、そのような括りでなくとも。
景色を見ると蘇る。話題が掠ると蘇る。寝ていても蘇る。キーワードで蘇る。
言ってみれば一つの黒歴史と思い出したくない過去の集まりで、交通事故や斬られた包丁、鎮められた風呂場や火をつけられた部屋などで発生しないところを見ると自分の失敗を受け入れられない高慢な自意識のせいだと思う。
具体的な光景が目に浮かぶわけではなく、ただ嫌な思いというのが蘇り、対象が不明なまま恥や後悔を感じるという状況があるのがよくわからない。記憶に基づかないフラッシュバックなんて存在するのだろうか。
とにかく記憶だけのせいではないことは確かで、自分の記憶力だけを恨むわけにも、時間経過で薄れることを期待することもできないのが苦しい。
やらかしてくれた過去の自分を恨むばかりだ。

普通に生活費に溶けます