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科目選択に失敗した話

表題の通りの話をする(要するに出オチ)。自分の通っていた高校は1年生の段階で文理選択とそれに伴うサブ科目の選択が行われた。自分は当時進路部の先生が「世界史と日本史は被ってるからおすすめ〜」というのを聞いて何も考えずに日本史と世界史を選択した。しかし高2の授業を受けて自分のミスに気づいた。
自分はクロアチアの位置をアフリカと答えた程度には地理が苦手だったから地理を捨てたのに世界史でも地図がしばしば出てきた。そして何よりカタカナが多すぎた。漢字なら書取り勉強も苦にはならないし漢字の概形で覚えられたがカタカナの概形は緩すぎる上に重複が多すぎてなんとなくの記憶は通じなかった。日本史の有力者は一つ前の人から一文字もらって、もう一文字は自分の名前というよう統一感の中での明確な差別化がされていたのに、世界史は“〜世”の部分しか変わらないうえに全員似て聞こえる上に長い。とまぁ理屈づけて見ようとしてみたが単純に合わなかったのだろう。
そして高三の春、これは受験に使えないと判断した自分は去年の失敗から学びもせず同じ過ちを繰り返した。教師への相談も、使用する教材に目を通すこともせず倫政を選んだ。そして高2以上に苦しむことになる高3を迎えた。
結論から言うと倫政は単なる暗記科目では無く(日本史.世界史が単順な暗記科目というわけではない)倫理は単語よりも中身と用法を理解しなければならない科目で、政経は単語と流れ、そしてそれが後世に与えた影響まで理解しなければならない科目だった。これを独学でやってのけるのはやはりしんどいものがあった。思想のタイプと人名と著作や持論までは覚えられても理論が追いつかない。政経は教科書形式では時代で区切られているから流れを追い切れず、自分の発想力を頼らなければならない。何より倫政の教科書は他の科目の資料集くらいの厚さがある。覚えるべき内容を的確に絞らないと無理。しかも我々はこれを理解して論述を書こうというのではなく、共テを解こうというのだ。他の科目で論述が書けることを考えると非常にコスパが悪い。
そして個人的な問題点。地図が嫌で地理から世界史に逃げて、手書きなのにカタカナが文字化けするから世界史を捨てたのに地図もカタカナも平気で出てくる。更に日本人が出てきて日本史の教科書と違うこと書いてると混乱する。
繰り返すが倫政は世界史、日本史、地理の全ての要素を含んでいる上に、元々二科目分の分量。漢字一文字、数字一文字の違いで正誤が変わってくるし、共テの対策をしているはずなのに論述をしているかのような気持ちで教科書を覚えないといけない鬼畜科目である。完全に選択ミスったわ。

普通に生活費に溶けます