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【ネタバレ注意】ヴェノム ラストダンスは序章である

ヴェノム最終章、三部作完結。
という触れ込みのこの映画、1作目2作目よりもスケールは大きくなりすぎている気もしますが、MCUの世界がいろんな作品と融合して大きくなってきているので、仕方ないことなのかもしれません。
二人?の人間とシンビオートのバディ映画とも言えるでしょう。

今回はヴェノムを創った神?であるヌルが登場、この宇宙が出来る前から存在するらしいヌルが自らの創造物であるシンビオートによって幽閉されていて、そこから解放されるためには、ヴェノムの中のあるものが必要だということで、それを手に入れるために大挙して地球に部下のほぼ不死身のエイリアンを送ってきて、それに対抗するのが、ヴェノムというよりも、地球に到着したシンビオート達。
達なんです。
今回はヴェノム一体でなくたくさんのシンビオートが地球人と合体して闘うというハチャメチャな展開になっています。
更に、地球側もヴェノムを研究する組織があって、エリア51での宇宙人研究についてもあれこれあるので、ストーリーとしては一応地球滅亡の危機に立ち向かうんだけど、地球だけでなくこの宇宙の危機がという話がでかくなりすぎて、この映画はヌル登場のための序章といった感じです。
そして、ラストダンスとタイトルについているからにはラストダンスもするわけですが、あれだけ危機的状況を伝えながら、そこでやっちゃうんだとなって、危機感とやっていることがチグハグすぎます。

そして、主人公がヴェノムと合体して、もはや人間を喰らうことに悩むことすらなくなっているというのはどうなんだろうと思うわけですが、ツッコミどころは満載ですが、楽しく観ることはできる映画で、今後のアベンジャーズに向けて、宇宙創成の前からの神ヌルの登場のプロローグ映画なんだよと言うことにしておきませんか。
そうでなくては、単品として、三部作の最後としては、私はメッチャ不満です。
だって、ラストにするために無理やり過ぎて、終わらせるためだけの物語になってますもんね。


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