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出来事の先にある街のリテラシー

ひろばとは、公園や空き地のことをさすのだろうか?
最近、自宅前に手作りベンチを置いた。時々近所のお年寄りが座っている。前はよく挨拶をしていたが最近見かけなくなり、このベンチにより再びよく顔を合わすようになった。これを出来事と呼びたい。この一週間千住で起こる出来事から、「ひろば」のあり方を探ってきた。
昔はもっと自由に生きていたように思う。最近、お互いにルールを整理することにより、公園にフェンスができたり、ベンチがなくなったり、水盤の水が抜かれたり、誰かの土地だから遊んではいけないって言われたり。みんなが自由に使えるべきものに規制がかかっている。最近は官民連携やパークマネージメントなどの言葉と共に学会誌や一般誌でも公園特集がなされ、例えば公園管理者が民間に委ねられるなど、このルールや規制についての見直しがされ始めている。
まちの環境や特徴をお互いに理解し、より賢く楽しく使いこんでいく。千住には銭湯や寺社、市場などを市民に開いてくれたり、古民家や空き家を自由に使わせてくれたり、多くの理解者が存在している。ひろばを賢く使い込んでいく為の、まちのリテラシーを改めて問い直したい。1週間お付合いありがとうございました。

この投稿はFacebookページで2018年8月5日に投稿されたものです。1週間でお届けする島プロライドオン〜《千住のひろば》その7です。


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