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コロナ禍で失ったもの

週末に久しぶりにZoomによる講演を聴きながら、コロナが僕たちにもたらしているものを少し考えるようになった。社会を巻き込んでの大きな疫害は、閉塞感により僕たちの心を大きく蝕み始めている。豊かなものを見て、感動したり共有したり、それが楽しいと思える心を本当に忘れかけていると思えたときに、僕たちの社会は本当に壊れかけていると不安になった。アートや建築、そこでの暮らしの持つ意味は大きい。

例えば3年後ワクチンの開発流通等によりコロナ禍前の普通の生活に戻れているのだろうか? 僕たちはあれはなんでもない出来事だったと、笑って寛容できるようになれているのだろうか?

そして今日仲町の家で『コロナ禍における緊急アンケート 声の質問19』を受けてきた。内容は作品になったものを見てもらいたと思うが、もしかしたらコロナによって社会が大きく変わるターニングポイントに立っているのではないかと感じさせられた。考えてみると、これだけ社会を大きく抉った出来事が僕たちの社会を何もなかったということで終わるわけもなく、きっと僕たちは近い将来以前、違う形で社会と向き合っていると考えた時に、ちょっと切なくなるとともにもっとアートや音楽、建築などとの距離の取り方について考える必要があると思えてきた。

この詳細は、今後少しずつ触れて行きたいが、まず僕たちが今どんなところに立たざる得ない状況となっているのかを把握しておきたい。


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