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柊一枚日記「執筆と演技」24.10.01

キャラクターを描写する作業って、『演技』とも似ているかもしれない。
と今朝思った。
そういう発想になったのはたぶん、最近ドラマや映画を見ていて(MIU404、アンナチュラル、ラストマイル)俳優さんたちのキャラクターへの関わり方や演技のお仕事現場の話をインタビュー動画などで見聞きすることが増えたからだろうな、とは思う。

私はキャラクターを描写するとき、このキャラはどんな気持ちか、何をしたいのか、それらはなぜなのか、自分の体が納得してないと書けない。
疑問点をそのままにするのは、空白部分を放置するに等しい。空白を放置するとどうなるかっていうと、空白の前後が微妙に繋がらず、前も後もそれぞれなんとなくばらばらで、凄く半端な描写になる。

私はそれを自分に対して許せない。
私は、キャラをその物語の世界に存在させ、生きさせたい。だからそのために、自分の視界でキャラの視界を感じられるくらい気持ちをのめり込ませる。そうして、キャラの仕草や気持ち、五感を生々しく感じ取って文字で表す。
そういうふうにいつも書いている。

気持ちをのめり込ませてやるかどうかは人によると思う。俯瞰しながら書く人も居る。そういうところも含めて、キャラを文章で描写するのと、演技するのとって似ているのかもしれないな、って思った。

今日も原稿がんばろう。キャラを生きよう。

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