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リハビリ〜早めに手を打てるところは打っておかないと日常に戻るのが大変

今思えば点滴や管があってもリハビリのしようはあったんですが、そんなことに自身で気づける余裕はなかったので自分への教訓として、また誰かのお役に立てるかもしれないのでnoteに書いておきます。

いらっしゃいませ。
大田区下丸子の喫茶店、柊のマスターです。

一時退院をして10日が経ちました。
2/15の水曜日には久しぶりに柊綺珠実さんのライブも挙行でき楽しかったです。

柊綺珠実さんのnote

再入院は2月27日から。
抗がん剤治療がはじまります。
期間は3〜4週間の予定です。

なんで入院したのかはこちらで↓

ご挨拶がわりに〜長期休業中の喫茶柊(ひいらぎ)より〜

今回のnoteは、寝たきりが一週間くらいをふくむ長期入院ではリハビリは辛くてもできる限りしたほうがよかった、というお話しです。

よかった、と言ってるだけに足りてなくて今まさに大変だよ、という話しになります。

寝たきり→極端な運動不足になったのは病気の治療のためです。

私の患った膿胸(のうきょう)という病気は、簡単に言うと肺の周囲の水分が感染症にかかること。
誰しも肺が体内の水分で浮かんでいる自覚はないと思うけど肺の周囲には水分があって浮かんでるんですって。左右個別に。
というのも左肺周囲の水分は膿胸になってないので。

感染症を治すためには右脇の下から10センチくらい下に管を通して膿を抜く。
常に管がタンクに繋がってるので移動する際も車輪付の点滴棒下部に添えつけて動くことになります。
あわせて抗生剤の点滴を1日4回1ヶ月くらい打ち続けていたので腕からも点滴の管が伸びてます。
歩いていいよ、と言われてもそれごと動くのでわずらわしさはなかなかのものでした。

私の場合は肺自体も肺炎、気管支には腫瘍がまきつくという状態だったので外科的な洗浄はできなかったので膿を抜きながら抗生剤という治療方針。

おおむね病状が軽快し、管が抜けるまで、緊急入院から約1ヶ月。

初週は寝たきりに近く、翌週からはトイレには車輪付点滴棒を引き連れて自力で行ける程度。
3週目にはデイルームでくつろげるようになったものの、脇に管がある&点滴が腕にある状態だとどうしても手腕胸足腰筋力が劇的に低下してしまい、上記程度の歩行ではゆるやかに低下を続けるわけです。

今思えば管だらけでもリハビリのしようはあったんですが、そんなことに自身で気づける余裕はなかったです。

また私の場合、筋力低下で捻挫をして脇の管が抜けたのに松葉杖を使うという事態にもなり、筋力を戻すのが遅れました。

長く入院してしまうことがある方は多少辛くても(主治医に相談の上)動かせるところは動かし、早めに歩行のリハビリをお願いすることをおすすめします。

さて、一時退院を果たすと、ふくらはぎ、太ももあたりの筋肉は日常生活である程度勝手に回復していきます。
ついでに腹筋も動くのでリハビリしていくと、ここらへんの回復は早いです。
つられて背筋も徐々に回復していきます。

たぶん個人差はあると思いますが私の場合、ベッドにいる時間のほうが長い生活を続けたせいで特にお尻の筋肉が戻りが遅いです。

あと極端に柔軟性がなくなっていました。(筋力低下とあわせてこれがあっての捻挫と思われる)

柔軟は超大事。

柔軟運動は筋力の維持にもある程度役立ちます。

柔軟性に関してはリハビリ云々ではなく自覚さえしておけば防げた気がします。
長期入院や自宅療養することになった場合は、病床でもできるかぎりの柔軟をすることをおすすめします。(ただし主治医には必ず相談してくださいね)

右脇に管があった時のクセでやや右に傾いた姿勢になっていて、腰の神経を圧迫し腰痛と坐骨神経痛になってこれが辛い。
姿勢の悪さに気づいてお腹側と背中側のストレッチをしたらかなり軽減しました。

日常に戻るためには普通の準備運動的な柔軟運動をしたあとに、少し負荷をかけた柔軟をする必要も感じました。

入院前は、ごくゆるくではあるものの筋トレを一年以上週4以上はしていた55歳がこの有様。
なので、人生、なにかあって入院などで動けなくなるのはしかたないとして、その後の回復は早めに手を打てるところは打っておかないと日常に戻るのが大変になるのでみなさんも気をつけてくださいませ。

お読みいただきありがとうございました。

がん治療をしながら喫茶店を続けていきたい、ということを中心に書いていきます。 サポートしていただい場合は茶器などお客様に提供できるものに替えていきたいと思います。 よろしくお願いします。