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【超RIZIN超絶簡単解説】朝倉未来に一般層が乗れない理由は勝つ気持ちが感じられないからである

*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
 またこの記事内で選手や格闘技関係者の敬称を省略している場合があります。予めご了承ください。

➀はじめに

この記事は「超RIZIN」(9月25日12:00開始)の全カードを簡単に解説していこうという記事です。
朝倉未来vsフロイド・メイウェザーの世紀の一戦を始めとした”超”の名にふさわしいカードで構成された大会となっていますので盛り上がっていきましょう!


②三浦孝太vsブンチュアイ・ポーンスーンヌーン

さぁやってきました超RIZIN。
アメリカでのPPV数にこだわったマッチメイクはどこへやら、現在タイで大人気の三浦孝太選手の一戦が組まれました。客層の狙いがふらついているのはイベントとして大丈夫なのでしょうか。

ブンチュアイ・ポーンスーンヌーン選手はタイ出身の元ボクサーでWBOオリエンタルユースのタイトルマッチに挑んだことのある選手です。
筆者はこのWBOオリエンタル王座というのがイメージつかなかったので調べてみたのですが、簡単に言うならWBOアジア太平洋王座のようなものです。WBOが世界の地域にそれぞれで制定したベルトのようでその東洋地域版です。
まぁ同じアジアにアジア太平洋王座がある時点でその価値のレベルはお察しだと思いますけどね。それもユースという年齢の若い選手用のくくりでタイトルを獲っているわけではない選手なので、想定のレベルを悪い意味で凌駕しそうなことが想像できます。
もちろんMMAにめちゃくちゃ適性があって超強い可能性はありますが如何せん試合映像が無かったのでこうやって文章で煽る事しかできないのが現状です。当日を楽しみにしましょう。

三浦孝太選手はその甘いマスクや鍛えられた体つきで何故かタイで超バズっています。彼のバズりっぷりを見ているとヨン様が日本に来た時を思い出しますね。現在三浦選手のインスタフォロワーは日本人格闘家最高の約72,9万人というところからもその人気がうかがえます。大沢ケンジ論でいうと彼が今日本で一番価値が高い格闘家ということになりますがその辺はどうお考えになっているんでしょうかね?

そして8月にはムエタイのレジェンドファイターであるブアカーオ選手とエキシビションとはいえ拳を合わせるのは驚きでした。
ブアカーオ選手とはK-1 WORLD MAX時代に魔裟斗さんやアンディ・サワー氏といった歴戦のレジェンドたちと戦ってきたムエタイのレジェンド中のレジェンドの選手です。
その実績はK-1 WORLD MAXを2004年と2006年に優勝するなどですが、正直ここでは書ききれないほどの実績と戦いを行っていてムエタイの強さやその存在を日本に認知させた選手と言っても過言ではありません。

現在でもタイでとてつもない人気なのですが、そんな選手と戦績的には全く釣り合わない三浦選手がエキシビションをするのは驚きでした。
結果はブアカーオ選手の快勝であり、その内容も芯をずらした打撃で三浦選手へダメージになるような打撃を当てずにただプレッシャーや雰囲気は試合そのままという完璧なエキシビションを行いました。

またそのエキシビションについての記事がありますが、三浦選手がかなりこの試合にビビっていたことやそれでも入場ではそういうそぶりを見せず堂々とした振る舞いで観客を煽るといった大器の片鱗を見せたことについて書かれていますので良かったら見て下さい。

実際の試合の内容については正直予想がつかないですね。ボクシング、ムエタイの経験があるとはいえMMA初戦のブンチュアイ選手とMMAは2戦目の三浦選手の試合ですので展開予想をビタリと当てた人はその先を見通す力を生かして政治家に就職したほうが良いかもしれません。しいて言うなら三浦選手が積極的にタックルに行きそうです。

まだ実力と注目度が釣り合っていない印象を受ける三浦選手ですがいつか来るであろうその華が大輪を咲く時を心待ちにしましょう。
とりあえず次戦はまともなMMAファイターとのMMAが見たいですね。戦績は3戦1勝2敗くらいの相手が丁度良いと思います。


③皇治vsジジ

このカードを組むくらいならメイ様の所から生きのいい若手を呼んできてやらせた方がいいんじゃないかと思いました。
ただこういうカードこそ皇治の兄貴の腕の見せ所ですんでそういうのを楽しみに見たいです。

ジジ選手はフロイド・メイウェザー氏のボディーガードをしており会見の際に朝倉未来選手を突き飛ばしたことで日本では話題になりました。インスタフォロワーが105万人を超えていたりとただのボディーガードにここまで数字がつくメイ様の力を改めて感じます。
体重80Kgで鍛えられた体ですが現在40歳でリングに上がったことが無いためメイ様のもとでしごかれているとはいえまともに試合ができるか心配です。

皇治選手は今年8月に行われたヒロキング戦に続いてボクシングルールでの出場です。本業のキックボクシングでは今年5月に古巣であるHEATの記念大会に出場して敗北したものの試合後に運営が判定を逆転させて逆転勝利をつかみ、プライベートでは新たな女性との路チューがFRIDAYにぶち抜かれるなど話題に事欠かない正に”モテてしゃーない”な状態です。
このFRIDAYの報道も試合が決定した2日後に判明したりと試合までの話題作りに事欠きませんね。

この試合についてですが筆者の憶測ですが実は最初の対戦相手は平本蓮選手だったのではないでしょうか?TwitterでRIZINからふざけたオファーが来てそれを断ったと平本選手が証言していて、その後に皇治選手を相手にしてカードを整えたのではないかと思っています。
プロであるならどんなオファーも断らないのもプロの在り方ですが自分のキャリアやケガを考えてオファーを受け取らないのもプロだと思います。ここら辺の論に関してはどっちが合っているとか無いんで難しいですね。
先日も矢地選手がRIZIN.38でメリットが無い試合を受けたものの反故にされたと珍しくTwitterで怒り心頭していましたが、自分の思っていた意図を組んでもらえませんでした。ヤッチ君は優しすぎるので無駄なSNSをやらず試合とYouTubeに全力を傾けてほしいです。またこの件で結局マジで何にも関係が無かったパンクラスライト級暫定王者のゴリラとRIZIN2戦2勝のサトシに喧嘩売った人は一体何だったのでしょうか。2戦2勝の人はともかくゴリラの意図はわかりませんね。ベルト獲ることに注力しすぎてバナナが足りてないのでしょうね。

試合発表の時点で否定寄りの賛否両論で話題になっていましたが冷静に考えるとおそらく筋トレしかしていない試合経験が無い40代なんて久しくない皇治選手のスカ勝ちKOが見れる可能性だと思いますので、皇治ファンの皆様は試合がバカほど盛り上がった際の格オタの手のひらドリルっぷりを楽しみにしといてください。
実際ここまで見る気のない試合ですら本気で見ない人はどのくらいいるんでしょうかね。トイレ休憩や飲み物を買うためとかで立ち上がる人数の方が個人的に気になっています。


④吉成名高vsバンダサック・ソー・トラクンペット

筆者はアメリカでのムエタイ人気がどんなもんだかはわからないのですが、吉成名高という本物ならアメリカの方でもあっさり受け入れてくれるのではないかと思っています。まぁMMAが世界で1番盛んでMMAに必要不可欠なムエタイの存在を知らないことはないと思いますがね。

バンダサック・ソー・トラクンペット選手は2016年にMAX MUAYTHAIという団体の53㎏のチャンピオンになりました。ムエタイファイターにしては珍しくかなりガンガン前に出てくるファイターで思いっきりヒジを振りながら前進してくるのが特徴です。

また相手がタイでも名前のある吉成選手ですのでやる気は十分でしょう。ムエタイにあまり親しくない人にも受けそうなファイトスタイルですのでこの試合から日本に定着しても面白そうですね。

吉成名高選手はラジャダムナン・ルンピニーというムエタイの2大殿堂をタイ人以外の選手では2人目、日本人としては初めて統一した選手です。また今年4月にはタイ国プロムエタイ協会のベルトを獲ったことで史上初のラジャナムダン・ルンピニー・タイ国プロムエタイ協会の3大ムエタイタイトルを制覇した選手となりました。
またこの大偉業をムエタイでは”神の階級”と呼ばれるミニフライ級(47,15㎏以下)~スーパー・フェザー級(58,967㎏以下)で行いました。ちなみにこの神の階級で初めてタイ人以外でベルトを獲った選手でもあります。この階級はあまりにもタイ人選手が強すぎることから神の階級と言われていますが、そこで初めてタイ人以外の外国人選手としてベルトを獲ってムエタイで最も栄誉とされる3団体の統一まで行った吉成先生は言葉で表せないほどすごい選手なんです。

この選手の現役時代を今日本で見れる幸せですよ。筆者のnoteを読んでいただいている方ならご察しでしょうが筆者はRIZINでの吉成選手の活躍を見て一気に心をつかまれました。ありていに言うならファンです。
その選手が世界的な注目を実際の所はどこまで集めているかわかりませんが、超RIZINという世界に魅せる様の興行に選ばれたことが本当にうれしいです。現在21歳とまだまだ若くこれからの日本の立ち技界を創る1人に成りえる存在ですので今からでも追っかけて古参ぶっていきましょう。

試合の内容は前にガンガン出るバンダサック選手とカウンターを狙う吉成選手という構図になりそうですのでかなり噛み合いは良いと思います。
その中で吉成選手のパンチのカウンターや接近戦でのヒジに注目ですね。日本での試合は本人がかなりKOにこだわっているとの発言があるのでKO決着に期待です。

現在ムエタイはかなり変革の時に立っています。2大殿堂の1つであるルンピニースタジアムのプロモーターの1人にアジア最大の格闘技団体であるONEで1番偉い人であるチャトリCEOが就任しました。今までムエタイは女性がリングに触る事すら禁ずるなどを始めとしたかなり厳しいルールなのですが、それに風穴を開けるように女性の試合をルンピニーで組んだりMMAの試合を行ったりしています。ちなみに先ほど紹介したブアカーオvs三浦孝太の試合はラジャナムダンスタジアムで行われました。
さらに2023年からONE LumpineeというONEとルンピニーが協力して行われる大会の開催も決定しました。これはONEがルンピニーと協力して様々な試合を行うもので世界154か国で放送されることがすでに決定しています。
またONE Lumpineeに出場する選手を決める選定のために日本では吉成選手の主戦場の1つであるBOMという団体がパートナーシップを結びました。
BOMが主催として行われる選定大会ではONEにあるムエタイの複数の階級で日本代表を決めるトーナメントを行うので興味のある方は続報をチェックしてみて下さい。

正直吉成先生の実績なら現在適正階級が無いONEでもそれを創るぐらいの選手なのですが、そうなると今よりは日本で試合を見ることが少し難しくなりそうです。
ですがここで無理に日本に留まるのではなく本場の化け物タイ人との試合も見てみたいのでそれはそれで楽しみです。
吉成名高という本物を観戦しやすい環境で見れるのはいつまでかはわかりませんが、腰に巻くベルトの数が増えることだけは確実です。引退するころには30本くらいになってそうですね。


⑤フロイド・メイウェザーvs朝倉未来

フロイド・メイウェザーがもう1回日本に来日するとは露ほど思っていませんでした。メイ様については飛び道具的な使い方で団体の火力を瞬間的に上げるくらいが丁度良いと1ファンとしては思います。

朝倉未来選手はそのカリスマとコンテンツを創るプロデューサー力の高さ、人に否定的な意見を言われても自分の意見を曲げない意志の強さで日本での格闘家の地位を向上させた人物です。
格闘家がやるYouTubeという格闘家が試合以外でお金を稼げるやり方を作ったことで、金銭面の不安を取り除くことで練習に集中できる環境づくりや格闘家同士の交流のための共通項を作ったこと、一般人へのアピールなどといった様々なメリットを見込んで3年前にYouTubeを始めた先見の明などビジネス方面でその才を輝かしています。
ですが格闘家としてはRIZINでは10勝2敗と勝ち越してはいるものの、RIZINフェザー級初代王者決定戦や20年ぶりの東京ドーム興行のメインといった負けてはいけない試合で取りこぼしている印象があります。

ただ朝倉選手が日本格闘技界にもたらした影響は計り知れないほど大きく、今日の格闘技界を支える人物の1人であることは疑いようのない事実です。

フロイド・メイウェザー氏は50戦50勝無敗、無敗のまま5階級制覇というボクシング史上初の戦績を持っているボクシングが生んだスーパースターです。
また獲ったベルトや倒してきた選手もすさまじくWBCスーパー・フェザー級~スーパー・ウェルター級、WBAウェルター級とスーパーウェルター級のスーパー王者などここでは書ききれないほどのベルトとオスカー・デ・ラ・ホーヤ、サウス・”カネロ”・アルバレス、マニー・パッキャオ、コナー・マクレガーなどといったスーパースターを相手にビックマッチを行ってきました。
また試合で非常に大金を稼ぐことでとても有名です。試合前のトラッシュトークで思いっきり相手やそのファンを煽ることで「コイツが負けるところが見たい!」という目的で多くの人がチケットやPPVを買うことであれだけの大金が生み出すというわけです。
そんなメイウェザー氏のスタイルを表すこんな言葉があります。この言葉でフロイド・メイウェザーという格闘家の稼ぎ方が現れています。

「金を払って俺が勝つことを観たいやつがいる。だがそれよりも金を払って俺が負けることを観たいやつがいる。どちらにせよそいつらは金を払うんだ。」

大金が動くビックマッチについてはFamiliyTimeという格闘技の解説系のチャンネルが動画を出しているので良ければチェックしてみて下さい!
またFamiliyTimeさんは非常にわかりやすい解説動画を多く投稿しているのでこれ以外の動画もチェックしてみて下さい!

この試合をどう受け止めたかの意見の違いは主に3つの派閥に分けられると思います。朝倉未来ファン、超RIZINが嫌いな人たち、とりあえず傍観している人たちです。ダークライや何も知らない大泉洋もびっくりな濃いメンツですね。
朝倉未来ファンの方々は勿論諸手を挙げて大喜びでしょう。自分たちの推しが正真正銘の世界一をリングに呼んできたわけですからお祭り騒ぎです。
超RIZINが嫌いな人たちはジモキック問題と似たような感じだと思ってます。自分らの払う大金が興味のないどころか品行方正に中指立てているメイウェザーの財布に行くなんて耐えきれないという感じではないでしょうか。
とりあえず傍観している人たちはいわば野次馬です。適当にいろいろ言ってるので反応していただけると嬉しいです。ちなみに筆者はこの派閥です。

ですがこのカードの賛否については意見は真っ二つに肯定と否定でわかれていると思います。その理由はおそらく今回の朝倉未来選手に乗れない人間が朝倉未来に対してファンでもアンチでもない層からめちゃくちゃ多くいるからです。

その理由としてはこの試合がエキシビションながら全然盛り上がらず一般層が試合に乗れないところにあると思います。
エキシビションを盛り上げる方法は主に2つに分けられます。
1つ目はトラッシュトークや会見での乱闘騒ぎといったわかりやすい対立構図を作る煽り合いです。これはメイウェザーvsマクレガーがわかりやすいでしょう。当時ボクシング49戦49勝のメイウェザーに史上初のUFC2階級同時王者であるマクレガーの一戦ですが、とにかく両者ともトラッシュトークが上手くステージを盛り上げる達人でもあったためこのエキシビションは会見だけでロサンゼルス、トロント、ニューヨーク、ロンドンの4都市を回るツアーになりました。
これらでマクレガーは得意のトラッシュトークだけではなくメイウェザーの頭を触ったり、負けじとメイウェザーもトラッシュトークやマクレガーの出身国であるアイルランドの国旗を背負ったりと会見だけでも大盛り上がりでした。正直会見だけでも必見の価値ありです。

ですが今回の朝倉選手ではどうでしょうか?対戦相手のことを歯牙にもかけずに全く関係ないことをしゃべるメイウェザーに対して朝倉選手は会見場ではろくなトラッシュトークもせずMMAグローブをポンと置いただけ。フェイスオフの際にもボディーカードのジジに押されるというパスを出されても何もしない。平本選手が乱入しなければもうちょっと空気は悲惨なものになっていたと思います。
そして極め付きは自身のチャンネルやAMEBAといった自分の仲間やビジネスパートナーという名のイエスマンしかいない状況でしかまともなコメントをしないというのです。その内容もどこか自分の格を下げるような漫画での三下キャラが言うようなコメントばかりでファン以外にはあまり響かない印象です。

朝倉選手が会見時にメイウェザー氏のトラッシュトークに対してろくに応じなかった理由はシンプルに英語がそこまでしゃべれないという理由でしょうが、おそらくこの試合が自分の中で重要度が高かったらあれだけ頭の良い人ですのでさらりと英語を使ってメイウェザーとも激しい舌戦を繰り広げると思うんですよ。そっちの方が絶対盛り上がるのにただそうしなかったということはこの試合の重要度は僕らが思っているより朝倉選手の中では低いということです。もちろんこの1点だけで言い切るのは早計ですがね。
そりゃメイウェザーも自分のInstagramで9月18日に東京で行うイベントの告知はしてもこの試合の告知を一切しないはずです。自分と一緒に自分の方法で盛り上げてくれないヤツとは一緒に仕事はしたくないでしょうしね。

2つ目はエキシビションながら本気で勝つ気を持ってそれをリングであらわにすることです。
前述したメイウェザーvsマクレガーは戦前はマクレガー圧倒的不利でメイウェザーには1発もパンチが当たらないんじゃないかという意見が多くありましたが、ふたを開けるとマクレガーは敗れはしたものの当てたパンチの数や強打の数はあのマニー・パッキャオを上回る結果となり、戦前は多くの人がマクレガーを批判していましたが試合後には手のひらを返すようにマクレガーを称賛しました。
そしてこの方法でメイウェザーとのエキシビションを大きく盛り上げた選手がいます。その選手は体重やルールといったほとんどの点でメイウェザーが上回っていて圧倒的不利とされていながら勝つことを最後まであきらめていませんでした。そうです。那須川天心のことです。

あの神童は当時20歳でしたがフロイド・メイウェザー相手に弱音は見せず最後まで勝つことをあきらめていませんでした。じゃなかったらリング上で彼が流した涙は一体何だったのでしょうか。
当時筆者は今と比べて全然格闘技に詳しくはなくこの試合も「相手はすごいけど天心なら何かやってくれのでは⁉」と思っていました。しかし現実は非常であり那須川天心はフロイド・メイウェザーに敗れました。今ならこの試合がどれだけ天心不利かはわかるのですが当時の筆者を始めとした一般層は「天心なら何かやってくれる⁉」と思っていました。それだけの熱と盛り上がりを作ったのはひとえに那須川天心が最後の最後まで勝負をあきらめていなかったからだと思います。

そしてこれが今回の試合で多くの人が朝倉未来に乗れない最大の理由だと思うのですが、どうにも朝倉未来から”勝つ”という気持ちが感じられないところです。
会見や動画で話すことは試合後の世界への影響や1発当てればいいという消極的な意見などどうにもこの試合について絶対に勝つという気持ちが感じられないのは筆者だけではないと思います。
朝倉選手自体もどこまで本気で勝つ気なのかはわかりませんが少なくともファンの方の「世界一に挑戦だ!」「天心の時はみんな応援していたのになぜ応援しない⁉」といった強い意見と同じくらいの熱量は感じられません。

おそらくそれも多くの人が今回の試合の朝倉選手に乗れない理由でしょう。本人がやる気や勝つ気持ちをアピールをしなければファン以外の一般層には熱が回りません。そこが無ければ一般層は盛り上がらないしそこが天心戦との最大の違いだと思います。
まぁ色々Twitterでは否定的な意見が散見されている超RIZINですがVIP席やS席という高い席はすでに完売していたりと売り上げ的には上々でしょう。そこら辺を考えると少なくとも興行的にはメイウェザーvs朝倉未来の是非はすでに結果は出ていると思いますね。

おそらく最初から試合が行われるその時まで賛否両論が出る試合でしょうがどれほどの気合や覚悟を持って朝倉選手がリングに上がるかは気になりますね。ただ絵に描いた餅をせっせとこねても結局は良い試合をして初めて成立する事象だと個人的には思います。


⑥おわりに

今回の記事はいかがでしたでしょうか!
この超RIZIN&RIZIN.38の視聴は今からでも間に合いますので、下部のリンクから自分の都合の良いPPVを買ってみて下さい!

また同日に開催される「RIZIN.38」についても解説記事を書いたのでもしよければチェックしてみて下さい!

この記事や今までのnoteに対しての感想や意見はドシドシお待ちしていますのでコメントやTwitterで反応や拡散をしていただけるととてもうれしいです!泣いて喜びます!

ここまで読んでいただきありがとうございます!



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