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偶然購入した古い家に残されていた物を見て心揺れ動いている話

たまたま衝動買いした超激安不動産。荷物処分無しだと安値から更に大幅値引きと聞いてそちら選択したら、ほぼそのまま生活してたような家具や家電、骨董品、賞状や写真等が大量に残されていた。

勤務先から5分、県庁や市役所からも10分は掛からなそうな場所に、古くても駐車場3台付き広め土地物件を激安で買えるのはありがたいな、とは感じていた。

売り主さんからは体調悪く、手術を控えているが命がいつ無くなるかわからない。先祖から貰った思い出沢山の屋敷を大事に使ってくれるなら、という話はされていた。

売り主さんの詳しい事情、素性は知らなかった。でも大量に残った荷物を見るとイロイロなことがわかって来て、心揺さぶられている。

書棚も沢山あり、大量に本も残されていたが、書棚の奥から出て来たメモ付き冊子を見て、衝撃を受けた。

自分の母校、かつ自分が現在勤務し、同窓会役員として寄付金数千万円集めている同窓会名簿がそこにあったのだ。たまたま購入した家の書棚から、自分の名前や実家住所も発掘してしまった。


売り主さんのメモや書き込みを見ると、売り主さんも母校OBの大先輩、そのお父さんも、そのまたお父さんも超大先輩OB。親戚その他も大量にOBがいて、その中に自分の高校時代の部活先輩も。

売り主さん一族は戦国時代の有名武将子孫の有名一族。その一族の建物は近隣市町村で資料館になっていたりする。

(仲介した不動産者さんも、司法書士さん等もOBだった。何処まで状況わかっていたのだろ?こちらの素性は詳しくは言ってなかったけど、調べられてた雰囲気も少し感じてはいた)

地元市町村の観光紹介所のパンフレットが結構沢山あるなぁ、と思ってよく見てみたら、そのパンフレットの写真は売主のお父さんが撮影したとの記載。沢山の賞状や盾を貰うセンスがある人だったんだなぁと。素敵な写真は数えられないほどあり、額縁に入れられる様に拡大印刷されているのも一杯。

マメな性格の人だったらしく、色んな物がメモ書きで沢山のこってる。有田焼やら何やらの陶器、漆器、掛け軸や書。

しかし、売り主おじいさんは生きてるんだし、その子も孫もいるのに、賞状や写真、直筆書とかは引き継がないのかなぁ、とちょっぴりセツナクなったり。

自分もいつまで生きるのかは謎だけど、終活も意識しながら、できるだけ有意義にやっていきたいな、と思いつつ少しづつ、新居の荷物整理。


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